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スキューバダイビング用品の中で最もベーシックな器材のひとつが「マスク」です。水中では陸上との光の屈折の違いが、物の見え方を歪めてしまいます。そのためマスクは目の前に空間をつくり、水中の視界を確保するために必要不可欠の器材。今回はマスクの素材やデザイン、特徴を通して「正しいマスクの選び方」をご紹介します。
 

ダイビングマスクの特徴

スキューバダイビング用マスク

 

ダイビングマスクの一番の特徴は、鼻がすっぽりと覆われるデザインになっていることです。

これは水圧の影響でおこる「スクイズ」に対応するためです。

スクイズとは、水圧の増加によって起こる圧外傷のこと。

そのため、鼻の覆われていないスイミングゴーグルは、スキューバダイビングでは使用できないので、十分に注意しましょう。

 

  • 素材:ダイビングマスクの素材は、ほとんどがネオプレンゴムかシリコンです。ただし、顔へのフィット感が高いことから圧倒的にシリコン素材が多くなっています。
  • デザイン:現在の主流は、ガラス面が1枚の一眼式のマスクか、ガラスが2枚に分かれた二眼式で、いずれもローボリューム(小容積)のデザインです。ローボリュームマスクは、レンズ面が目に近いため視界が広く、さらに圧平衡やマスククリアーもしやすいのが特徴です。

 

 

正しいダイビングマスクの選び方

スキューバダイビング用マスク

 

ダイビングマスクの選び方は「正しくフィットすること」を第一に考えるべきです。

フィット感が悪いと、つけ心地が悪いだけでなく水洩れの原因になります。

マスクがフィットしているかを判断するには、以下の手順で確認するのが良いでしょう。

  1. ストラップを前にして内側にかからないようにします。
  2. 顔を上に向け、マスクを軽く顔にあてます。このとき髪の毛がマスク内に入らないように注意し、マスクのスカートが顔全体にあたるようにします。
  3. 少しだけ鼻から息を吸い込むと、マスクが顔に吸い付きます。軽く引っ張ったり、顔を振ってもマスクが外れないことをチェックします。

できれば、複数のマスクを試着して、最もフィット感の良いマスクを選ぶことをおすすめします。

また、視力の弱い人には度付きレンズに交換できるマスクもあります。

使い捨てコンタクトレンズを使用するダイバーもいますが、コンタクトレンズが流れてしまうなどのリスクがあることを知っておきましょう。

 

 

おすすめダイビングマスク4選

おすすめのダイビングマスクをピックアップしてご紹介します。

GULL マスク マンティス5 ブラックシリコン

 

世界中から高い評価のある「鬼怒川ラバー」を使用した国産ダイビングマスクです。

日本人の顔にフィットするように設計されたデザインで、発売から数十年以上の時を経てもなお売れ続けているロングセラーモデルです。

GULL マンティス5 ブラックシリコン

 

TUSA Tina 女性用一眼ダイビングマスク

ソフトな顔当たりでフィット感抜群の女性用マスクです。小顔の男性や小学生も使用可能です。

浸水しづらいリークレスシステムのシリコン体を採用しています。

ローボリュームのためスキンダイビング(素潜り)でも快適に使用できます。

TUSA M-1002 フリーダムティナスキューバダイビングマスク

 

mares i3 3眼ダイビングマスク

横の視界が非常に広い3眼マスク。視界が狭いダイビングには大変ありがたい構造です。

イタリアメーカーですが、アジア人の顔に合いやすいサイズになっており、快適なフィット感です。

mares i3 ダイビングマスク

 

apollo バイオメタルマスク プレミアム

スキューバダイビング用のマスクとしては内容積が最小といっていいでしょう、超ローボリュームマスク。

非常に視界が広く、フレームがアルミ製でとても軽量です。

スキューバーダイバーはもちろんスキンダイバーやシュノーケラーのも長年愛されるマスクです。

スタンダードタイプよりもプレミアムはレンズにUV420の加工がされており、目に優しく快適に使用できます。

apollo バイオメタルマスク プレミアム

 

ダイビングマスクの取り扱いとお手入れ方法

スキューバダイビング用マスク

 

初めてダイビングマスクを使うときは、そのまま使用するとマスクが曇ってしまいます。

レンズの内側についている保護剤を中性洗剤などで磨いてから使用しましょう。

研磨剤入りの歯磨き粉などが落ちやすいですが、UVカット仕様のレンズの場合は、研磨剤入りの使用を避けてください。

そのあとに市販の曇り止め剤を塗布して使用します。

ただし、曇り止め加工のしてあるマスクはレンズ内側を磨くと曇り止め効果が無くなってしまうので、取り扱い方法をよく確認してから使用しましょう。

使い終わったら、真水でしっかりと洗うのが基本です。

日陰でしっかり乾燥させてから、シリコン部分が型くずれしないようにハードケースなどに入れて保管しておきましょう。

クリアシリコンは日焼けしてしてしまうことがあるので、直射日光は避けるようにしましょう。

 

ダイビングマスクは最初に揃えるべき器材のひとつです。自分の顔にフィットしたマスクは良好な視界を確保し、水洩れなどの余計なのストレスを減らしてくれます。できればダイビングショップで実際にマスクを試着してみることをおすすめします。さまざまなデザインのマスクが発売されていますので、正しい知識をもって最適なマスクを選ぶようにしましょう。

Greenfield編集部

ライター

Greenfield編集部

自然と向き合い、環境に配慮しながらアウトドアスポーツを楽しむ人に向け、自分や周囲のウェルビーイングの向上につながる情報をお届けします。