ハチェットってなに?
ハチェットとは、片手で振れる手斧のことです。斧のなかには、トマホークやアックスと呼ばれるものもあります。ハチェットとの違いは、トマホークはアメリカの先住民が使っていた斧。アックスは、両手で持つ大きい斧のことをいいます。
アックスのような大型の斧は、木を倒したり、大きな薪を割ったりするのに使うのが一般的です。
一方で、ハチェットとトマホークも斧の一種ですが、小型の斧に属します。こうした手斧は、普通の斧より柄が短く、コンパクトで軽量。大型の斧に比べると威力は劣りますが、扱いやすいというメリットがあります。
ハチェットがあると、薪を細かくするときや、ほそい枝を払うときに便利です。ストーブなど、薪を使うシーンが多い冬キャンプでは、出番が増えるでしょう。
冬キャンプに向いているハチェットの選び方
冬キャンプでは、どのようなハチェットを選べばよいのでしょうか。考慮すべきポイントは、大きく分けて次の5つです。
- 用途
- 持ち手の素材
- 刃の厚み
- 重量
- サイズ
ひとつずつ、みていきましょう。
用途に応じて選ぼう
使いたい薪のサイズ・量にあわせて選びます。焚き火をする程度なら、コンパクトで軽量なハチェットが適していますよ。
暖房として薪ストーブを使う人は、大きな薪がたくさん必要です。この場合は、長めで重さのあるタイプがよいでしょう。
持ち手の素材をチェックしよう
ハチェットの柄は、主に木製やプラスチック製などがあります。木製の持ち手は手になじみやすいのが特徴。初めて小型の斧を扱う人に向いていますよ。
プラスチック製ハンドルのメリットは、軽量で振動が手に伝わりにくいところです。ハンドルで薪を叩いてしまっても、手がしびれるのを避けられるでしょう。
刃の厚みを確認しよう
ハチェットの切れ味は、刃の厚みで変わります。薄い刃なら切れ味が鋭く、削ぐような使い方ができますよ。薪ストーブの着火に役立つ、焚き付けが作れますね。
一方、刃が厚いタイプは、対象物にしっかりと力が伝わります。太い薪を割るときに重宝するでしょう。
重量をチェックしよう
重さは、持ち運びと作業のしやすさに影響します。
軽いハチェットは、携帯には便利ですが、薪割りにはある程度の力が必要です。それに対して重さがあるタイプは、比較的ラクに薪が割れますが、持ち運びが大変なのが難点。初めて購入するなら、あまり重過ぎないアイテムがよいでしょう。
冬キャンプ用のハチェットは、500〜800g程度の重さを目安にチョイスしてください。
サイズを確かめよう
荷物が多くなる冬のキャンプでは、ギアのサイズも大切です。サイズに比例して刃が大きくなるため、かさばるようだと、取り扱いや運搬が面倒になることも。ハチェットは刃物なので、持ち運びは慎重にしたいですよね。扱いやすい大きさは、全長およそ20〜40cmくらいのタイプです。
冬キャンプで使いたいハチェット7選
冬キャンプにおすすめのハチェットを、7つ紹介します。
①ハスクバーナ「手斧 38cm」
キャンパーに人気が高い、ハスクバーナの定番ハチェットです。スウェーデン製の高品質な刃を使用しており、鋭利さと強靭さを兼ね備えています。
柄は緩やかにカーブしているので、手がかじかむ冬キャンプでも、握りやすいのがGOOD。衝撃に対する耐久性が強い作りで、長く愛用できますね。
初めてハチェットを購入する人に、ぜひチェックしてほしい商品です。
②ハスクバーナ「ハチェット H900」
柄が軽いプラスチック製で、ヘッド部分に重心があるのが特徴です。実際の重さ以上に、パワフルに使えますよ。厚手のグローブを装着していても、グリップがすべりにくいのが魅力です。
サビに強い加工がされているため、積雪期のキャンプでも活躍するでしょう。
③ハルタホース 「オーゲルファン ミニ ハチェット」
全長約23.5cmのミニハチェットです。荷物が多くなりがちな冬のキャンプには、とくにおすすめ。ウエストベルトに挟んで持ち運べるほど、携帯性に優れています。
薪を割ったり、枝を削ったり、細かい作業にあると便利です。コンパクトで、カッコいいハチェットを探している人にぴったりですね。
④バーコ 「プロ向け手斧 HUS-0.6-380」
おしゃれなカラーリングが目を惹くアイテムです。長めの柄が握りやすくカーブしており、初めてハチェットを使う場合でも、扱いやすいのがうれしいですね。
比較的リーズナブルに購入できるため、なるべく予算を抑えたい人や、ハチェットをいくつか使い分けたい人に向いています。
⑤グレンスフォシュ・ブルーク 「ハンドハチェット」
味のある無骨な見た目が魅力です。コンパクトながら、パワフルなのも特徴。焚き火に必要な焚き付け作りや、枝払いなどの作業がラクにできますよ。
使い込むほど、持ち手部分の色合いが変化していくのがポイント。エイジングを楽しみながら、長く愛用したい人にイチオシです。
⑥グレンスフォシュ・ブルーク 「ワイルドライフ」
汎用性が高いハチェットです。薪を割るだけでなく、薪ストーブの着火用に、木を削ぐこともできます。冬キャンプに欠かせない、細かい作業ができるので便利ですよ。
ひとつのハチェットで、幅広い作業をこなしたい人に、チェックしてほしいアイテムです。
⑦フィスカース 「X7 ハチェット14インチ」
切れ味が鋭く、耐久性に優れた商品です。手にかかる負担をおさえて、短時間で多くの薪割りができますよ。薪の表面を薄く削れば、簡単に焚き付けが作れます。
重量が約635gと軽量なので、すんなり荷物に加えやすいでしょう。また、刃をしっかり保護するカバー付き。冬キャンプに限らず、登山など、いろいろなシーンでハチェットを活用したい人におすすめです。
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ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。