山岳テントの特徴とは?
山岳テントはキャンプ用のテントと何が違うのでしょう?
オートキャンプのテントの特徴とは?
通常車で荷物を運ぶキャンプでは、重さや大きさのことをあまり考えなくても問題ありません。
キャンプ用のテントは居住性を重視されて作られているものがほとんどです。
そのため、非常に重くかさ張るテントが多いです。
山岳テントの特徴とは?
軽量かつコンパクト
登山では全て自分達の足で荷物を背負っていかなければいけません。
荷物は極力少なく、軽くするのが鉄則です。
そのため山岳テントも軽量でコンパクトでなければいけません。
風雨に強い機能性と耐久性
山の上は天候がひとたび荒れると地上では考えられないような強い雨風にさらされる事もあります。
そのため風雨に強い作りとなっています。
また、山の上ではオートキャンプ場のように芝生などで整地された地面でない場合がほとんどです。
荒れた地形でも耐えられるすぐれた耐久性も必要です。
設営が簡単
山の上ではテント設営に時間をかける余裕はありません。
時には強い雨風が吹き付ける中や暗い中テントを立てなければいけないこともあります。
そのため簡単に設営できるものがほとんどです。
山岳テントの選び方
登山に行く季節は?
登山者の多くは春、夏、秋のシーズンに山に登ります。
そのため冬山以外で使える3シーズン対応のテントがほとんどです。
ただ、冬用の外張りなどをオプションで購入すれば冬山に持っていくことができるテントもあります。
自分の登りたい季節に合わせたテントを選びましょう。
テントに泊まる人数は?
テントには1人用~大人数用まで様々な人数に対応したモデルがあります。
1人や2~3人で行くのであれば対応した人数用のテントを選べばよいでしょう。
しかし、大人数の場合は大人数用の大きなテントを持っていくよりも少人数用のテントを複数持っていくのがおすすめです。
大人数用のテントはそれだけ重量や大きさも増します。
荷物を分散して持つことを考えると少人数用のテントを分けて持った方がよいでしょう。
また、夏山などの登山客が多いシーズンだと、大きなテントは張るスペースがない場合もあります。
シングルウォールかダブルウォールか?
山岳テントには大きく分けて、シングルウォールとダブルウォールという2つの種類があります。
ダブルウォールはテント本体にフライシートを被せて使うものです。
シングルウォールはテント本体に防水性などがしっかりとあるためフライシートは使いません。
シングルウォールはフライシートがない分より軽量かつコンパクトですが、結露しやすいのとテント前の前室がないのがデメリットです。
ダブルウォールだとフライシートの分重量は増しますが、前室のスペースが確保出来て荷物置きや調理スペースに活用することができます。
初心者にはまずダブルウォールのテントがおすすめです。
おすすめモデル紹介
それではさっそくおすすめの山岳テントを紹介していきましょう。
finetrack(ファイントラック) /テント FAG0312 カミナドーム2 OG:GY
創り手である社員が登山のエキスパートであるファイントラック。
そのファイントラックならではの、まさに登山者の目線に立って作られたテントです。
超軽量かつ超コンパクトなのに快適な居住空間を実現。
もちろん耐久性も抜群です。
NEMO(ニーモ・イクイップメント)/アトム2P キャニオン NM-ATM-2P-CY
ニーモが開発した山岳テントのエントリーモデル。
初心者にも素早く簡単に設営ができます。
耐久性、耐風性にも優れており悪天候の場合も安心できます。
ポールの構造によって天井空間も余裕があります。
アライテント(ARAI TENT)/エアライズ2(AIR RAIZ2) フォレストグリーン 2人用
日本の老舗テントメーカーであるアライテントが誇る山岳テントの代表的モデル。
2人用で重量わずか1550gと軽量です。
オプションも豊富で、暑さや虫の気になる季節用のメッシュインナー、冬山用の外張り、前室のスペースを広く取れるDXフライなどがあります。
Mountain Hardwear マウンテンハードウェア/ゴーストスカイ3テント
軽量性と耐風性をバランスよく兼ね揃えた山岳テント。
左右に入口と前室があるので、2人で使う時に互いを気にすることなく使用できるのは非常に便利。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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