「自転車デビュー」を迎えるにあたって
子供が大きくなると、自然と自転車に乗ることを考え始めますが、どのように自転車に乗せるのか、悩む親も多いのではないでしょうか。
運動能力が未熟な子供が、自転車に乗ると、ちょっとしたことでケガをする可能性もあるので、親としては楽しみと心配が半分半分といったところでしょう。
ここで重要なのは、子供用の自転車にどんなものを選ぶのかということです。
子供用の自転車は、ただサイズが小さいだけではなく、自転車に乗れるようになるまでの過程を考慮して作られているので、種類によって特性が異なります。
どのような自転車を選ぶかによって、子供が自転車に乗るコツを会得する道筋も変わるので、どの自転車を選ぶのか悩みどころですよね。
子供用自転車の種類について
悩みの種でもある子供用自転車の種類について紹介します。
子供用自転車の種類は、大きく分けて3つです。
それぞれに自転車に乗るための練習方法などが異なるので、特性を理解しながら自転車を選ぶといいでしょう。
①補助輪付きタイプ
子供用の小さいサイズの自転車に補助輪が付いた形です。
皆さんが子供のころには、こういった自転車で練習をしたのではないでしょうか。
補助輪が付いているので、子供が乗っても転倒する心配がなく、親としては非常に安心して、練習を見守ることができます。
また、子供にとっても、転倒の恐怖がない分、自転車を楽しみながら練習ができます。
そして、ある程度自転車に慣れてきたところで、補助輪を外して、本格的な練習をします。
最初は、補助輪がないことに恐さを感じますが、乗れるようになった時には達成感があります。
②ストライダータイプ
2つ目の種類は、「ストライダー」という自転車です。
ストライダーの特徴は、自転車のペダルがないという点です。
ペダルがないので、子供は自転車に乗りながら、脚を使って歩くように進みます。
足が付いた状態で練習するので、転倒の可能性も低く、また補助輪ではないので、自転車本来のバランス感覚を養うことができます。
足で地面を蹴りながら、自転車のバランス感覚を養うことで、乗れるようになっていくという自転車です。
③いいとこ取りタイプ
3つ目は、ペダルの脱着機能がついた自転車です。
この自転車のメリットは、ペダルの付け外しが可能であるという点で、最初はペダルを外した状態で、ストライダーとして練習をします。
足を使いながら自転車に乗り、必要なバランス感覚を養いながら、慣れてきたらペダルを装着して、通常の自転車として乗ることができます。
ペダルなしの状態で効果的な練習ができる上に、最終的には普通の子供用自転車として乗ることができる、一石二鳥の自転車です。
3.子供用自転車の購入にあたって
子供用自転車には、このような3つの種類があり、それぞれの特性を理解したうえで購入するといいでしょう。
また、その上で子供用自転車を購入する際に、知っておきたいポイントがあります。
①子供の体に合ったものを選ぶ
自転車は体に合ったものを使ったほうがいいので、子供用自転車は体型に合ったものを購入してください。
また、子供は日を追うごとに身長が伸びるので、成長なども視野に入れながら自転車のサイズを選ぶといいでしょう。
②ヘルメットなどの身を守るものも購入する
子供が自転車に乗る上で心配なのは、転倒してケガをしてしまうことですよね。
子供が乗るだけに、一歩間違えれば頭を打つなどのリスクも考えられます。
こういった危険を想定した上で、頭を守るヘルメットやサポーターなども自転車と併せて購入した方がいいでしょう。
備えあれば患いなしとは言いますが、子供には身を守るための装備をちゃんと与えて、自転車にチャレンジさせてください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。