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登山でのスズメバチ対策と刺された際の対応方法

登山でのスズメバチ対策と刺された際の対応方法
毎年、スズメバチによって10~20人程度のかたが亡くなっており、この数は毒ヘビや熊による死者数を大きく上回っています。スズメバチの生態や注意する点、そして被害に遭わないための対策や、刺された際の対応について紹介します。

スズメバチの生態や危険性について

登山 スズメバチ対策

スズメバチの生態や危険性についての正しい知識を持っておくことが、被害を防ぐために必要です。以下でくわしく紹介します。

人間が食べるおいしそうな匂いによってくる

スズメバチの好物は人間とよく似ていて、お肉を焼いたり煮物をしたりしていると匂いを嗅ぎつけてよってくることがあります。また、柑橘系の香水などもスズメバチを誘引することになるので、登山のときには注意するようにしましょう。

スズメバチの活動は春〜秋の明るい時間帯

スズメバチの活動期は、春から秋までです。とくに夏から秋にかけては子育てが忙しく、活発に活動するので、刺される被害が多くなります。

また、活動するのは日の出から日が沈むまでの明るい時間帯のみ。スズメバチの巣がある場合は、暗い時間帯に通行するようにすると、被害に遭わずに済みます。

駆除する場合も、日暮れから夜明けまでの暗い時間帯におこないましょう。

スズメバチは何度でも刺せる

「ハチの一刺し」(一度刺したら死んでしまうので命がけで相手を攻撃すること)という言葉がありますが、これはミツバチに限られたもので、スズメバチは何度でも刺すことができます。

スズメバチによる死亡事故は、アレルギー性のショック(アナフィラキシーショック)による窒息死がほとんどです。

アナフィラキシーショックは、過去に刺されてできた抗体が、スズメバチの毒に過剰反応して起こります。花粉症と同じで、だれもがアレルギー性のショックを起こすのではありません。

虫よけスプレーやアンモニアは効かない

スズメバチは、幼虫に昆虫などの餌を与える代わりに、幼虫が唾液腺から出す分泌液をもらい栄養を摂取しています。巣を守り子育てすることがシステム化された、人間の常識では考えられない集団です。

自分の命と同じくらい大切な巣に近づくものに対して命がけで攻撃してくるので、虫よけスプレーなどは効果がありません。

また、ハチ刺されにはアンモニアが効果的とこれまで言われてきましたが、誤った情報のようです。ハチ毒は、水溶性なので毒をポイズンリムーバーで吸い出したあと、水道水などでよく洗うことが正しい対処法です。

 

スズメバチに刺されないために注意すること

登山 スズメバチ対策

スズメバチに刺されないために、どのようなことに注意すればよいのかまとめました。

黒い色を避けて明るい色の服装にする

スズメバチが興奮したとき最初に攻撃対象にするのは、黒いものです。登山のときには黒い服を避けて、白などの明るい服装がおすすめです。また、黒い髪も攻撃対象になるので、帽子をかぶることも忘れないようにしましょう。

スズメバチの巣の10m以内には近づかない

スズメバチがテリトリーとする範囲は、巣を中心にした半径約10m。テリトリーに侵入したものは、敵とみなされ攻撃される可能性があります。スズメバチの被害で多いのは、巣があることに気づかずに近づいて刺されるケースです。

スズメバチの巣は、木の洞穴や土の中につくられることが多いのでわかりにくいのですが、たくさん蜂がいる場合は、近くに巣がある可能性があります。

スズメバチに遭遇したら刺激しない

スズメバチがいたら刺激しないように、ゆっくりとした動作で離れるようにしてください。走るなどの激しい行動をとると、スズメバチを刺激して、攻撃される可能性が高まります。

管理された登山道を歩く

管理人によって管理されている登山道は、スズメバチの巣を駆除してあったり、注意喚起の看板などが建てられていることが多いので、スズメバチ被害に遭う危険性が低くなります。

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