紅葉登山を楽しむプラン4選
暑い夏が終わると、朝晩の寒さとともに、山々では紅葉シーズンがスタートします。圧巻のパノラマビューを求めて、「紅葉登山を楽しみたい!」と思いつつ、自分の要望に合う山を調べているうちに、最盛期を逃してしまうことも。
そこで今回は、さまざまな登山スタイルにあわせて紅葉を楽しむために、以下の4つのプランをご提案します。
- 本格的な登山で紅葉を楽しむ
- ロープウェイを利用して紅葉を楽しむ
- 名所を巡りながら、紅葉を楽しむ
- 沢登りで紅葉を楽しむ
自分が体験してみたい紅葉登山のスタイルがわかれば、適した山を見つけやすくなります。それぞれのプランを詳しく紹介しますので、ぜひチェックしてみてください!
①本格的な登山で紅葉を楽しむ
紅葉だけでなく、登山での達成感も味わいたい人は、中級者向けの本格的なコースがおすすめです。普段歩いている時間より少し長めのコースや、岩場・鎖場などがある山を選ぶと、登山スキルのアップにもつながります。
コースタイムが長くハードな山でも、色鮮やかに染まった景色を眺めながら登れば、疲れも吹き飛ぶはず。頂きに立つ瞬間は、絶景に心が震えるでしょう。
以下の記事では、本格登山と紅葉を楽しむプランを具体的に紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【紅葉山行プラン・Part1】本格登山と温泉を満喫!中級〜上級者向けの山3選
②ロープウェイを利用して紅葉を楽しむ
2つ目の山行プランは、ロープウェイを利用する登山です。標高の高い場所からスタートできるので、登山をはじめたばかりの人や、ハードな登山を避けたい人向け。家族や友人とも、のんびりと紅葉を堪能できるでしょう。ロープウェイからは、徒歩では見られない、彩り豊かで壮大な景色が眼下に広がります。
ロープウェイを使って紅葉を楽しむプランについては、下記の記事をぜひ参考にしてみてください。
【紅葉山行プラン・Part2】ロープウェイでのんびり登山と絶景を堪能するコース5選
③名所を巡りながら紅葉を楽しむ
3つ目の山行プランは、山登りだけでなく、名所巡りもしながら秋旅を楽しむスタイルです。紅葉シーズンは、歴史ある古跡や景勝地も美しいもの。せっかく山の近くにあるなら、ぜひ立ち寄ってみましょう。
ピークを踏むことにこだわらず、美しく色づいた景色を堪能するだけでもGOOD。日常の忙しさを忘れて、ゆっくりとした時間を過ごせます。充実した秋旅を満喫したい人におすすめです。
山の紅葉を眺め、周辺の観光もできるプランについては、下記の記事をぜひご覧ください。
【紅葉山行プラン・Part3】名所巡りも楽しむ欲張り登山メニュー5選
④沢登りで紅葉を楽しむ
4つ目にご提案するのは、いつもの登山とは少し違う体験ができる沢登りプラン。一般的な登山道は通らず、沢を登る登山スタイルです。
登山道から離れるバリエーションルートなので、登山者が少なく、静けさのなかで紅葉を楽しめます。秋色に染まる美しい木々や、水の音に癒されるでしょう。
ただし、沢登り用のウエアや装備は必須です。はじめて沢登りに挑戦する場合は、ツアーに参加して経験を積むとよいでしょう。
以下の記事では、沢登りビギナーでも比較的行きやすいルートを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
【紅葉山行プラン・Part4】沢登りで紅葉を楽しむ!秋におすすめのルート3選
紅葉シーズンの登山の注意点3つ
紅葉シーズンの登山で、覚えておきたいことを3つご紹介します。秋の登山は夏とは違ったリスクがともないます。どのようなことに気をつけたらよいのかを知って、準備を万全に整えておきましょう。
①日照時間の短さを考慮する
秋になると日の入りが早くなり、日照時間が短くなります。とくに樹林帯は木々で光が遮られ、昼間でも暗くなりがちです。
工程が長い場合は、できるだけ明るいうちに下山できるよう、余裕をもった登山計画を立てましょう。万が一に備えて、日帰りでも必ずヘッドライトを携帯してください。
②秋雨前線の予報をチェックする
夏から秋へ移り変わるシーズンは、大気の状態が不安定です。台風の動向に注意するのはもちろんのこと、秋雨前線も発生しやすくなります。秋雨前線が停滞していると、台風が離れていても大雨になることがあります。
天気が不安定や秋山では、晴れていると思っても、突然ゲリラ豪雨になることも。標高が高い山では、降雪に見舞われる場合もあるでしょう。
秋山に出かける際には、予報が変わっていないか、最新の天気を忘れずチェック!もしもの雨に備えて、レインウエアは必ず準備しておくのがおすすめです。
③防寒着を用意する
紅葉時期は日中と朝晩の気温差が大きいため、服装選びが難しいところです。早朝は寒くても、登山中は汗をかくくらい暑くなります。汗冷えしないよう、脱ぎ着がしやすいレイヤリングを心掛けてください。
また、秋は急激に温度が下がることもあります。とくに標高が高い山では、低体温症のリスクを避けるため、体を保温する防寒着が欠かせません。軽い山登りのつもりでも、登山に適した服装でのぞみましょう。
ライター
yuki
幼少期からキャンプや釣り、スキーなどを楽しむアウトドアファミリーで育つ。10代後半は1人旅にハマりヨーロッパや北米を中心としたトラベラー期となる。現在もスキー、スノーボード、ダイビングなど海や山で活動中。「愛する登山」は低山から厳冬期の雪山まで季節問わず楽しむhike&snowrideなスタイル。お気に入りの山は立山連峰!Greenfield登山部/部長の任命を受け部活動と執筆活動に奮闘中。