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暑い季節は普段から熱中症の対策をしますが、日常を離れたキャンプではついその意識が薄れてしまいがち。せっかくの楽しいキャンプで熱中症にならないよう、しっかりと対策をしておきましょう。暑すぎる夏キャンプの事前準備や当日の過ごし方を紹介します。

キャンプで熱中症になりやすい理由

キャンプ 熱中症

楽しいキャンプで熱中症になってしまうのはなぜでしょうか?

暑さに慣れていない

暑い時期にクーラーのついた涼しい環境下で過ごしていると、キャンプでの暑さは体にこたえます。汗をかくことに慣れていないため、炎天下での野外環境では体温調節がスムーズにできず、熱中症になってしまうリスクがあります。

水分補給の意識が薄れる

キャンプでの時間は楽しく、時間を忘れて夢中になってしまうことが多いため、水分補給の意識が薄れてしまいます。

キャンプではクーラーボックスから飲み物を出してコップに注いでと、ステップが多くてつい面倒になりがち。保冷ボトルなどを活用して、水分補給を後回しにしない環境をつくりましょう。

また、テントサイトからトイレまでの距離が遠いからという理由で、つい飲み物を控えてしまうことも。暑い時期に喉が渇いたと感じるタイミングは、すでに脱水症状の初期段階ともいえるので要注意です。

ロケーションの意識に齟齬が生じる

キャンプ場は緑が多く大自然だから都市部より涼しいだろう、という意識が熱中症リスクを高めます。

暑い時期は標高が高いキャンプ場だと都市部より気温が低いとはいえ、日中は都市部とあまり変わらないほど気温が上昇し強い日差しも降り注ぎます。

キャンプでは川遊びや炎天下でのアクティビティ、熱のこもったテント内など熱中症の危険がある場面は意外と多くあるので、決して油断することのないようにしましょう。

 

キャンプで熱中症にならないための事前準備

キャンプ 熱中症

キャンプで熱中症にならないために、キャンプに出かける前からできる対策を紹介します。

運動で汗をかきやすくしておく

体温調節しやすい体にしておくために、普段から適度な運動をして汗をかくことを習慣にすることが大切です。

ただし、暑い時期の運動はやりすぎても熱中症のリスクがあるので、朝夕の涼しい時間帯にウォーキングをしたり、室内でストレッチをしたりして、手軽に普段から生活の中に運動を取り入れてみましょう。

規則正しい生活を送る

熱中症を未然に防ぐためには、普段から規則正しい生活を送ることも大切です。しっかり食べて栄養を摂取し、十分な睡眠をとりましょう。

キャンプ前日は早めに休んで体調を万全に整えます。万が一体調が優れない場合は、無理してキャンプに行かないようにしてください。

キャンプの食事でできる熱中症対策

キャンプ 熱中症

キャンプで楽しむ食事やドリンク。メニューや食材、食べたり飲んだりするタイミングを工夫して熱中症に備えましょう。

水分補給を工夫する

喉が渇いたと感じるタイミングの水分補給では遅いといわれているので、こまめに飲み物を飲む意識が大切です。とくに子どもは川遊びなど夢中になっていると水分補給を忘れてしまうので、水分補給の大切さや熱中症の怖さを事前に話しておくことも有効。

大人も話に夢中になっていても水分補給を忘れないよう心がけ、すぐに飲み物が飲める環境を整えておくとよいですね。

水分は一気にたくさん飲むよりも、少しずつ定期的に摂るほうが脱水対策に有効といわれています。時間を決めて定期的に飲むのもおすすめです。

適度に塩分を摂取する

汗をかくと水分とともに塩分も失われます。水分だけ補給していると電解質のバランスが崩れ熱中症になってしまう危険性あり。

発汗によって失われた塩分を摂取する必要があるので、経口補水液や塩麦茶、塩分チャージタブレットなど手軽にチャージできる食品を持参することをおすすめします。

カバヤ食品 塩分チャージタブレッツ
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食べやすい旬のメニューや食材を選ぶ

暑い時期のキャンプは調理時ですら火を使うことで大汗をかいて熱中症のリスクが高まります。

水でほぐすだけで食べられる麺に、たまごや鶏肉、野菜などの具材を乗せて簡単&美味しいメニューを取り入れてみてはいかがでしょうか。暑くても喉越しよく食べられます。

また、夏が旬のトマトやスイカに塩をかけて食べると、おいしいうえに水分と塩分を同時に摂取できますよ。

アルコールやコーヒーの飲み過ぎに注意する

キャンプではアルコールやコーヒーを飲む楽しみもありますが、暑い時期には注意が必要です。

飲み物を飲んでいるのだから水分は十分摂っている、という意識でいるのは間違いで、アルコールやコーヒーには利尿作用があります。そのため、喉が潤っていると思っていても、じつは飲んだ以上の水分が体内から排出されてしまっていることも。

脱水症状を防ぐためには、アルコールやコーヒーは楽しむものとして、別にチェイサーとして水を飲み、水分補給をおこなうようにしましょう。

 

キャンプで熱中症にならないための過ごし方

キャンプ 熱中症

キャンプでの過ごし方でも熱中症対策ができます。涼しい過ごし方を紹介します。

木陰にテントを設営する

チェックイン時間は13~15時と1日の中でもっとも暑い時間帯であることが多く、設営時には熱中症に対する注意が必要です。

太陽の動きを予測してなるべく日陰になる時間が長い場所にテントを設営しましょう。日中の木陰は快適ですが、西日が当たるとかなり厳しい暑さとなります。

撤収時は時間に追われてつい頑張りすぎてしまうので、時間に余裕をもって水分補給などの休憩をはさみながら撤収してください。

サーキュレーターや扇風機を活用する

暑い時期のキャンプはサーキュレーターや扇風機を使い、熱がこもりやすいテント内で空気を循環させ通気性をアップさせると過ごしやすく快適に。熱中症には温度だけでなく湿度にも注意する必要があるので、テントの湿気を飛ばすのも対策になります。

サーキュレーターや扇風機は充電式や電池式タイプがあるので、使用頻度や使うシーンで選んでください。

保冷剤やネッククーラーを使って冷やす

暑い時間に炎天下で過ごす場合、保冷剤やネッククーラーを活用して冷やしながら遊びましょう。首や足の付け根など太い血管のあるところを冷やすと体温が下がります。

ネッククーラーは小型ファンがついているタイプやプレートを冷やすタイプ、保冷剤を入れるタイプなど種類が豊富なので、使う用途に合ったタイプを選んでください。

ひんやり感じる冷感グッズよりも、実際に冷やす保冷剤がおすすめ。万が一、熱中症になってしまったときにも役に立つのでクーラーボックスに入れておくと便利です。

クールリング アイスネックリング フロスティリング
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状況によってはマスクを外す

暑い時期のマスクは息苦しく感じて不快なことも。屋外で人との距離が十分に保てる場合は適宜マスクを外しましょう。ただし、管理棟やトイレなど共有施設を使用する際や、人との距離が近いときなどはマスクを着用します。

キャンプでは日焼け対策も兼ねて冷涼マスクや通気性の優れたマスクの使用もおすすめです。

PDP (ピーディーピー) ヤケーヌ 爽クール
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暑すぎるキャンプは熱中症になるリスクが高く、楽しくキャンプするためにはしっかり対策をしておく必要があります。水分とミネラル補給の意識を基本として、通気性の確保やひんやりグッズの活用、テント設営の工夫などできる限りの対策をして、夏キャンプを元気に楽しみましょう!

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。