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アウトドアユーザーに人気があるモンベルのシュラフ。多彩なラインアップがある一方、自分に合うシュラフを選ぶのに迷う方もいるでしょう。ここでは、モンベルのシュラフの選び方と、秋冬シーズンに活躍する5つのモデルをご紹介します。

モンベルのシュラフの特徴

mont-bell(モンベル) シュラフ

モンベル製品は機能性が高くリーズナブルなので、とくにアウトドア好きな方に親しまれています。モンベルのなかでも、シュラフは主力製品のひとつ。そんなモンベルのシュラフの特徴を2つご紹介します。

伸縮性があり快眠をサポート

モンベルのシュラフは、伸縮性が高いのが特徴です。たとえば、「スーパースパイラルストレッチシステム」仕様の「シームレスダウンハガー800シリーズ」は、最大135%もの伸縮率があります。

抜群の伸縮性でより体にフィットし、寝返りも打ちやすい仕様に。つまり、マミー型(人形型)の利点である保温性を確保しつつ、難点である窮屈感を解消しているのです。

多彩なラインアップ

さまざまなアウトドアシーンに対応するため、モンベルはシュラフのバリエーションが豊富です。コンパクトさが求められる登山やツーリング用のシュラフ、キャンプや車中泊で使いやすいリーズナブルなシュラフなど。また、夏用・冬用など、季節に合わせたシュラフも選べます。

この多彩なラインアップは、アウトドア総合メーカーであるモンベルの強みといえるでしょう。

秋冬におすすめ!モンベルのシュラフの選び方

mont-bell(モンベル) シュラフ

シュラフはたくさん種類があるので、自分に合うものはどれなのか迷ってしまう方も多いはず。シュラフの選び方を2つに絞ってご紹介します。

素材から選ぶ

シュラフの素材は、主に「ダウン」と「化学繊維」。ダウンは軽量かつコンパクトに収納できるのが特徴で、荷物の軽量化を重視する登山やツーリングに最適です。

化学繊維はかさばるものの、リーズナブルでメンテナンスがしやすいのが特徴。ダウンに比べてコスパがよいので、1つ持っておくと車中泊やキャンプなどで活躍します。

▼ダウンと化学繊維の比較

  ダウン 化学繊維
利点
  • 軽量
  • コンパクトに収納できる
  • 水濡れに強い(速乾性がある)
  • メンテナンスが容易
  • 比較的リーズナブル
欠点
  • 高価
  • メンテナンスに手間がかかる
  • 濡れると保温力が下がる
  • ダウンより重くなる
  • ダウンよりかさばる

対応温度域から選ぶ

使用環境に対応する温度域のシュラフを選ぶことが大切です。気温が対応温度域よりも低すぎると寒さを感じるため、快適な睡眠を得られません。したがって、具体的にどの季節、どの場所で使用するかを想定し、気温がどれくらいになるかを調べましょう。

次に、モンベルのシュラフを選ぶ際は、「快適温度」も参考にします。

快適温度:一般的に、代謝が低く、寒さへの耐性も低い方が、リラックスした体勢で眠れるとされる温度

この快適温度を目安にシュラフを選べば、寒さで眠れなくなるような事態を防げるでしょう。一方、フリースやダウンなどの暖かい寝巻きを着るなら、快適温度を下回る環境でも眠りやすくなります。

【秋冬のアウトドア用】モンベルのシュラフおすすめ5選

mont-bell(モンベル) シュラフ

秋冬シーズンに活躍する、モンベル製品でおすすめのシュラフ5つをご紹介します。登山やキャンプ、ツーリングなどのアウトドアシーン別にまとめているので、用途に合ったシュラフを見つけてみてくださいね。

秋のキャンプにおすすめ【シームレス バロウバッグ #3】

mont-bell(モンベル) シュラフ

モンベル 公式オンラインショップ

モンベル独自の化繊綿「エクセロフト」を使用し、高い保温力と耐久性を実現したシュラフです。快適温度は5℃で、春~秋の3シーズンに対応。トータルバランスに優れているため、気温差が大きくなる秋のキャンプにピッタリの商品です。

