榛名湖とは?
榛名湖(はるなこ)は、群馬県西部にある湖です。
周辺には趣のある建物もあり、夏には花火大会も行われるので、群馬県人にはおなじみのスポットかもしれませんね。
バス釣りの名所としても有名ですが、冬はなんといってもワカサギ釣りが人気です。
秋も楽しめるワカサギ釣りの名所
榛名湖がワカサギ釣りの名所と呼ばれるのは、ワカサギを狙えるシーズンが長いこともひとつの理由。
ワカサギは氷上で氷に穴を開けて釣るイメージが強いですが、群馬ではさまざまな湖で秋のワカサギ釣りが楽しめて、榛名湖もそのひとつなのです。
とくに榛名湖は秋のボート釣りでも束釣りが狙える名所で、秋も釣り人が多いです。
東日本大震災後は、放射性物質飛来の影響からワカサギの持ち帰りが制限されましたが、逆にそれで釣り場を休めたことによって、近年の釣果はさらに良好になっています。
榛名湖へのアクセス
榛名湖へのアクセスは自家用車がおすすめです。
高崎市内からであれば、国道406号線を通ればわかりやすいでしょう。
ただし、有名ドリフト漫画に登場したとおり急カーブが多く見通しの悪い道のりになるので、スピードを出すのは厳禁。
冬はスタットレスタイヤを装備し、安全運転を心がけましょう。
自家用車の場合、高崎市内から50分~1時間の移動時間になります。
もし自家用車がない場合は、JR高崎駅西口バスターミナルからバスでのアクセスも可能です。
バスの場合は、順調に運行した場合1時間半程度の時間がかかります。
秋のワカサギ釣り
榛名湖でワカサギ釣りをするならぜひ一度試してほしいのが、例年9月ごろに解禁される秋のワカサギ釣りです。
冬のワカサギ釣りに慣れていてもやや釣り方が違うので、どういったポイントに重視して釣ればいいのか解説していきます。
ボートでまったり
榛名湖の秋のワカサギ釣りはボートからの釣りになります。
秋はワカサギの群れが散りやすいこともあり、比較的まったりした釣りですが、好ポイントを引けば休む暇なく釣れることもあります。
ポイントは日々変わるので、釣り船屋で聞けば丁寧に教えてもらえますし、湖を見渡して人が固まっているエリアを観察してみましょう。
シーズンイン直後は船を怖がってワカサギが逃げてしまうので、3m~4m程度の長竿を使うとコンスタントに釣れるでしょう。
底から中層を探ろう
シーズンイン直後のワカサギは、身を隠せる水草や藻の上を泳ぐので、中層付近の魚影が濃くなります。
水深6m前後、もしくは藻のある所の1~2m上に餌を垂らせばよくアピールできるでしょう。
徐々に気温が下がるにつれて、ワカサギはやや深い場所に移動します。
そのころにはボートへの警戒心もなくなるので、竿の感度も重視して短いワカサギ竿を使ってもいいでしょう。
冬のワカサギ釣り
レジャーとしてもおすすめなのが、冬の氷上ワカサギ釣りです。
年明けに氷の厚さを調査して、十分な厚さになった時点で解禁されます。
氷上ワカサギ釣りのコツもあわせてご紹介します。
氷に穴を開けて穴釣り
冬の榛名湖では、氷に穴を開けて穴釣りを楽しみます。
まるでキャンプ場かのようにテントが点在するのはもはや風物詩ですね。
穴釣りの場合は長い竿では扱いにくいので、数十センチのワカサギ専用の竿を使用しましょう。
各旅館などでレンタルもありますので、入漁料の支払いと一緒に予備を何本か借りてくるのもいいかもしれません。
秋のように水中の状況でポイントを選べませんが、ひとつコツがあります。
榛名湖ではかなり本気のワカサギ釣り師も多く、電動リールや魚群探知機が当たり前のように見られます。
そういった方が選んだ場所は次の日も釣れる確立が高くなるので、まとまって穴が開いている場所があればその付近で釣るといいでしょう。
底から幅広く探ろう
秋には中層で泳いでいたワカサギも、寒くなると底を好んで泳ぐようになります。
底から3m程度を探るのが基本ですが、氷上ワカサギ釣りでは幅広いタナを探ってみることをおすすめします。
これは、餌の匂いは水に入れた瞬間が一番強く、そこから広がっていくからで、ワカサギが表層に向かってタナを変えている可能性があるからです。
ただ底だけを探っていると浮いてきたワカサギの目の前をスルーしてしまうことになるので、底で反応が悪いときは撒き餌効果も狙って中層や表層も探ってみましょう。
もちろんセオリーどおり底を探って反応があれば、底を中心に探ってかまいません。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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