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キャンプブームで注目されている旅のスタイルに車中泊があります。今回は著者が車中泊をしたときのレイアウトを紹介。キャンピングカーやDIYは敷居が高いけれど興味がある、または車中泊をはじめてみたいというかたの参考になれば幸いです。

車中泊が人気の理由

車中泊 レイアウト

密を避け手軽にアウトドア楽しめる車中泊は、旅の新しい形として注目されています。

ホテル泊の快適性・キャンプ泊の自由度

車は家に継ぐもうひとつのプライベート空間。慣れ親しんだ場所だからこそ、旅先でいちばん落ち着く場所です。季節を問わず、工夫次第で快適に過ごすことができます。

また、最近では焚火ができる車中泊スポットが増えているのもうれしいポイントです。

車中泊スポットの充実

リモートワークやワーケーションといった概念が一般的になってきた昨今、車で移動しながら暮らす「VANLIFE」という言葉が注目されています。

それを象徴するように、車中泊スポットがぞくぞくとオープン。オートキャンプ場はもちろん、RVパークや車中泊ができる駐車場を貸し出すオーナーさんも増えているそう。

また、このような車中泊ができるスポットを、探すことができる検索システムやアプリも充実しています。

車中泊専用パーキング RVパーク

カスタマイズの魅力

車中泊の魅力として、自分の車を車中泊仕様にする楽しみがあげられます。車内に好きなラグを敷いたり、天井に収納棚をつくったり、快適な移動空間にできるのは車中泊ならではですね。

なかには車内を本格的にDIYする人も。自分だけの空間を作りあげる過程も楽しい時間となるでしょう。

※DIYをした場合、内容によっては車検が通らないことも考えられますので、事前に確認をするようにしてください。

 

車中泊のレイアウトを紹介

車中泊 レイアウト

ここからは、車中泊初心者の筆者が、自車を車中泊仕様にレイアウトしたときの様子を紹介します。

使用車・基本スペック

車中泊 レイアウト

今回使用した筆者の車はセレナc26です。2列目と3列目はフルフラットになり、グッズも充実しているので車中泊にしやすい車種です。

車中泊をはじめたばかりの頃(10月)は、ただフルフラットにしてマットを敷きブランケットで眠るだけ。この状態では寒すぎて眠れません。そして、座席部分にはすき間があり気になってしまいました。

今回のレイアウトは過去の反省を踏まえて3つのポイントに着目。

  • 寒さ対策(秋~冬にかけて)
  • シートの凹凸をなくす
  • シェードをする

車中泊初心者の筆者が、家族4人(大人2人+子ども2人)で「これだけすれば快適に眠れた」レイアウトを説明します。

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①座席の凹凸を解消する

車中泊 レイアウト

まずは座席をフラットにします。フラットにしたあとは、2列目の座席に凸凹を解消するためのクッションを敷きます。今回は低反発のクッションを使用しました。

つぎにマットを敷きます。以前はキャンプに使用している6つ折りマットを使いましたが、今回はダイソーのレジャーマットを2枚使用。折り目がたくさんあるのでちょっとした凹凸ならそこだけ多めに重ねると高さ調整ができます。

②電気毛布などで防寒対策をする

車中泊 レイアウト

防寒対策には電気毛布を使用しました。今回はパナソニックの電気掛け敷き毛布を使用、サイズはシングルMサイズです。使用電力も少なめなので、ポータブルバッテリーなどでも使いやすく便利です。

車中泊 レイアウト

レジャーマットと電気毛布の間には幅広のブランケットを1枚敷いています。レジャーマットに高温のものを直接つけるのは危ないと思ったためです。

③照明をつけてあかりを確保する

車中泊 レイアウト

車内ライトはバッテリーがあがってしまうので、照明は持っていきましょう。安全なLEDライト・ランタンがおすすめ。

車内の手すりにロープを通してランタンをつるしたり、ドリンクホルダーに暖色系のライトをつけたりと、自分好みに演出しましょう。

④シェードでプライバシーを守る

車中泊 レイアウト

最後にシェードをつけます。今回は、セレナC26型に合わせて作られたシェードを使用しました。内側はキルティング加工がされた厚みのある生地で、外側はアルミ蒸着が施された生地の2層仕立てです。

レイアウトを万全にすれば車中泊が快適に

車中泊 レイアウト

このレイアウトで新潟県某所で車中泊を試みました。今回はフラットになったシートに大人1人+子ども2人で寝ました(もうひとりの大人は運転席)。寝具は厚手の毛布です。結果はとても快適に過ごせました。

シートの凸凹は気にならず、電気毛布とシェードのおかげで暖かく快適に眠ることができました。これなら秋~初冬も快適に過ごせそうです。

車中泊で気を付けること

車中泊 レイアウト

車中泊での注意事項を紹介します。

車中泊可の場所を選ぶ

車中泊ができる許可をされた場所を選びましょう。SAや道の駅などの駐車場は広くて台数も多く車中泊できそうですが、ここはあくまで休憩のための駐車場です。

スペースを長時間占有してしまうのはマナー違反。マナーの悪い車中泊ドライバーが原因のトラブルが散見されるので注意しましょう。

防犯対策は必須

車中泊では防犯にも気を付けましょう。車のドアはロックを、シェードはプライバシーを保つ目的のほかに、中の様子を見せないようにする効果もあります。

防寒対策もしっかりと行う

日中は暖かくても夜は気温が下がり、朝晩は車内も冷え込みます。前述しましたが秋冬に車中泊する際は防寒対策を行いましょう。

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車中泊の便利アイテムを紹介

車中泊 レイアウト

ここからは、車中泊で使える便利アイテムを紹介します。

クイックキャンプ 車中泊マット

クイックキャンプから発売されている車中泊用のマットです。設営はバルブをひねるだけで簡単。コンパクトに畳めるので持ち運びにも便利です。

クイックキャンプ 車中泊マット
クイックキャンプ 車中泊マット

マルチサンシェード/NISSAN セレナ用 【C26】 

就寝時に窓に貼り付けるシェードです。外側はアルミ蒸着を施し、内側はキルティング加工の厚みのある生地を採用。夏は強い日差しによる温度上昇を防ぎ、冬は冷気をシャットアウトしてくれます。

マルチサンシェード/NISSAN セレナ用
マルチサンシェード/NISSAN セレナ用

パナソニック 電気毛布 掛け敷き兼用

パナソニックの掛け敷き兼用の電気毛布は軽いのにずれにくく、掛けても敷いても快適な使用感。センサー付きなので急に冷え込んでも自動で温度を微調整してくれます。

パナソニック 電気毛布 掛け敷き兼用
パナソニック 電気毛布 掛け敷き兼用

EcoFlow ポータブル電源

AC電源がない環境で頼りになるのが、ポータブルバッテリー。こちらのポータブルバッテリーは最大で1,200Wの電化製品を使用できます。

さらにバッテリー容量を増やしたいときは、専用のエクストラバッテリーを組み合わせ288Whから576Whに拡張可能です。

EcoFlow ポータブル電源
EcoFlow ポータブル電源
車中泊は自車を宿代わりに旅をする、自由度の高い旅のスタイルです。バンライフを楽しむ人のなかには、リモートワークをしながら全国を旅して回っているという方もいるそうです。住む場所と仕事場にしばられない暮らしは、現代のいちばん自由な暮らしかもしれませんね。レイアウトを工夫しグッズをそろえて車中泊を快適に過ごしましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。