冬のキャンプにおすすめ【シームレス バロウバッグ #1】

mont-bell(モンベル) シュラフ

モンベル 公式オンラインショップ

中綿の保温性を最大限に引き出し、高い伸縮性により快眠をサポートするシュラフ。中綿は化繊綿で、高い保温力と耐久性を備えています。快適温度が−5℃と、とくに冷え込む冬季のキャンプでも活躍する商品です。

秋冬キャンプツーリングにおすすめ【ドライ シームレス ダウンハガー900 #2】

mont-bell(モンベル) シュラフ

モンベル 公式オンラインショップ

高品質なダウンを使用したシュラフで、軽量ながら高い保温力と防水性をもっています。シュラフにゴアテックスの生地を入れることで水濡れを防ぎ、かつ汗の水蒸気を逃がすので、内側のダウンをドライに保ってくれます。軽量化を重視するキャンプツーリングに最適なシュラフです。

秋の登山におすすめ【シームレス ダウンハガー800 #2】

 

 

mont-bell(モンベル) シュラフ

モンベル 公式オンラインショップ

高品質なダウンを使用したシュラフで、軽量かつ保温性に優れています。また、シュラフの伸縮率が最大135%もあるため寝返りが打ちやすく、快眠をしっかりサポート。快適温度は0℃なので、だんだんと冷え込む秋の登山に向いています。

晩秋はさらに冷え込むので、気温に合わせて寝巻きを用意するとよいでしょう。

冬の登山におすすめ【シームレス ダウンハガー800 #0】

 

mont-bell(モンベル) シュラフ

モンベル 公式オンラインショップ

国内3,000m級の冬山で使用できる保温性を備えたシュラフです。はっ水加工を施した超軽量シェル素材を組み合わせて作られているため、結露による水濡れを防いでくれます。冬に登山を楽しみたい方にとって、申し分のない機能を備えています。

使用環境に合わせて、フリースやダウンの寝巻きを着て寝るとよいでしょう。

【寝心地向上】シュラフとあわせて使いたいマット

【フォームパッド 180】

mont-bell(モンベル) シュラフ

モンベル 公式オンラインショップ

寝るときに欠かせないアイテムとして、シュラフのほかに「マット」が必要です。シュラフとマットをあわせて使用すれば、寝心地が各段によくなります。具体的には、マットを敷くと地面の凹凸を感じにくくなる上、地面からの冷気を遮断してくれます。

とくに、冷え込みやすい時期の秋冬シーズン、マットは重宝するアイテムです。

モンベルのシュラフを選ぶポイントとともに、秋冬シーズンにおすすめのモデルを5つご紹介しました。モンベルのシュラフは伸縮率が高く保温性に優れているので、秋冬のアウトドアでも快眠をサポートしてくれます。また、多彩なラインアップにより、さまざまなアウトドアシーンにも対応できて◎。用途や環境に合わせて自分にぴったりのシュラフを選び、秋冬のアウトドアを存分に楽しみましょう。 

参考資料

キャンプ地の多い都道府県における、最低気温の平均
  最低気温の平均(℃)
都道府県 9月 10月 11月 12月 1月 2月
北海道(札幌市) 14.9 8.4 4.1 −3.9 −8.2 −5.6
長野県(長野市) 17.2 10.3 3.4 −1.5 −3.9 −3.7
山梨県(甲府市) 19.4 13.0 5.9 0.3 −2.1 −0.7
岐阜県(岐阜市) 20.8 14.5 8.1 3.0 0.7 1.2
兵庫県(神戸市) 22.6 16.7 10.9 5.7 3.1 3.4

出典:気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
※平地の気温なので、標高が高くなるにつれて気温は低くなります

秋~冬の山における気温(目安)
      気温(℃)
山名 場所 標高(m) 9月 10月 11月 12月 1月 2月
安達太良山 福島県 1,699 8.9 3.5 −3.1 −8.2 −12.7 −11.0
雲取山 東京都・埼玉県・山梨県 2,017 8.8 0.9 −3.5 −9.8 −17.8 −12.2
西穂高岳独標 長野県・岐阜県 2,701 2.0 −2.3 −8.6 −15.2 −19.4 −17.2
大菩薩嶺 山梨県 2,056 8.1 0.1 −3.0 −10.5 −14.3 −13.5
久住山 大分県 1,786 12.1 4.2 −4.0 −7.7 −11.8 −10.4

出典:YAMAP / ヤマップ | 登山をもっと楽しく、登山情報プラットフォーム

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。