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メバル釣りといえば力強いアタリや引きが魅力的で、ビギナーから中級者、上級者まで老若男女に幅広く愛されている釣りです。初心者でも簡単に釣れる点も人気の理由。今回は手軽に楽しめる岸壁からの釣りに絞ってメバル釣りの魅力を紹介します。

メバル釣りとは

メバル釣り 岸壁

岸壁からメバルを狙う場合には釣法(釣り方)や釣れる季節、狙い目のポイント、よく釣れる時間などを知っているか知らないかで釣果(釣りの成果)は大きく異なってきます。そこでまず、メバル釣りで釣果を上げるための要点を説明します。

釣り方

岸壁からのメバル釣りは、餌に活きエビやゴカイなどを使ったコスリ釣り、ウキ釣りなどが人気です。メバルは目がよいですがそれほど神経質な魚ではなく、これらの釣法なら子供でも簡単に釣れるので、とくに初心者のかたにおすすめしたい釣り方です。

また、昔から「メバル凪」という言葉がありますが、メバルは波が平穏な状態を好みます。逆に海が大荒れで波が荒い時はメバルはあまり活動しないため、釣りにくいです。

メバリングという名前で大人気のメバル釣法がルアー釣りです。ルアー釣りなら、いちいち餌を買う必要がないので、お金も節約できるというメリットがあります。

ルアー釣りにはビニールなどでできたソフトワームを使うものと、プラスチックや金属でできたハードルアーを使うものがあります。

一般的にメバルのルアー釣りはエサ釣りに比べてテクニックが要求されるため、エサ釣りよりもむずかしいです。そのため、最初のうちはエサ釣りでコツをつかんでから、ルアー釣りに移行するスタイルをおすすめします。

釣れるシーズン

メバルは別名”春告魚”とも呼ばれますが、その気になれば一年を通して釣ることも不可能ではありません。しかし簡単に釣れる時期となかなか釣れない時期があるのは事実です。

メバル釣りにおけるベストシーズンは6月から7月中旬ぐらいまでの初夏と9月下旬から11月初旬ぐらいまでの秋の季節となります。人間にとっても適度な気温で釣りやすいシーズンがメバル釣りにもベストシーズンとなります。

真夏や真冬などの気候が厳しい時期は全く釣れないということはないのですが、前述したベストシーズンと比べると釣果はかなり落ちます。

釣れるポイント

メバル釣り 岸壁

釣れるポイントは、岸壁のきわスレスレの部分にメバルはある程度の群れになってたむろしています。水深は底層にいるのではなく、中層にいることが多いです。

そのため、エサやルアーは底につけるのではなく、中層を中心に探りを入れた方がよいでしょう。

また、夕暮れ時や夜などにはエサを求めて表層付近を泳ぎ回ることもよくあります。そのため時合によっては水面付近を狙うのもよいでしょう。

釣れる時間帯

釣れる時間は一日中いつでも釣れます。真昼間でも普通に釣れるのでファミリーフィッシングにもぴったりです。ただ、夜はメバルからは糸が見えなくなるため、夜釣りの方が釣果が上がる可能性が高いです。

また、ルアーでのメバリングならば朝まずめ(夜が明けてから日の出までの前後1時間程度)、夕まずめ(日没前後の1時間程度)もしくは夜の暗い時間帯を狙うのが基本となります。

上級者ならば昼間でもルアーでメバルを釣りますが、あまり腕がよくないうちは昼間だとルアーは見破られてしまい、釣りにくいです。

釣れるメバルの種類

メバル釣り 岸壁

赤メバル

船釣りでよく釣れるメバルです。わりと大型のものも釣れたりします。

黒メバル

一般的なメバルで岸壁などからもよく釣れます。波止から釣れるのは20cm未満のものが多く、30cmを超えるものは尺メバルと呼ばれ、大物の部類に入ります。

タケノコメバル

岸壁から釣れますが、春の時期によく釣れるのでこの名前がつきました。黒メバルほど多くの数は釣れないことが多いです。

メバルの釣り方の種類

メバル釣り 岸壁

エサ釣りのなかでも、今回は簡単に試すことができるコスリ釣り、胴突き釣り、ウキ釣りについて解説していきます。

ちなみに、どの釣り方でも餌は活きエビが基本です。メバルは死んだ餌は基本的には食べないので、オキアミなどを餌にしてもほぼ釣れません。またゴカイと活きエビではメバルの食い込みがかなり違っていて、圧倒的に活きエビの方がよく釣れます。

コスリ釣り

コスリ釣りは岸壁のきわ際スレスレに仕掛けを落とし込んで、竿先のアタリを見てメバルを釣り上げる釣法です。別名で探り釣り・ズボ釣り・ヘチ釣りとも呼ばれます。

短い竿で行う釣りなので、電車釣行にも向いていて、仕掛けがシンプルなので初心者向きです。メバルのダイナミックなアタリが体験できるので、楽しいメバル釣りを味わえます。

