まだおいしく食べられるパンや惣菜を、捨てずに次の食卓へ。スーパーマーケット「ベイシア」が、北欧発のフードロス削減アプリ「Too Good To Go」と初めて提携します。2026年9月28日より東京・埼玉の3店舗で、余剰食品を詰め合わせた「サプライズバッグ」を500円で販売。お得な買い物が、食品を無駄にしない選択にもつながります。

まだ食べられるパンや惣菜を、捨てずに食卓へ

スーパーにずらりと並ぶパンや惣菜、デザート。できるだけ売り切るよう調整していても、天候の変化や日々の需要を正確に予測するのは難しく、まだおいしく食べられる食品が売れ残ってしまうことがあります。

そんな食品を新たな食べ手につなぐ取り組みを、ベイシアがスタートします。

提携する「Too Good To Go(トゥー・グッド・トゥ・ゴー)」は、デンマーク発のフードロス削減アプリ。売れ残る可能性のある食品を抱える店舗とユーザーをアプリでつなぎ、廃棄するのではなく再び流通させる仕組みを提供しています。

2026年9月28日から導入されるのは、「ベイシア青梅インター店」「Beisia Town 新狭山店」「ベイシアひだかモール店」の3店舗。

当日中に販売しきれなかったパンや惣菜などを「サプライズバッグ」に詰め合わせ、通常価格1,000円(税込)相当の商品を500円(税込)で販売します。中に何が入っているかは、その日の余剰状況次第。お得感に加えて、開けてみるまでわからない楽しさもあります。

「売るか、捨てるか」に加わる、もうひとつの選択肢

今回の取り組みで興味深いのは、これまで「売るか、捨てるか」になりがちだった食品に、「再分配」という選択肢を加えていることです。

Too Good To Goは、余った食品を単なる廃棄物として扱うのではなく、まだ価値のある「食べ物」として必要とする人につなげます。

利用者にとっても、フードロス削減のために何かを我慢する仕組みではありません。お得に食品を購入でき、さらに普段なら選ばなかった商品と出会える可能性もあります。サプライズバッグを夕食の一品として使いながら、足りない食材を店内で買い足すなど、スーパーならではの利用方法も想定されています。

Too Good To Goは現在、欧州や北米、アジア太平洋地域など20カ国で展開。登録ユーザーは1億2,000万人を超え、20万以上のパートナー企業が参加しています。これまでに累計6億食以上のフードロス削減に貢献したとしています。日本でも正式ローンチから約3カ月半で登録ユーザー50万人を突破しました。

「お得でうれしい」が、フードロス削減につながる

ベイシアではこれまでも、レジ袋の削減や全店舗へのリサイクルボックス設置、惣菜フードパックのエコ化、物流効率化によるCO₂排出量削減などに取り組んできました。今回の提携では、日々の店舗運営でどうしても生まれてしまう余剰食品にも目を向けます。

フードロスを減らすというと、「必要な分だけ買う」「食べ残さない」といった一人ひとりの心がけを思い浮かべがちです。しかし、まだ食べられるものを次の人へつなぐ仕組みがあれば、いつもの買い物そのものをフードロス削減につなげられます。

しかも、その入口は「環境のために」だけではなく、「半額以下で買える」「何が入っているか楽しみ」という身近なメリットです。

お店にとっては食品を廃棄せずに済み、利用者はお得に商品を購入できる。そして、まだ食べられる食品の価値を最後まで生かせます。

まずは東京・埼玉の3店舗から始まるベイシアとToo Good To Goの取り組み。毎日の買い物に無理なく取り入れられるフードロス削減の方法として、今後の広がりにも注目です。

アプリ概要・ダウンロード

アプリ名: Too Good To Go(トゥー・グッド・トゥ・ゴー)
価格: 無料
対応OS: iOS / Android
App Store:Too Good To Go:おいしい選択をはじめようアプリ – App Store
Google Play:Too Good To Go:おいしい選択をはじめよう – Google Playのアプリ

Greenfieldニュース編集部

ライター

Greenfieldニュース編集部

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