筆者のキャンプの醍醐味は豪快なキャンプ飯ですが、食後の片付けは少し面倒。とくに寒い時期の洗い物は苦痛でしかありません。今回はそんな悩みから解放してくれる、水を使わない食器用洗剤をご紹介。環境に配慮した製品でもあるので、ぜひ注目してみてくださいね。
冬のキャンプでは水を使わない食器用洗剤が大活躍
楽しい冬キャンプですが、冬は冷たい水で洗い物をしなくてはいけないのが苦痛です。いつも手袋を着用するなど工夫しながら洗い物をしていますが、それでも手がかじかんだり、あかぎれになったりと筆者も苦労していました。しかし、水を使わない食器用洗剤に出会ってからは、そんな思いをしなくなったんです。
冷たい水で洗う必要がない
水を使わない食器用洗剤はその名のとおり洗い流す必要がないので、冷たい水で苦労する必要がなくなります。お湯が出るキャンプ場も増えていますが、まだ多くはありません。洗い物をするために、お湯を沸かす必要もなくなり楽になりました。
寒いなか炊事場で順番を待たなくてよい
使用した食器は拭き取るだけなので、炊事場で順番待ちをしなくてよくなります。油汚れは時間が経つとなかなか落ちないため、調理後や食後にすぐに拭けば簡単に汚れを落とせて便利です。
洗い流さないため環境にも配慮している
水を使わない食器洗剤は、原材料に自然由来のものを使用しているものが多く、環境にも優しいのが特徴。洗剤を流すことがないので、一般的な食器用洗剤よりも環境保護につながります。
水を使わない食器用洗剤の使い方
水を使用しない食器用洗剤の使用方法は、とても簡単です。キッチンペーパーとあればスパチュラも準備しましょう。
スパチュラなどで汚れを取り除く
食後のお皿には油や食べかすが付いているので、スパチュラ(へら)やフードスクレイパーなどを使用して取り除きます。このひと手間をすることで拭き取るペーパーが少なくて済み、ゴミの削減ができますよ。
汚れにスプレーして拭き取る
大まかな汚れを取り除いたお皿に直接スプレーします。スプレー後はキッチンペーパーなどで拭き取ってください。汚れがキレイに拭き取れるので最初はびっくりするかもしれません。
ペペロンチーノのような油が多い食事のあとのお皿に使用したことがありますが、拭き取るだけで本当に汚れが落ちました。しつこい油汚れに対しても効果がありますよ。汚れが取れた食器は、そのまま家に持ち帰れます。
家で軽く洗う
家に帰ってから軽く水ですすいでください。拭き残しなどが気になる人は、洗剤でしっかりと洗えば次回も安心して使用できますよ。
水を使用しない食器用洗剤おすすめ3選
筆者も愛用している水を使用しない食器用洗剤を紹介します。どのアイテムも使い方は同じなので、価格や付加価値に注目して選ぶとよいでしょう。キャンプだけでなく災害時などでも使用できるのであると便利です。
エコキッチンクリーナー
油汚れを素早く分解しサラサラにしてくれます。成分のほとんどが水なので、拭き取るだけでも洗剤残りはほとんどありません。界面活性剤はわずか1%なので環境に与える影響はかなり少ないでしょう。
また、消臭・抗菌・防虫効果のある青森ヒバのエッセンシャルオイルを配合。肌に優しい中性洗剤なので子どもにも安心です。
JUST WIPE
πウォーターベースの優しい洗剤で、スプレーして拭き取るだけでキレイな状態の食器を持ち帰れます。持ち帰ったら必ず流水で5秒以上はすすぎましょう。
洗浄だけでなく除菌もできる優れもので、いろいろなシーンで活躍します。裏技としてトイレットペーパーに吹きつけて便座を拭けば除菌も可能。
フォレストウォッシャー
フレッシュな森の香りで、自然に優しい植物由来の界面活性剤を配合。キャンプだけでなく家庭のキッチンカウンターでも使用することが可能です。
爽やかなヒバ精油により、におい残りを抑制してくれるでしょう。さらに抗菌・除菌効果も期待できますよ。
▼フォレストウォッシャーについて詳しく知りたい人はこちら
冬だけではもったいない!
水を使わない食器用洗剤は冬に限らず1年を通して活躍します。たとえば、テントサイトが炊事場までとても遠い場合や、炊事場が1ヶ所しかなく混雑する場合などは季節に関係なくあると便利です。サイト内で素早く片付けられ、1度使用するとあまりの便利さで手放せなくなりますよ。
ライター
Zen
キャンプとお酒をこよなく愛する中年キャンパーです。ソロからファミリーキャンプをしていましたが、子供の成長もあり最近はソロがメイン。酒はウイスキーが好きで資格を有するほどです。健康管理も怠らず週末のランニングが日課。これまでフルマラソンは5回以上完走しています。