仕掛け

1番シンプルな仕掛けは、まず3号程度の道糸に5号程度の中通しオモリをセットします。その下に1.5号~2号程度のハリスとチンタメバル8号または丸せいご針の12号、チヌ針3号などの針をつけるものです。メバルは口が大きいので針の種類はそれほど拘る必要がありません。また、針が一本なので岸壁などに根がかりしにくく、初心者にとくにおすすめできる釣り方です。

竿は1.5m~2m程度の短竿を使いますが、一本数百円程度の安い竿でも十分にメバルは釣れます。穂先は柔らかい方が食い込みはよくなりますが、ある程度硬さがある方が手返しがよく、釣りやすいです。錘負荷8号程度の硬めの竿でも問題なくメバルは釣れます。リールは小型のものならなんでも大丈夫です。

釣り方

まず仕掛けを底まで落とします。それから少しずつ(30~50cm程度)リールを巻いてメバルの群れが泳いでいる水深を探っていきます。メバルがいれば竿先にダイナミックなアタリがガンガンガンと来るので、軽く合わせればそれほど難なくメバルを釣ることができるでしょう。

コツ

メバルのコスリ釣りはこれといったテクニックも不要となる簡単な釣りです。しかし釣果を上げるコツとして、餌の活きエビは弱ってきたらこまめに取り替えるようにし、海中で元気に泳いでいる状態を常に保つようにしましょう。

また波止の際を探る釣りのため、根掛かりをしてしまう可能性もあります。波止の際から仕掛けをどれぐらい距離をとれば岸壁に根掛かりしないのかを早めに知っておくと、ストレスなくメバル釣りが楽しめます。

また、仕掛けが底に着いたら少しでよいのですぐに巻き上げて、針が海底につかないようにするのも根掛かりを回避するポイントとなります。

ダイワ(DAIWA) ちょい投げ・サビキ 万能振出ロッド リバティクラブライトパック 20-180 釣り竿
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大阪漁具(OGK) テレきわ
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胴突き釣り

胴突き釣りはコスリ釣りと似た釣法ですが、複数の針を付けてメバルを狙うのが特徴です。一度にダブル、トリプルの釣果が狙えるので、魚影が濃くてたくさんのメバルを釣りたい場合に向いています。

仕掛け

仕掛けの一番下に5号程度のナス型オモリをつけて、その上に3本程度の枝針を垂らす、というものになります。それ以外はコスリ釣りと同じです。

釣り方

胴突釣りの釣り方はコスリ釣りと同じです。 針が1本付いているだけか、3本付いているかだけの違いで他に違いはありません。

コツ

コスリ釣りよりも針の数が多いので、岸壁に根掛かりする可能性もコスリ釣りよりは高くなります。特にメバルを掛けて走られた時に岸壁に根掛かりすることがよくあるので、ヒットしたら仕掛けをなるべく岸壁から離すように心がけましょう。

そういった点からも、初心者よりも中級者におすすめしたい釣り方です。

ハヤブサ HD170 堤防メバル メバル・ガシラ 胴突2本鈎3セット
ハヤブサ|HD170 堤防メバル メバル・ガシラ 胴突2本鈎3セット

ウキ釣り

メバル釣りコツ07

ウキ釣りも簡単な方法で初心者向けです。メバル以外にもいろいろ色々な魚が外道として釣れるという楽しみもあります。

仕掛け

海釣りで一般的に使われる誘導ウキをウキ止めで止めて、その下は一本針を垂らします。また胴付き仕掛けで3本ぐらい針を垂らすのもよいでしょう。道糸、ハリスや針はコスリ釣りと同じものでOKです。ただ竿は4.5~5.4mとある程度長い竿を使います。

針の数が多いとその日のメバルが生息しているタナ(水深)を見つけやすくなります。

ウキ釣りだとクロダイなどの外道もかかりやすくなるので、ハリスを太めにしておくと大物の外道も取り込みやすくなります。

ハヤブサ HE200 堤防メバル うき釣り 2本
ハヤブサ|HE200 堤防メバル うき釣り 2本

釣り方

岸壁の際の近くにウキを流していきます。釣れない場合はウキ下をこまめに変えていろいろな水深を探ってみましょう。夕暮れ時などには表層の浅い部分を狙ってみるのもよいでしょう。

コツ

ウキ釣りで本格的にメバルを狙うならば、撒き餌に活きエビを使ってメバルを寄せてくると釣果が上がります。しかし、エビを撒く釣り方では大量の活きエビが必要となるので、手間もかかるしお金もかかります。

岸壁の際やテトラの際近くなど、メバルが居着いていそうなポイントにウキを流せば、エビ撒きをしなくてもメバルを釣ることは十分に可能です。

このように、メバル釣りは初心者から上級者まで幅広い層の人々に愛される釣りです。道具や仕掛けもシンプルで、低価格の釣り道具でも十分釣れるので、これから釣りを始めてみたい、といったはじめて釣りをする方にもメバル釣りはおすすめできます。最初は安い道具でよいので、近所の岸壁に出かけてメバル釣りにトライしてみましょう!

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。