天然繊維の衣類を選ぶ
合成繊維の衣類からは、洗濯の際にマイクロファイバーという細かなプラスチックが流出してしまいます。衣類を購入するときには、綿や麻などの天然素材でできたものを優先的に選びましょう。
とはいえ、今持っている合成繊維の服をすぐに捨てると、それもまたごみ問題へとつながります。合成繊維の服を洗濯する際には、マイクロファイバーの流出を防ぐ専用フィルターや、専用ランドリーバッグを利用してみてくださいね。
自然素材の食器を使う
食器類は、自然素材の製品の選択肢が豊富です。たとえば、弁当箱や竹製のマイスプーンのなかには、デザイン性に優れているものもありますよね。プラスチック製のものに比べると、長く愛用できるものが多いというメリットもあります。
竹製の製品には抗菌性があるとされており、素材ごとの特性を楽しめますよ。また、ヒノキやスギでできた弁当箱「まげわっぱ」は、ご飯をおいしく保てるのがうれしいポイントです。
以下の記事でも、100%自然素材を使用した容器を紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
使い捨て容器「ECO COLLECTION」はサトウキビの搾りかすと竹100パーセントで「脱プラスチック」に貢献!
マルシェ(朝市)に行ってみる
多くのマルシェ(朝市)では、過剰に包装されていない野菜を、農家さんから直接購入できます。一方、スーパーなどで丁寧に包装された野菜は、きれいに見えますが、多量のプラスチックごみの原因になるのが問題です。
マルシェでは規格外になってしまった野菜を低価格で購入できたり、旬の地物に出会えたりと、思いがけない楽しみもあります。探せば都会でも開催されていることがあるので、ぜひ早起きして見に行ってみてください!
コンタクトは排水溝に流さない
使い終わったソフトコンタクトレンズは、排水溝に流さないようにしましょう。コンタクトを下水に流すと、粉々になってそのまま海に流出してしまいます。
アメリカのアリゾナ州立大学が行った研究によると、15~20%のアメリカ人がコンタクトを洗面台やトイレに流しているとのこと。粉々になったプラスチックは、食品として摂取する魚介類などを通して、私たちの身体に帰ってきます。
コンタクトレンズは排水溝ではなく、各自治体が定める方法で捨てるようにしましょう。自治体によって、燃えるごみか不燃ごみかは異なるので注意してくださいね。
毎年7月は「プラスチックフリー・ジュライ」
オーストラリアのNPO団体が主催する「プラスチックフリー・ジュライ」。毎年7月に行われ、世界の177か国、3億人以上が取り組むプラスチックフリー・アクションへのチャレンジです。
参加方法は簡単で、7月の1か月間に、プラスチックの使用をこれまでより少しでも減らすこと。どの程度のプラスチックフリーを実践するかは、参加者の自由です。家庭や職場でぜひトライしてみましょう。