春のスノーボードのゲレンデ状況は?
春が近づくにつれ、ゲレンデの気温は10度前後まで上がります。
冬と同じウェアで滑ったら、リフト1本で汗をかいてしまったという経験をした方も多いはず。
駐車場や山麓付近で肌寒いと思っても、想像以上に動き回り高確率で汗をかくため、服装の調整が難しいシーズンです。
また、気温が上がることで雪がシャバシャバになり、ブーツやウェアが非常に濡れやすいという点も気になるところ。
一度転んだだけでもウェアが濡れ、そのままリフトに乗るとどんどん水が染み込んでびしょ濡れ状態に…。
転んでも痛くないシーズンだからこそ、春のスノーボードのウェア選びはおろそかにせず、快適な状態で滑れるように準備をしましょう!
気温が高くて暖かい!晴れた日の服装
ぽかぽか陽気の晴れた日、上は半袖インナーとトレーナーもしくは、パーカーだけで十分快適に滑ることができます。
下は、さらさらした薄手の「スパッツ」と転んだ時に雪が入るのを防いでくれる「ビブパンツ」がおすすめです。
暑くなるため薄着で良いのですが、特に長時間滑る方は汗を吸収できるインナーを上下ともに着用しましょう。
日中との寒暖差に注意して服装を選ぶと1日中快適に滑れます。
トレーナーやパーカーには、リストゲーターと呼ばれる手首からの雪の侵入を防ぐ機能が付いているものがおすすめです。
また、溶けた雪で濡れるのが嫌だという方は、ロングTシャツと撥水性の高い薄手のナイロンジャケットを着るのがおすすめ!
トレーナーやパーカーよりも撥水効果があるので、より濡れにくく快適になりますよ。
空の状況が変わりやすい!くもりの日の服装
晴れたり曇ったりという微妙な天気の日、上は長袖インナーとトレーナーもしくは、パーカーとナイロンジャケットという服装がおすすめです。
下は、晴れた日と同じような薄手のスパッツとベンチレーションという空気の通り道が付いたパンツでOK!
滑っていて一番体温調整が難しい天気となるので、暑かったら脱ぐ、寒かったら着るという方法をこまめに行える服装にしましょう。
休憩後や夕方の冷え込みにも対応できるように、1枚羽織れるジャケットや薄手のウェアがあると便利です。
ベンチレーションが付いたパンツも同様に、ファスナーを開け閉めするだけで体温調整ができるのでぜひ取り入れてみましょう。
気温が低くて寒い!雨や雪の日の服装
春の気温に変わると、冬のハイシーズンのようなさらさらした雪ではなく、重めの濡れ雪や雨が降ります。
冬のような厳しい寒さを感じることはほとんどないですが、あまりにも薄着でいると滑ることに支障をきたしたり風邪を引く原因になったりします。
そのため、天気の良い日よりも一段と服装には気をつかって滑るようにしましょう。
特に濡れやすい雨の日
天気予報から雨だとわかっているが、それでも滑りたい日ってありますよね。
そんな時は、上は薄手のインナーと薄手のロングTシャツとレインウェア、下はインナーとレインウェアを着用して滑るのがおすすめ。
寒ければレインウェアの下にウィンドブレーカーなどを着用してもOKです。
防水性に優れたウェアや撥水性の高いウェアであっても、長時間雨が降り続く中で滑ると、水が浸透して重くなり滑りにくくなります。
気温が低めの雨の日は、レインウェアを着ても熱がこもりづらいので、暑すぎることもありません。
おしりをつく機会の多い初心者や濡れを第一に防ぎたい方にはぴったりの服装です。
また、濡れることを考慮して下着を含めた着替え一式とバスタオルなどを用意しておくと、スノーボードを終えた帰路の不快感を減らすことができます。
春特有の濡れ雪の日の服装
春の気温になるとはいえ、標高の高い場所や山頂付近ではまれに雪がちらつくことがあるシーズン。
そして、春特有の粒が大きく重い濡れ雪が降る日。
そんな時は、上はインナーとトレーナーとベンチレーション付きのウェア、下はインナーとベンチレーション付きのウェアで、上下とも撥水性の高いウェアを着用するのがおすすめです。
降っているのは雪ですが、ウェアに付着して少したつと雪が溶けて雨に降られたようなびちゃびちゃ状態になります。
撥水性の高いウェアだけだと濡れが気になる方は、レインウェアを着用するのもOK!
自分の滑走レベルや、その日降っている雪の質に合わせて服装を選ぶように、何パターンか用意しておきましょう!