晴天の下でのレース

筆者撮影:アスタナのチーム・プレゼンテーション。後ろの建物はカテドラルの一部。
このブエルタ・ブルゴス、毎年8月上旬から中旬に開催されるにも関わらず、この地の風と気温の低さで有名なレースなのです。
そのため自転車選手にとって「ブルゴス」のイメージは「とにかく風が強い」というもの。
今年のブエルタ・ブルゴスは8月7日~8月11日の5日間の日程で開催されました。
すでにスペインは夏休みモード一色なので、ブルゴスも巡礼者だけでなく、観光客でいっぱいです。
初日のレースはブルゴスの名所・カテドラルの真下からスタートです。
スペイン有数のカテドラルの前に、選手たちもちょっと観光客気分を味わいます。

筆者撮影:カテドラルに思わずスマホを向ける選手も。
レース前の出走確定サイン台の前に、選手たちが集まり始めます。
今日はレース初日なので、チームごとのプレゼンテーション・タイムがあります。

筆者撮影:地元のプロ・チーム、Burgos-BH。
ちなみに、ブルゴスはスペインでも比較的北に位置しており、バスク地方にも近いため、バスクからこんな気合の入った応援団が駆け付けます。

筆者撮影
スタート時間が近づき、選手たちがスタート地点に移動します。
しかし、ここで1つ妙なことが起こりました。
TEAM SKYの選手がほぼ全員、集団前方にポジションを取り始めたのです。

筆者撮影:スタート前先頭に位置取りをするTEAM SKY。
もちろん、このスタート前の位置取りはSKYが特別に意図したものではなく、たまたまこうなっただけなのですが、この流れに乗り遅れたSKYの選手が一人だけ、集団の後ろに残されます。

筆者撮影:苦笑いのキリエンカ選手。
チームメイトのいたずらに、思わず苦笑いのキリエンカ選手でした。
日本チームの参加

筆者撮影:Nippo-Vini Fantini-Europa Oviniも出走。
ちなみに、今年のこのレースに日本からNippo-Vini Fantini-Europa Oviniが出走していました。
ここ数年、このレースに参加しているので、ブルゴスですっかりはおなじみのチームです。
そのため、選手へのレース前インタビューも遠慮は一切ありません。
小林マリノ選手へ、司会者がマイクを向けます。

筆者撮影:笑顔の小林選手。
小林選手、流暢なスペイン語で対応していました。
ブエルタ・ブルゴスを伝える人たち

筆者撮影
ブエルタ・ブルゴスは、毎年地元のTV局が生中継しています。
向かって右側の方は解説者。
ブエルタ・ブルゴスの解説をして20年以上の大ベテランです。
ちなみに、この解説の大ベテランにとっても、一番のブエルタ・ブルゴスの敵は「風」とのこと。
「風の強さと方向によってレース展開が大きく変わるので、放送中、一瞬たりとも気が抜けない」とのことでした。
ゴール地点にて

筆者撮影:ステージ優勝が決まった瞬間。
この日はカテドラルの裏手にある、ブルゴス市内が一望できる展望台がゴール地点でした。
展望台だけあって高い場所にあり、その標高は約850mあります。
選手たちはこの展望台を一度登った後に降り、その後再度登ってゴールします。
登りはもちろんハードですが、それ以上に下りにはカーブが多く、テクニカルなコースなのです。

筆者撮影:カーブが続く下り。
そして、2度の登りを乗り越えたこの日のステージ優勝者は、スプリントを制したフランシスコ・ガバッツィ選手でした。
ちなみに、この4日後に今年のブエルタ・ブルゴスの総合優勝したのは、ガバッツィ選手と同じチームのコロンビア人サイクリストのイバン・ソーサ選手でした。

筆者撮影:向かって右から3番目の選手が今年のブエルタ・ブルゴスを制したイバン・ソーサ選手。
若い選手が総合優勝した今年のブエルタ・ブルゴス。
来年以降も期待できる新たなコロンビア人サイクリストの誕生した瞬間でした。
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