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現在、大きく注目されているプラスチックごみの問題。環境保護を考えると、自分でもなにか貢献できないか、気になるところですよね。プラスチックをなるべく使わない「プラスチックフリー」な生活を目指して、日常のなかで行える取り組みをご紹介します。

プラスチックフリーが今注目を集めている理由

プラスチック フリー 生活

私たちの生活になくてはならないプラスチック製品。しかし、そのプラスチックの使用をなるべく減らそうという動きが、世界中で本格化しています。背景にあるのは、プラスチックごみがもたらす環境への悪影響が、無視できないレベルにまで大きくなってきたためです。

適切に処理されなかったプラスチックごみは、河川を通じて海に流れ出し、環境や生態系にさまざまな悪影響を及ぼします。また、プラスチックを生産する際に排出されるCO2が、地球温暖化の原因になることもご存知のとおりでしょう。

こうした問題を解決するため、各国でプラスチック製品の規制が強化されています。海に流れ出したプラスチックが引き起こす問題については、以下の記事もぜひあわせてご覧ください。

海洋プラスチックごみ問題!国や企業の取り組みと私たちができること

 

プラスチックフリーのためにできること

プラスチック フリー 生活

プラスチック問題の解決に、私たちが少しでも貢献できることはあるのでしょうか。日常生活のなかでも行える、とくに効果的なアクションをピックアップしてご紹介します。

水筒を用意する

まずは、お出かけの際に水筒を用意していくことから始めてみましょう。冷えたペットボトル飲料も魅力的ですが、製造のときにかなりのエネルギーが消費されています。自宅にある水筒を繰り返し使うことで、簡単に環境への貢献ができますよ。

固形石けんを使う

SNSで若年層にも人気を集めている固形石けんは、簡単な紙箱に入って販売されているものがあります。一方、多くのボディソープは、プラスチック容器に入れられているのが難点です。

また、石けんは使うぶんだけ泡立てられるので、ボディソープのように出しすぎることがないのもメリットですね。

ただ、固形石けんのなかには、洗浄力が強いものもあります。石けんがお肌に合わない方は、詰め替え用があるボディーソープを選ぶようにすると、プラスチックの使用を減らせますよ。

カウブランド 赤箱 バー 10個

月経カップを使ってみる

月経カップは天然素材のシリコンでつくられており、長い期間、繰り返し使いつづけられるのがよいところです。一方、ナプキンやタンポンなどの生理用品のほとんどは、合成繊維や高分子ポリマーといったプラスチックでできています。しかも、使い捨てです。

月経カップは、コンパクトなので持ち歩くのが簡単で、蒸れないといったメリットもあります。女性の方なら、選択肢の一つとして、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

月経カップ ボール型(ホワイト/M)

エコバッグを携帯する

エコバッグをお持ちであれば、ちょっとした買い物の際にも使えるよう携帯しておきましょう。レジ袋をもらうのを1回辞退すれば、33gのCO2を削減できますよ。

ただ、エコバッグを製造するときにも、環境負荷が発生するとされています。現在持っているエコバッグや手提げ袋を、できるだけ長く使うことを考えてみましょう。

出典:3R 原単位の算出方法 環境省廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室

天然繊維の衣類を選ぶ

プラスチック フリー 生活

合成繊維の衣類からは、洗濯の際にマイクロファイバーという細かなプラスチックが流出してしまいます。衣類を購入するときには、綿や麻などの天然素材でできたものを優先的に選びましょう。

とはいえ、今持っている合成繊維の服をすぐに捨てると、それもまたごみ問題へとつながります。合成繊維の服を洗濯する際には、マイクロファイバーの流出を防ぐ専用フィルターや、専用ランドリーバッグを利用してみてくださいね。

SANTÉ LABO サンテラボオリジナル ランドリーウォッシュバッグ

自然素材の食器を使う

食器類は、自然素材の製品の選択肢が豊富です。たとえば、弁当箱や竹製のマイスプーンのなかには、デザイン性に優れているものもありますよね。プラスチック製のものに比べると、長く愛用できるものが多いというメリットもあります。

竹製の製品には抗菌性があるとされており、素材ごとの特性を楽しめますよ。また、ヒノキやスギでできた弁当箱「まげわっぱ」は、ご飯をおいしく保てるのがうれしいポイントです。

Grous 曲げわっぱ 弁当箱(まげわっぱセット/白木)

以下の記事でも、100%自然素材を使用した容器を紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

使い捨て容器「ECO COLLECTION」はサトウキビの搾りかすと竹100パーセントで「脱プラスチック」に貢献!

マルシェ(朝市)に行ってみる

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多くのマルシェ(朝市)では、過剰に包装されていない野菜を、農家さんから直接購入できます。一方、スーパーなどで丁寧に包装された野菜は、きれいに見えますが、多量のプラスチックごみの原因になるのが問題です。

マルシェでは規格外になってしまった野菜を低価格で購入できたり、旬の地物に出会えたりと、思いがけない楽しみもあります。探せば都会でも開催されていることがあるので、ぜひ早起きして見に行ってみてください!

コンタクトは排水溝に流さない

使い終わったソフトコンタクトレンズは、排水溝に流さないようにしましょう。コンタクトを下水に流すと、粉々になってそのまま海に流出してしまいます。

アメリカのアリゾナ州立大学が行った研究によると、15~20%のアメリカ人がコンタクトを洗面台やトイレに流しているとのこと。粉々になったプラスチックは、食品として摂取する魚介類などを通して、私たちの身体に帰ってきます。

コンタクトレンズは排水溝ではなく、各自治体が定める方法で捨てるようにしましょう。自治体によって、燃えるごみか不燃ごみかは異なるので注意してくださいね。

 

毎年7月は「プラスチックフリー・ジュライ」

オーストラリアのNPO団体が主催する「プラスチックフリー・ジュライ」。毎年7月に行われ、世界の177か国、3億人以上が取り組むプラスチックフリー・アクションへのチャレンジです。

参加方法は簡単で、7月の1か月間に、プラスチックの使用をこれまでより少しでも減らすこと。どの程度のプラスチックフリーを実践するかは、参加者の自由です。家庭や職場でぜひトライしてみましょう。

プラスチックフリーな生活を完璧に達成することは、難しいかもしれません。しかし、今回ご紹介したように、日常生活で簡単に取り組めることは数多くあります。たとえば、プラスチック容器に入ったものは選ばない、一度購入したものは長く使う、天然素材のものを使用するなどです。プラスチックフリーを心がければ、無駄な消費を見直せるだけでなく、環境への意識も高められるでしょう。できることから実践してみてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。