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ロードバイクの盗難リスクを下げる要はズバリ「鍵」です。軽量で高価なロードバイクは盗難に遭いやすく、使い方や駐輪状況によって適した鍵を選択する必要があります。今回は、鍵の種類や選ぶポイントをまとめました。筆者がおすすめの鍵もピックアップしていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

鍵は盗難対策の基本


適切な鍵での正しい施錠は、ロードバイク盗難対策の基本です。GPSなどが一般的になった現在でも、愛車を守るためには鍵が欠かせません

近年、筆者の身近なサイクリスト仲間も盗難に遭っている状況があり、鍵の重要さを再認識しています。

以下の記事では盗難のリスクや対策方法についてまとめています。

盗難対策は大丈夫?春サイクリングを楽しむロードバイク防犯ガイド
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ロードバイクに適した鍵とは


ロードバイクに使用できる鍵はさまざまですが、今回は以下4タイプの鍵を紹介します。

  1. U字ロック
  2. ワイヤーロック
  3. チェーンロック
  4. ブレードロック

それぞれの特徴をチェックしていきましょう。

①U字ロック

名前のとおり、U字の形をしているタイプです。U字部分をタイヤとフレームの間に通し、組み合わせて押し込むだけで施錠完了。動かないものに固定できて防犯性が高く、長時間の駐輪時に適しています。

U字部分はシリコンなどフレームを傷つけにくい素材を採用しているケースが多くみられます。ただし、フレームやホイールなど、ロードバイクパーツの固定が難しいケースがあります。その場合はパーツ単体の盗難リスクを抑えるために、長めの鍵と組み合わせるのがマストです。

②ワイヤーロック

複数のワイヤーを束ねてカバーで覆っているタイプです。軽量でコンパクトにできるため、ポケットやツールボックスに収納できます。

長めのワイヤーロックは取り回しがよく、フレームやホイールなどパーツ同士の固定も可能。利便性がよいものの、ペンチなどの工具で切断されるリスクがあるため、人目につくところに駐輪する場合の使用がおすすめです。

③チェーンロック

チェーンを布やビニール素材などのカバーで覆っているタイプです。チェーンが重く携帯性は劣りますが、ワイヤーロックよりも太く頑丈で切断されるリスクが軽減します。

形状が変えられるため、U字ロックに比べて施錠できる場所が多いのも特徴のひとつです。

④ブレードロック

複数の金属プレートが連結されている鍵のことです。折りたたんで収納できて携帯性に優れているのがポイント。頑丈なのでワイヤーやチェーンに比べてペンチなどで破壊されるリスクが抑えられます。

携帯性と防犯性のバランスがとれている鍵だといわれており、サイクリストからの需要が高まっているようです。

鍵を選ぶポイント


施錠していても状況に合っていなければ、盗難のリスクが高くなる可能性があります。また、自身で持ち運ばなければいけないため、ロードバイクの使い方によっても所持できる鍵が変わるでしょう。

携帯のしやすさで選ぶ

身軽な装備が好まれるロードバイクにおいて、携帯性や重量は大切です。普段のライドにおいても、できるだけ身軽にしておきたい人が多いのではないでしょうか。

コンパクトにまとまるワイヤーロック折りたためるブレードロックは携帯性に優れています。そのため、ロングライドや強度の高いサイクリング時におすすめです。

施錠方法で選ぶ

施錠方法はダイヤルを合わせるだけのものや、別途でキーが必要だったりと鍵によってさまざまです。小さなアイテムを無くしやすい人はダイヤル式がマストです。筆者もそのひとりというのはここだけの話。

また、固定物にロックできるタイプか、開閉のしやすさも選ぶポイントになるでしょう。

組み合わせで選ぶ

施錠する際の環境によって鍵を使い分けたり、組み合わせるとより防犯性が高くなります。

通勤や通学などで長時間駐輪する場合は、簡単に壊れないブレードロック全体をつないでおけるワイヤーロックで二重に施錠するなどの工夫がおすすめです。複雑な施錠が見えれば、盗難のために近づくのも諦めるかもしれませんね。

ロードバイクにおすすめの鍵【4選】


ロードバイクに適している鍵を4つ紹介します。それぞれ形状の違うタイプをチョイスしたので、購入を検討している人はぜひ参考にしてくださいね。

ワイヤーロック:crops(クロップス)/Q-BIRO mini(バイロミニ)

