濡れたテントの乾かし方を知りたい方は必見。キャンプに行くと、雨の日でなくても結露などでテントが濡れるのは避けられません。そこで今回は、撤収時や帰宅後にできる乾かし方や、テント乾燥サービスについて紹介します。ぜひ参考にしてください。

撤収のときにテントを乾かす方法!

濡れたテント 乾かし方

撤収するときにできる、テントの乾かし方を紹介します。キャンプ場で手軽にできるので試してみてください。

①設営したまま乾かす

テントを設営したまま乾くまで待ちましょう。簡単にできるのがメリットですが、テントの下やインナーは乾きにくいので、フルオープンにして風通しをよくしてくださいね。定期的にひっくり返すと乾きやすいですよ。

なお、雨の日はタープの下にテントを張れば、濡れにくいためおすすめです。雨キャンプでのタープの張り方を以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。

雨キャンプでのタープの張り方!後悔しないための雨対策や注意点とは?

②バラバラにして乾かす

フライシートやインナーなど、テントをバラバラにして乾かす方法もあります。それぞれ干すので、すみずみまで乾きやすいのが特徴です。干す場所が必要になりますが、ロープや木に吊り下げると乾かしやすいですよ。

 

帰宅してからテントを乾かす方法!

濡れたテント 乾かし方

帰宅してからできるテントの乾かし方も紹介します。帰宅後もしっかり乾燥させておくのが、テントを長持ちさせる秘訣です。

①外に干して乾かす

天気のよい日なら、ベランダや庭にテントを広げて乾かしましょう。ガレージやカーポートも、テントをたてたり吊り下げたりできますね。車の上を利用すると、テントを広げやすく乾かしやすいですよ。

②浴室乾燥機で乾かす

浴室乾燥機があれば、洗濯ポールなどを利用してテントを乾かせます。浴室なら乾かすだけでなく、汚れも洗えますね。テントの洗浄と乾燥が同時にできるのが便利です。

テント乾燥サービスを利用する

濡れたテント 乾かし方

テントの乾燥サービス業者に依頼するのも方法です。料金や日数はかかりますが、専門の業者で定期的なメンテナンスをしたい方にもおすすめです。テントの乾燥サービスを受けられる業者を紹介します。

テントクリーニング.com

室内で自然乾燥するのが特徴です。テントが紫外線で傷んでしまう天日干しや、高熱で乾かす乾燥機は使いません。キャンプ場やコンビニから送れるため、手軽にテント乾燥を頼めますよ。

キャンプギアのクリーニングが専門なので、テントのほかにもグランドシートやテントバッグなども含め、定期的にメンテナンスしたいときにも向いています。

公式サイト:テントクリーニング.com

そらのした

乾燥コースなら、最短3日で対応してくれます。そのほかにもシーズンオフのメンテナンスや、テントを保管してくれるサービスもあるのが特徴です。テントの乾燥を頼んだついでに、次のキャンプまで保管してもらうという使い方もできますね。

公式サイト:そらのした

 

濡れたテントを乾燥させる理由

濡れたテント 乾かし方

テントが濡れたままの状態だと、寿命が短くなります。乾燥させる理由について紹介するので、注意してテントを扱いましょう。

カビを防止するため

テントを濡れたまま放置すると、湿気が原因でカビが発生します。一度カビが生えてしまうと、完全に除去することは困難です。見た目が悪くなり、衛生的にもよくありません。カビを防ぐためにはテントの乾燥が必要です。

防水性を維持するため

水が原因で、加水分解という反応が起き、テントの防水性が失われてしまいます。テントに使用されている防水物質と水分が反応し、ベタつきの原因にも。加水分解を防ぐためには、きちんと乾かすことが大切です。

なお、テントに使用されている防水物質は、高温にも弱いのが特徴。乾かすときに必要以上の熱を加えると、テントが傷むため注意しましょう。

悪臭を防ぐため

テントも衣類と同じで、水分を含んだ生乾きの状態だと、悪臭をはなちます。湿気で繁殖した雑菌が原因なので、悪臭だけでなく、衛生的にもよくありません。悪臭を防ぐためにも、テントの乾燥はしっかり行ってください。

テントは雨だけでなく、夜露や結露でも濡れます。テントを濡れたままにすると、カビの発生や防水性の低下につながるため注意が必要。撤収のときには、できるだけ乾くまで待ちましょう。帰宅後も外で干すなどして、乾燥させてください。少なくともテントの袋を開けて、風通しのよいところに置いておくだけでも違います。テントを乾燥させておけば、傷みにくくなるのでぜひ試してくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。