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3月から9月中旬頃まで楽しめる潮干狩り。家族や友達どうしで気軽に楽しめるアウトドアレジャーです。採った貝をおいしく食べられるのも魅力ですね。今回は、アサリ・ハマグリをメインに、潮干狩りの基礎知識を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

潮干狩りの時期

アサリ・ハマグリの潮干狩り

潮干狩りが一番行いやすい季節は春。気候がよいのにくわえ、1年のうちで潮が一番引く時期なので、貝が採りやすい季節です。もっとも人気があるシーズンといえるでしょう。

また、潮干狩りの客が減りがちな夏も狙い目の季節。海のなかに入りこんで採れるので、隠れたポイントで大物を狙うことも可能ですよ。

潮干狩りに適した時間帯

アサリ・ハマグリの潮干狩り

狙い目は大潮か中潮のころ

潮干狩りの場合、潮の干満差が大きな大潮か中潮の時期を基本的に狙います。潮の状況は、スマホアプリの潮見表を参考にしましょう。
潮見表をチェックする際は、潮の状況や干潮の時間帯を見るだけではなく、潮位もしっかり確認するのがポイント。潮位の数字が小さければ小さいほど、潮がよく引いているので狙い目ですよ。

干潮時の前後2時間がベストタイミング

潮干狩りでベストな時間帯は、干潮の約2時間前から干潮時、そしてそこから潮が満ちていく2時間後ぐらいまでです。とくに、干潮時に集中的に掘るようにすると、数多くの貝が採れますよ。

アサリとハマグリはどんな貝?

アサリ・ハマグリの潮干狩り

その場にいたら簡単に採れる!アサリ

アサリは、潮干狩りでもっともポピュラーな貝です。砂浜の表面近くに群生しているので、群れを見つければ簡単に採れます。

食味にすぐれており、潮干狩りで採ったものは格別のおいしさがありますよ。自分で採った達成感もあるので、よりおいしく感じられるでしょう。ただし、人気な貝なだけあり、採れる量が減少傾向にあるようです。

潮干狩りで意外に採れる!ハマグリ

高級な貝として知られているハマグリですが、潮干狩りで簡単に採れます。場所によっては、アサリより採れることもありますよ。ハマグリはやや深めの場所に潜っているため、採り残されている場合がよくあるからです。

食味がよく、潮干狩りで採れる貝のなかでもトップクラスにおいしいといえます。さらに、どのような料理にあうのもうれしいポイントですね。

潮干狩りに必要な道具

アサリ・ハマグリの潮干狩り

潮干狩りをする際は、下記のものが必要です。これらのなかでもとくに重要なものについて説明します。

  • 手足を拭くタオル
  • 貝をとる熊手
  • 貝を入れる網
  • 貝を保存するクーラーボックス
  • 水辺で動きやすいマリンシューズ
  • ドライバッグ
  • 深場でハマグリを探るモリ
  • 内側がゴム生地の軍手

水辺で動きやすいマリンシューズ

マリンシューズがあれば、潮干狩りがしやすいでしょう。サンダルと異なり、貝殻やゴミによるケガをしにくいといえます。また、広大な砂浜は、サンダルよりマリンシューズのほうが歩きやすいでしょう。

ドライバッグ

防水性が高いドライバッグを持っていくと、濡れた衣服を入れたり、採った貝を入れたりと、なにかと重宝します。

深場でハマグリを探るモリ

魚を突くモリは、大型のハマグリを探す際に活躍します。海の深場まで入っていき、モリを砂地に突き刺して貝の感触を探りましょう。感触があった場所を掘ることで、効率的に採れますよ。

内側がゴム生地の軍手

内側がゴム生地の軍手は、砂に手を突っ込んで貝を探すときに、貝殻などで手にケガをするのを防止してくれますよ。ホームセンターや100均の園芸売り場などで販売されているので、確認してみてくださいね。

潮干狩りのやり方

アサリ・ハマグリの潮干狩り

潮干狩りのやり方は、アサリとハマグリで異なります。ぞれぞれについて、具体的な採り方を紹介するので、参考にしてください。

アサリの採り方

基本的に、アサリは水管を伸ばせば砂の上に出るほどの深さに潜っています。そのため、波打ち際に空いている穴を探し、10cmほど掘ってみましょう。

また、穴がなくてもその場にいる可能性があります。干潮時でも水没するようなやや深い場所にも生息しているため、積極的に探ってみてください。浅場であまり採れないときは、あるていど水深のあるところも探るのがポイントですよ。

さらに、アサリは密集して生息する習性があります。そのため、1つ見つければその周囲にまだ潜んでいる可能性が高いでしょう。アサリを見つけたら、広く浅く探ってみてください。

また、石の裏なども狙い目です。石の下は掘りにくく、あまり人の手が入っていないので、アサリが残っている可能性がありますよ。

ハマグリの採り方

ハマグリは、砂浜の15cmほど下にいることが多い傾向があります。そのため、ハマグリ狙いならば、砂を深く掘りましょう。

また、ハマグリの大物はやや深い場所にいることも多いのが特徴。大物狙いであれば、夏なら水着、それ以外の季節ならウェーダーを着込んで、海のなかに入り込んでハマグリを探ってみましょう。

アサリほどではありませんが、ハマグリも1個見つかれば、近辺に何匹もいる可能性があります。1個採れたら、周囲を丹念に探ってみてくださいね。

貝の持ち帰り方

アサリ・ハマグリの潮干狩り

貝は基本的には水に浸けず、クーラーボックスに入れて持ち帰りましょう。車内に長時間置いた際、水温が上昇して貝が弱る可能性があるためです。

ただし、保冷剤を入れた大型のクーラーならば、海水を入れて貝を持ち帰るのもOK。砂抜きも同時にできるため、家に帰ってすぐに貝を食べられるのが利点です。

砂抜きは、貝が採れた場所の海水がベスト。ただし、電車やバスなどを利用しており、持ち帰る荷物を減らしたいなら、海水と同じ3.4%の濃度の塩水を自宅で作っても問題ありませんよ。

砂抜きのやり方

アサリ・ハマグリの潮干狩り

アサリ・ハマグリともに砂抜き方法は同じです。まずは、頭が少し出るまで海水に浸します。海水に浸す際は、上の貝が吐いた砂を下の貝が吸うのを避けるため、貝が重ならないよう平らに並べるのがポイントです。

その後、容器を新聞紙などで覆い、遮光して静置しましょう。新聞紙などで覆わず、そのまま冷蔵庫に入れるのもおすすめです。これは、薄暗い環境下だと貝が砂を吐きやすい性質を利用しています。

3〜4時間ほどで砂抜きはできますが、完全に砂が抜けきるといわれている6時間ほどを目安にするとよいでしょう。

ルールを守って楽しく潮干狩りをしよう!

アサリ・ハマグリの潮干狩り

潮干狩りをする際は、ルールを守るのが大切。自治体ごとに、潮干狩りが可能なエリア・持ち帰れる量・持ち帰ってもよい最小の大きさ・使ってもよい道具などが細かく規定されています。潮干狩りに行く前は必ず、自治体の公式サイトでルールを確認してくださいね。

春から秋にかけて、家族や友達どうしで楽しめる潮干狩り。アサリだけでなく、高級なハマグリも採れるのが魅力といえます。今回紹介した貝のほかにも、マテ貝やホンビノス貝などの貝が採れるのも醍醐味です。また、採れたての貝は新鮮で、自分で採った達成感も相まって、非常においしいでしょう。天然の貝を素手で捕まえる面白さと、普段は味わえないようなおいしさを体験してみてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。