オルディジアコ・クラシカ・プルエバ・ビリャフランカ
バスク屈指の美食の町として有名なサンセバスチャンから1時間ほど内陸に入ったところに、このレースの舞台であるオルディジア(ビリャフランカ)という村があります。
サンセバスチャンからは鉄道で50分ほどの距離です。
ここで毎年7月25日に開催される自転車レースが、「オルディジアコ・クラシカ・プルエバ・ビリャフランカ」です。
この村をスタート・ゴールとする周回コースのレースで、1周32kmの周回コースを5週します。
山を登ることがほとんどこのレース、一番厳しい登りは最大斜度15%もあり、選手たちはその坂をレースの後半に2回登ります。
では、山を下るときは楽かというと、決してそうではないのが、このレースの特徴です。
道が狭くてカーブも多いテクニカルな下りが続くため、ここのコースを熟知したプロの選手といえども、油断できない下りが続きます。
このレースは、オルディジアの村の中心を選手たちが約45分おきに通過するため、スタート・ゴール地点にいたままでレース全体の流れを見ることができるのが、現地でレース観戦をする人にはうれしい特典です。
このレースを勝つのは、基本的にクライマーと呼ばれる、坂を登ることが特異な選手です。
しかし、同時に下りの上手な選手だけが、このレースで上位に入ることを許されます。
ちなみに、このレースの開催日はオルディジアの村祭りの日でもあります。
レースの合間にバスクのお祭りも体験できますので、思い出に残るレースになるでしょう。
シルクイート・ゲッチョ・メモリアル・リカルド・オチョア
美術館とサッカーチームで有名なビルバオの街から、電車で40分ほど離れた小さな港町のゲッチョがこのレースのスタートとゴールです。
このレースも周回コースで、1週15㎞のコースを10周します。
このレースの見どころは、ゴール前の坂です。
斜度15%ある坂を選手たちは10回登ることになります。
また、選手たちは海のすぐそばを走るので、レース中に選手たちは風の影響を受けやすくなります。
そのため、このレースの優勝候補を抱えたチームは、風の影響を最小限にとどめるように走ることが重要になってきます。
基本的にスプリンターが勝つレースではあるのですが、「坂も登れるスプリンター」である必要があります。
そのため、ゴール前のスプリンターたちによるゴール前の争いは迫力があります。
スプリンターが勝つステージを見ることが好きな方は、このレースを存分に楽しむことができるでしょう。
クラシカ・サン・セバスチャン
日本でも見ることができるスペインのバスクの夏のレースが、このクラシカ・サン・セバスチャンです。
バスクの中でも特に美しいこの町は、夏の間、多くの観光客が訪れるリゾート地へ変わります。
クラシカ・サン・セバスチャンはそんな海辺のリゾート地で開催されます。
毎年、ツール・ド・フランスの終了直後に開催されており、出走するチームも、ツールを走ったトップレベルのチームばかりです。
また選手も、ツールで好成績を収めた選手が出走することが多いです。
そのため、彼らを一目見ようとする観客の数はとても多く、毎年とても盛り上がるレースでもあります。
このレースのスタート・ゴール地点は、「ブルーバード」と呼ばれる、サン・セバスチャン一番の目抜き通りです。
隣には、「旧市街」と呼ばれる地域があり、そこに日本でも良く知られているような、おいしいピンチョを食べることができる、スペインBARが軒を連ねています。
レースの合間に、そうしたBARを尋ねて、食事をすることもできます。
バスクの美食と自転車レースの両方を1日で楽しみたい人にとっては、とてもお勧めの大会です。
ブエルタ・ア・ブルゴス
クラシカ・サン・セバスチャンが終わって間もなく、ブエルタ・ア・ブルゴスが開催されます。
5日間のステージレースで、カスティリャ・イ・レオン州の北部の街、ブルゴスとその近隣の町がこのレースの舞台です。
バスク地方からも近いので、クラシカ・サン・セバスチャンを観戦した後、このレースを見に来る自転車ファンも少なくありません。
ちなみに、このレースの勝敗を分ける要因として、自転車関係者がしばしば指摘するものが3つあります。
「風と寒さとブルゴスのカテドラル。」
実はブルゴスは強風とそれによる寒さで、冬はもちろん夏でも有名な街でもあるのです。
そのため、真夏でも気温を低く感じるときもあったりします。
選手たちにとっては、体調管理が大変なレースですが、観客にとっては快適な気温でレースを見ることができます。
また、このレースに出走する選手は、かなりの確率でブエルタ・エスパ―ニャに出走します。
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ライター
Greenfield編集部
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