スペインでサーフィン:バスク地方
日本でも「スペイン美食の宝庫」として名高いバスク地方。
しかし、グルメな街として有名なサンセバスチャン近郊の海では、サーフィンを楽しむこともできるのです。
実は、バスク地方はスペインおけるサーフィンのメッカ。
国際大会がこの地域の海岸で開催されることも、珍しくはありません。
このあたりで有名なのがサラウツ(Zarautz)の海岸です。
このサラウツの海岸には常時3m以上の波が押し寄せます。
初心者から上級者まで、すべてのレベルのサーファーが楽しむことができる場所です。
ちなみに、サンセバスチャンの市内でも、サーフィンを楽しむことができます。
グルメを楽しむ人でいっぱいの旧市街の東側に、ズリオラ(Zurriola)という海岸があります。
ここがサンセバスチャン市内でのサーフィン会場です。
この海岸の近くにある多くの宿泊施設では、サーフボードがレンタルできるところも少なくありません。
例えば、ズリオラの海岸からわずか200mのところにあるコバ・ホステル。
ここでは、サーフボードを1日25ユーロ、スイムスーツを1日10ユーロでレンタルすることができます。
グルメの後に、サンセバスチャンでサーフィンを楽しんでみてはいかがでしょうか。
スペインでサーフィン: カディス
サーフィンでも有名なバスク地方。
しかし、スペイン北部に位置する地方のため、冬の厳しさはかなりのもの。
そんな時期に、暖かいところでサーフィンを楽しみたい方におすすめなのが、スペイン南部アンダルシア地方にあるカディスです。
カディスは年間300日晴天の日が続く、太陽に恵まれた土地。
海水温は冬でも15度前後。
夏には25度近くにまで水温が上昇します。
カディスのサーフィンのメッカは、エル・パルマル(El Palmar)。
カディスの市内から南へ60㎞ほど移動した場所です。
ここでサーフィンを楽しむなら、夏以外の季節がおすすめです。
というのも、夏はこの場所はとにかく人が多く、若干殺気だった雰囲気が海岸線を埋め尽くします。
ただし、この海岸のウィークポイントはカディスの市内から遠いこと。
自動車をレンタルすることが必要になります。
車は持っていないけど、カディスでサーフィンを楽しみたい方にはカディスのすぐとなりに良い場所があります。
それがプラヤ・デ・コルタドゥーラ(Playa de Cortadura)。
砂浜が続く、波が比較的穏やかな海岸なので、初心者におすすめの海岸です。
スペインでサーフィン: カナリア諸島
南国スペインを思う存分楽しみたい方は、イベリア半島から足をのばして、アフリカに近いスペイン領・カナリア諸島まで移動しましょう。
この地では、1年を通してサーフィンを楽しむことができます。
カナリア諸島にある6つの島すべてでサーフィンを楽しむことができますが、今回はとくにグランカナリア島にある海岸をご紹介します。
まず、プラヤ・デ・エル・コンフィタル(Playa de El Confital)
グランカナリア島の最大都市のラス・パルマス・デ・グランカナリアからわずか5㎞しか離れていません。
ここの波はヨーロッパのなかでも非常に評判が高く、チューブと呼ばれる大きな筒状の波が良く現れます。
そのためこの場所は、サーフィン経験の長い上級者むけの海岸です。
また、ラス・パルマス・デ・グランカナリアのほぼ市内にあるラ・デレチョ・デ・ヨレット(La derecho de Lloret)もお勧めのサーフスポット。
市内のホテルからスイムウエアを着て、サーフボードを持って、歩いて海岸にたどり着くことができます。
近くには様々な飲食店や大型のショッピングセンターなどもあり、サーフィンをしない人も1日中楽しむことができるエリアです。
番外編: ポルトガル
スペインのお隣の国であるポルトガルも海岸に面した国です。
この国の海岸線でも、サーフィンを楽しむことができます。
おすすめは、この国の一番南側にあるアルガルベ地方の海岸線。
ラ・プラヤ・デ・ベリーチェ(La Praia do Belich)は、上級者向きの海岸。
一方、中級者に適しているのが、その隣のラ・プラヤ・デ・トネル(La Praia de Tonel )。
ここの海岸には、駐車場が完備されており、近くまで車で行けることもお勧めのポイントです。