遮光性が高いタープの選び方
遮光性が高いタープを選ぶときには、チェックすべき2つのポイントがあります。
- 生地の厚さ
- 素材
どのようなところに注意すべきなのか、上記2つのチェックポイントについて説明します。
①生地の厚さ
まずは、生地の厚さをチェックしてみましょう。生地が厚いほど遮光性が高いといえます。
タープは生地の厚さがT(タフタ)やD(デニール)で記載されているので、確認してみてくださいね。T(タフタ)は繊維の密度のことで、D(デニール)は糸の太さをあらわします。数値が大きいほど遮光性も高くなるため、要チェックなポイントです。
②素材
タープは素材によっても遮光性が変わります。影の濃さや特徴が異なってくるため、タープ選びの大事なポイントです。いくつかの生地の特徴を紹介します。
コットン
コットンのタープは生地に厚みがあるものが多く、濃い影をつくりやすいのが特徴です。火の粉にも強いため、焚き火の近くで使えるのも便利ですよ。
ただし、コットンは重量があり、持ち運びしにくいのが難点。車でキャンプに行く方におすすめの素材です。また、防水性が低く水を吸い込みやすいという特性もあります。コットンのタープを選ぶときは、表面にパラフィン加工などの撥水処理がされたものが使いやすいでしょう。
ポリコットン
化学繊維のポリエステルやナイロンに、コットンが織り込まれたハイブリッドな素材です。コットンと化学繊維のよいところ取りをしたような素材。コットンの遮光性の高さや火の粉に強い特徴と、化学繊維の軽量性や防水性も兼ね備えています。
コットンや化学繊維のみでできたタープと比べると、性能が中途半端と感じる方もいるかもしれません。しかし、いろいろなシーンで使えて扱いやすいでしょう。
コーティング素材
化学繊維にアルミなどでコーティングされた生地のことです。遮光性がありつつも、軽量性やコンパクトな収納性もあります。徒歩やバイクでキャンプをするときなど、荷物を抑えたい方におすすめです。化学繊維は火の粉で穴が空きやすいため、焚き火の近くでの使用は注意しましょう。
以下の記事では基本的なタープの選び方について紹介していますので、あわせてご覧ください。
遮光性の高いおすすめタープ6選
遮光性が高いタープのなかから、おすすめの商品を6点ピックアップ。特徴に触れながら紹介します。
おしゃれな形が特徴「テンマクデザイン ムササビウイング」
ムササビのような形状で、ほかにはないデザインのタープです。遮光性が高く、火の粉に強いTC素材で、焚き火の近くでも使えます。2本のポールで立ち上げたあとは、形に沿ってペグダウンするだけで設営がしやすいのも特徴。片方だけ跳ねあげると、ソロキャンプに向いたサイズになりますよ。
シルバーコーティングで遮光性が高い「Unigear タープ」
ポリエステル生地の裏面にシルバーコーティングされたタープです。遮光性だけでなく、UVカットの効果も期待できます。ポリエステル製で、軽量でコンパクトに折りたためるため、持ち運びしやすいでしょう。
コットン100%の無骨なタープ「HOBI 軍幕タープ」
分厚いコットン100%の生地で遮光性が高く、無骨な見た目が特徴です。一般的にコットン生地は水に弱い傾向がありますが、こちらはパラフィン加工されているため、撥水性の高さがあります。使い込むほど味が出ますよ。
アレンジしやすいTC素材のタープ「Soomloom レクタタープ」
いろいろなアレンジを楽しめる四角形のタープです。3.0×3.85mと4.0×4.9mの2種類のサイズから選べるのもうれしいポイント。グロメットやループが16か所あるため、テントと連結しやすくなっています。ポリコットンのTC素材なので、遮光性・遮熱性もバッチリです。
丈夫で分厚い「アクアクエスト Defender」
生地が70Dナイロン+TPUコーティングと丈夫で分厚く、タフに使えるタープです。めずらしい迷彩柄もGOOD。耐水圧が20,000mmと高いので、急な雨でもあわてずにすみますね。
ブラックコーティングで濃い影に「GOGlamping タープ」
専用のブラックジェルコーティングで濃い影がつくれて、紫外線に強いのが特徴。タープの色自体がブラックなので、さらに光を通しにくくなっていますよ。耐水圧が3,000mmあり、防水性も兼ね備えています。約1.9kgと軽量なだけでなく、収納サイズもコンパクト。身軽に移動したい方におすすめです。
ライター
Greenfield編集部
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