子どもを料理デビューさせるのに、キャンプは絶好の機会です。ちょっとしたお手伝いでも、自分で作ったと実感でき嬉しいはず。自然と食べ物に興味を持つようになり、食育にもなります。子どもと料理をするときの注意点と、安全に楽しく作れるメニューをご紹介します。

子どものクッキングデビュー!注意点は?

キャンプ 子ども料理

キャンプに出かけたら、子どもと一緒にごはんをつくってみましょう。子どもの料理デビューを楽しい経験にするには、子どもが「自分でできる」と思えるように、少しずつチャレンジさせることが大切です。

お手伝いさせる作業も、年齢に合わせて適切なものを選びましょう。レタスなどの葉ものを手でちぎることは1~2歳でもでき、3〜4歳になればピーラーなどの道具も使えるようになります。

ピーラーを使うときは、まな板に食材を置いて固定すれば、手を切らずに上手に皮むきできますよ。ハンバーグのタネや、ピザ生地をこねたりするのも、進んでやりたがるはずです。

4歳以上なら、子ども包丁を使って野菜を切ってもらいましょう。大人用の包丁は大きくて握りづらく、落としたりすると危険なので、必ず子ども用の包丁を用意してください。

子ども用の包丁は、小さめで握りやすく、先端が尖っていないので安全です。大人の調理場とは別に、子どもが作業するスペースを作ってあげるといいですね。

キャンプテーブルを子どもの作業台にすれば、座りながら落ち着いて作業に集中することできますよ。

親が他の作業をしていると、子どもから目が離れてしまうことが多いのですが、子どもが作業しているときは、絶対に目を離さないことが大切です。

例えば、煮込み料理を煮ている間などに、子どもともう1品作るようにすると効率がよく、きちんと見守ることもできますよ。

刃物を使い終わったら、その都度ケースにしまったり、トーチなど熱くなるものは、子どもの手に触れにくいところに置いたりと、片付けも並行して行いましょう。

 

子どもと一緒に作りやすい、晩ごはんのおすすめメニュー

キャンプ 子ども料理 ごはん

外で食べるごはんは何でもおいしいですが、自分で作るともっとおいしいと思ってくれるはず。

子どもが大好きなメニューなら、楽しんでお手伝いしてくれるでしょう。次回のキャンプごはんの参考にしてみてくださいね。

《メインメニュー》

バーベキュー

やっぱりキャンプといえばバーベキューですよね。野菜を切るのは事前に家でやっておき、子どもには串に刺す作業などをやってもらいましょう。

串の取り扱いには十分注意してくださいね。

カレー

子どもでも簡単に作れる定番メニューです。料理デビューはカレーという子は多いかもしれませんね。

野菜は多少大きく切ってもおいしいですから、あまり口出しせずにやらせてみましょう。ごはんは無洗米を使うと時短になり、水も節約できます。

トマト煮込みハンバーグ

事前にタネを作っておき、当日は形成だけやってもらうと、時間がかからないのでおすすめです。

ハンバーグは焼くだけでもいいですが、煮込みにするとソースを作る必要がなく、余った汁にパスタやごはんを入れてリメイクできますよ。

焼きそば

キャベツは柔らかいので、子どもでも切りやすくおすすめです。包丁が使えない小さな子どもには、ちぎってお手伝いしてもらいましょう。

もやしのひげを取ったり、盛りつけを手伝ってもらうのもいいですね。

ピザ

生地はできているものでもいいですし、余裕があれば粉からこねて作ってみましょう。好きな具材を乗せて、フタ付きフライパンで焼けばできあがり。

スキレットで焼くと、パリパリもちもちして最高においしいですよ。

《サイドメニュー》

即席豆腐

成分無調整豆乳とにがりを混ぜて、湯煎するだけで完成です。「実験みたい」と、子どもは喜んで取り組むでしょう。

焼きもろこし

子どもにはハケでお醤油を塗って、お手伝いしてもらいましょう。あとは焼くだけの、お手軽に作れる定番のレシピです。

生春巻き

好きな野菜をまきまき。手づかみで野菜をたくさん食べられるので、小さい子どもにもおすすめです。

朝ごはん&おやつのおすすめメニュー

キャンプ 子ども料理

《朝ごはん》

ホットドック ホットサンド

ソーセージやハム、野菜やチーズなどをパンに挟むだけで出来上がり。子どもには、ケチャップやソースなどをかける係をしてもらっても楽しそうです。

焼きおにぎり

おにぎりを握ってもらったり、ハケでお醤油を塗ってもらったり。焼きたてアツアツのおにぎりは、みんな大好きで待ちきれません。

《おやつ》

焼きリンゴ

芯をくりぬいた穴に砂糖やシナモンを入れ、アルミホイルで包みフライパンやコンロで焼きます。

くりぬき器は、100円ショップなどでも売られていて、子どもでも安全にくりぬけますよ。

焼きマシュマロ

串に刺して、炭火や焚火で焼くだけの、子ども大喜びのおやつ。火に近づけすぎると焦げるので、遠くでジワジワ焼くのがコツです。

ビスケットにチョコレートと一緒に挟んで、スモアにしてもおいしいですね。

キャンプ 子ども料理

くるくるバームクーヘン

アルミホイルを巻いた竹筒に、ホットケーキミックスを少しずつ塗りながら回し、炭火で焼いていきます。

かなり地道な作業なので、子どもは途中で飽きてしまうかもしれませんが、最後までやりきればかなりの感動を味わえますよ。

キャンプでのお手伝いがきっかけで、今まで嫌いだった野菜を食べるようになったり、家でも料理を手伝うようになったという子も多いそうです。刃物の扱いなどはハラハラすることもあると思いますが、なるべく自由にやらせてあげると、子どもは自信がつきます。家で準備をすると片付けの手間も省略できるのでおすすめです。子どもの喜ぶメニューを取り入れて、キャンプごはんを楽しんでくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。