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自宅で気軽に楽しめる庭バーベキュー。思う存分楽しみたいところですが、一歩間違えれば迷惑行為となってしまうことも。ご近所さんへの配慮を忘れてはいけません。そこで今回は、庭バーベキューの注意点や気持ちよく楽しむためのポイントをご紹介します!

庭バーベキューは迷惑なのか

庭バーベキューの楽しみ方と注意点

庭バーベキューにはたくさんの魅力がありますが、その一方でご近所さんに対して「迷惑ではないか」と心配する声もあります。たしかに、煙やにおい、騒音などで近隣住民に迷惑をかける可能性は否定できません。

法律上は庭でバーベキューを行うこと自体は問題ないとされています。ただし、地域によっては自治会や管理組合のルールで制限されている場合もあるので、事前に確認することは必要でしょう。

また、たとえ法律やルール上問題なくても、近隣住民に迷惑だと感じられてしまっては、良好な関係の維持が難しくなります。迷惑だと思われないための工夫や配慮は必要不可欠といえるでしょう。

具体的な方法についてはこのあとご紹介しますが、大切なのは周りも含めて「全員が気持ちよく楽しめる」ような配慮をしっかりと考えることです。周囲からの反感を受けながらでは、気持ちよく楽しめませんよね。

しっかりとした配慮をすることで、庭バーベキューを楽しみつつ、近隣との良好な関係も保てるはずです。

庭バーベキューの魅力

庭バーベキューの楽しみ方と注意点

庭でのバーベキューには、外で食事をする楽しさはもちろん、ほかにもさまざまな魅力があります。まずなんといっても準備と片付けの楽さ。必要な道具や食材がすべて手の届く場所にあり、忘れ物があっても家からもってくるだけです。

友人を気軽に招けるのも大きなメリットです。場所の確保や移動の心配もなく「今日、うちに来ない?」と気軽に誘えますよ。閉店時間などの制約もないので、時間を気にせずゆっくりとできるのもうれしいポイントです!

会場は自宅なので、当然ですが予約の手間もありません。人気スポットを探したりキャンセル料を心配しなくてよいのです。筆者の場合は「ヒマだからやろう!」と当日いきなり始めることだってありますよ。

庭バーベキューは、まさに「気まま」であり「気楽」の極みなのです!

庭バーベキューを楽しむための4つのポイント

庭バーベキューの楽しみ方と注意点

せっかくの庭バーベキュー、自分たちは楽しくても、それが近隣住民から迷惑行為ととらえられてしまったらお互い気持ちよくありませんよね。以下、庭バーベキューを気持ちよく楽しむための具体的な方法を記載しました。ぜひチェックしてください!

ご近所さんの理解を得ておく

庭バーベキューの楽しみ方と注意点

庭バーベキューを行う前のご近所さんへの一声がとても大切です。これは筆者がもっとも重要だと考えていることで、この手間をかけるかどうかでご近所さんからの印象もかなり変わってくるでしょう。

声のかけ方はご近所さんとの関係性にもよりますが、「今日の〇時頃からバーベキューをする予定です。ご迷惑をおかけしないよう気をつけますが、なにかありましたらお声がけください」といった内容で伝えておくとよいでしょう。事前に伝えることで、ご近所さんからすると事前に煙やにおいに対して対策ができるので、煙やにおいの不快感を軽減できます。

敷地が隣接している人たちとは、日頃からのコミュニケーションをとくに大切にしておきましょう。ときには、できあがった料理をお裾分けするなどの心遣いも効果的かもしれません。

なるべく少人数で行う

友人をたくさん招いての大規模バーベキューは盛り上がりますが、同時に騒音や煙の量も増えてしまいます。可能な限り家族や親しい友人など少人数で行うことをおすすめします。

立地や庭の構造・広さなどによっても変わると思いますが、8人以内であれば近隣への影響を最小限に抑えられるでしょう。ただし、これは大人の場合です。子どもの人数によっては状況が変わります。

子どもの声はかなり響きます。とくに、自宅の庭など周囲が建物で囲まれた反響しやすい空間となるとなおさらです。小さな子どもが多くなるときは、ルールをしっかりと教えてあげたり、場合によっては庭で行うことの是非を再検討したりする必要もあるでしょう。

食材や器材を工夫する

庭バーベキューの楽しみ方と注意点

におい、煙、音という主に3つの要素が近隣への影響の原因となります。とくに、においと煙は昼夜問わずご近所さんが不快に感じる大きな要因です。これらを軽減するための工夫はできる限り行いましょう。

食材に関しては、最初からにおいや煙が強くなりやすいものを避けるのがポイントです。具体的には以下のような方法が考えられます。

・強いにおいの出る食材(にんにく、ニラなど)の使用を控える
・魚や野菜を中心にする
・ダッチオーブンを使った料理などにする

そうはいっても、バーベキューといったらやはり肉ですよね。ただし、肉の油はにおいや煙の一番の要因。庭という環境を加味するならば、油がのった霜降り肉よりも赤身肉を選ぶほうがベターです。また、家のなかで事前にマリネしておくなども煙対策をするうえでは有効です。

庭バーベキューの楽しみ方と注意点

器材の工夫については、以下のような方法が考えられます。

・無煙ロースターを使用する
・炭の使用を避けて煙の少ない燃料(ガスや電気式のグリル)を使用する
・炭を使用する際は着火剤を使用しない
・炭は備長炭やオガ炭といった煙の少ないものを選ぶ

「バーベキューといえば炭火!」という気持ちはよくわかります。しかし、ご近所さんへの配慮を考えるならば炭火は極力避けたほうがよいかもしれません。自宅なら電源が使えますし、高性能な電気グリルも数多く発売されていますので、炭にこだわらなくてもおいしい料理が味わえますよ。

時間や頻度の配慮をする

庭バーベキューの楽しみ方と注意点

バーベキューを楽しむ時間帯にも注意が必要です。大人数であれば、11時〜16時頃の昼間の時間帯がよいでしょう。ただし、なかには夜勤などで昼間に寝ている人もいます。ご近所さんの生活行動をすべて把握することは難しいかもしれませんが、頭の片隅には入れておきましょう。

終了時間にも配慮してください。とくに、夜間の騒音には気をつける必要があります。遅くとも20時頃までには火を消し片付けはじめるのがよいでしょう。家のなかでも、あまった料理などをおつまみにしながら続きを楽しめますよ。

頻度にも注意が必要です。毎週末のように行えば、いくら理解のあるご近所さんでもストレスと感じることでしょう。月1〜2回を目安に、適度な頻度で楽しむことをおすすめします。

庭バーベキューは、とにかく手軽にできて涼しくなるこれからの時季にもぴったり!工夫次第では、新たなバーベキュースタイルを見つけられますよ。

しかし、自分たちの楽しさだけにとらわれてはいけません。大切なのは、近隣への配慮をしっかり考え、全員が気持ちよく楽しめるように行うことです。今回ご紹介した注意点などを参考にしていただき、ぜひとも庭バーベキューを楽しんでください!

ライター

SUGURU

キャンプ歴11年。アウトドアと家族を愛するパパキャンパー。ともに暮らす妻と2人の娘はインドア派。家族の機嫌をうかがいながら週末キャンプ・ギア収集を楽しんでいる。最近は、気軽に楽しめる「おうちキャンプ」で一味違った新たなキャンプスタイルを模索中。2019年には庭の物置をDIYでキャンプガレージに改装。お気に入りのギアに囲まれて過ごす「ガレージキャンプ」という新たな試みも行っている。