Q-BIRO miniは、コンパクトで軽量な携帯性に優れたワイヤーロックです。

特殊なスチールワイヤーを採用し、しなやかさと強度を持ち合わせています。約100gと軽量で、ポケットやサドルバッグに収納可能。バリエーション豊富なカラー展開は、アクセントとしても最適です。

また、鍵を持ち歩く必要がないダイヤル式のため、小さい鍵を無くす心配がありません。メインロックと組み合わせて使うことで、より高い防犯性が期待できます。短時間の駐輪やサブロックにおすすめです。

crops(クロップス)/Q-BIRO mini(バイロミニ)
crops(クロップス)/Q-BIRO mini(バイロミニ)

U字ロック:ACTIVE WINNER(アクティブウィナー)/U字ロック

高強度のスチール製で優れた防犯性能を誇るのが、ACTIVE WINNERのU字ロックです。

ボルトカッターやハンマーによる破壊に強く、ロードバイクの盗難対策に最適。U字部分はフレームを傷つけにくいシリコンコーティングで、耐久性も抜群なのはうれしいポイントです。

コンパクトで持ち運びやすく、専用のブラケットを使ってフレームに取り付けられます。街乗りやカフェライドが好きな人は、検討の価値あり。

ACTIVE WINNER(アクティブウィナー)/U字ロック
ACTIVE WINNER(アクティブウィナー)/U字ロック

チェーンロック:Sportneer(スポーツナー)/チェーンロック

高強度のスチールチェーンを採用し、優れた耐切断性を備えた防犯対策用ロックです。

長さ約90cmで、ロードバイクをさまざまな固定物にしっかり施錠できます。表面はナイロンカバーで覆われており、フレームを傷つけにくい設計なのも魅力的。また、ダイヤル式で鍵が不要のため、紛失の心配がなく使い勝手抜群です。

重量があるものの防犯性と利便性に優れたチェーンロックは、近場の通勤通学などにおすすめです。

Sportneer(スポーツナー)/チェーンロック

ブレードロック:ABUS(アブス)/ABUS BORDO LITE(アブスボルドライト)

軽量かつ高い防犯性能を備えた折りたたみ式のブレードロックです。

特殊加工されたスチールブレードは頑丈ながらも約500gと軽量に設計されています。専用マウントを使えばフレームへスマートに装着可。持ち運びやすさに定評があります。

柔軟性があり、駐輪環境に応じた施錠がしやすいのもうれしいポイント。軽さと防犯性能を両立した実用的なブレードロックは通勤からロングライドまで、幅広いジャンルで活躍します。

ABUS(アブス)/ABUS BORDO LITE(アブスボルドライト)
ABUS(アブス)/ABUS BORDO LITE(アブスボルドライト)

筆者の使用している鍵を紹介


筆者が基本的に使用しているのは、おすすめでも紹介したワイヤーロック「crops/Q-BIRO mini」です。

ダイヤル式なので鍵が必要なく、使いたいときにすぐ使用できる点が気に入っています。普段のサイクリングでは補給食を持ち歩いてあまりお店に寄らないのもあり、いまのところ盗難被害に遭っていません。また、仲間のサイクリストとカフェライドなどをする際には、お互いのロードバイクを固定しあったりもしていますね。

ワイヤーロックは手軽に使用できますが、工具で切られるリスクを考えると多少不安な気持ちもあるため、今後走行距離が増えるようであれば、タイプが違う鍵との併用を検討しています。

ロードバイクの盗難リスクを下げるためには、適切な鍵選びが重要です。U字ロックやチェーンロックなどを用途に応じて使い分け、ときには複数の鍵を併用することで防犯性を高めましょう。しっかりと対策を講じて素敵なロードバイクライフを楽しんでください。

yomec(よめしー)

ライター

yomec(よめしー)

自然豊かな新潟県在住、夫婦でロードバイクを楽しんでいる自転車ライター。子育てしながらトレーニングする方法を日々模索中です。今ではヒルクライムを中心としたレースが家族旅行に。愛車はSPECIALIZEDとBROMPTON。夫婦での所有スポーツバイクはなんと8台。ファミリーでも楽しめる自転車の魅力を発信します。