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私が移住を決めた最大の理由は海です。素敵なビーチのあるところですが、海遊びをしているとやっぱり気になるのは海ゴミ。そこで、自主的にビーチクリーンを始めてみました。今回は、突発的に始めたビーチクリーン活動についてお伝えします。

移住先の海が好きで始めたビーチクリーン

移住先でビーチクリーンの社会貢献
移住した先はダイビングスポットとして有名なところで、水の透明度が高い美しい海です。とくにお気に入りの場所は、海水浴場からは離れた場所にある小さなビーチです。

惚れた海のためにできることはゴミ拾い

綺麗な海ですが、やはり海ゴミがあります。海遊びをしている間もそのゴミが気になって仕方ありません。「だったら自分でゴミ拾いしたらいいじゃない?」と突発的にビーチクリーンを始めました

ビーチクリーン姉さんが教えてくれた海ゴミの集め方

ビーチクリーンは初めてでしたが、自宅から軍手とゴミ袋を持って妻とビーチに向かいました。

ある日妻と2人でゴミ拾いをしていると、消波ブロックの上から女性の声がしたので振り返りました。すると、女性が「これ使いな!」と私たちに向かってビニールの束を投げてくれたのです。それは厚手の透明なビニール袋で、ビーチクリーン用に行政が提供しているものでした。

その女性は私たちに、ゴミ袋は市役所に行けばもらえること、消波ブロックでのゴミ拾いの際は、隙間へ落ちないように気をつけるよう、と伝えて颯爽と去って行きました。

無理のない範囲で行うビーチクリーン生活

ビーチクリーンは、空いた時間に好きなだけ拾うことにしています。個人的には気負わずやるほうが、長続きすると思っています。

近所の海ゴミ事情について

ここからは、実際に私が行っているビーチクリーン活動から、どんな海ゴミがあるのかといったところからお伝えします。

ほとんどはプラスチックゴミ

移住先でビーチクリーンの社会貢献

私が拾っているゴミのなかで最も多いのは、プラスチックゴミです。ゴミのほとんどがプラスチック製品だと言っていいかもしれません。

そのなかでも、ペットボトルの数は群を抜いています。なかに水が入っている場合も多いので、そのときはフタを開けて、中身を出してからゴミ袋へ入れます。

ほかにも多いと感じるのは、マスクやプラ製のロープや発泡スチロールなど、釣り関連のゴミです。

ビーチクリーンは安全第一で行う

移住先でビーチクリーンの社会貢献

私がよくビーチクリーンをしている場所です。岩場で足元が悪く、流木などの障害物もあって転ぶ危険性があります。

とくに、消波ブロック付近は要注意。すき間にゴミが挟まっているのでついゴミ拾いに夢中になりますが、なにより安全第一で行なっています

また、危険物なども流れ着いていることもありますが、無理せず放置します。

拾ったあとの海ゴミはどうする?

移住先でビーチクリーンの社会貢献

これは1人で約2時間拾ったビーチクリーンの成果。このゴミをどのように処理しているかについて、お伝えします。

市役所へゴミ回収を依頼

私の住む伊東市では、ビーチクリーン後に市役所の環境課に電話を入れます。そこでビーチクリーンをしたことと置いた場所を伝えると、回収に来てくれるという素晴らしいシステムがあります。

置く場所は迷惑にならず、回収の方がわかりやすい場所と決めています。

私もまだこの行政支援については詳しいことがわかっていないので、後日、行政の方に話を伺う予定です。

ビーチクリーンで使用している道具

ここからは、私がビーチクリーンで使用している道具や服装についてお伝えします。

ゴミ袋と手袋があればOK

移住先でビーチクリーンの社会貢献

私の場合は、ゴミ袋と手袋という必要最小限のアイテムでゴミ拾いをしています。

海ゴミには尖ったものや釣り針などもあるので、ある程度丈夫な袋のほうがいいでしょう。ゴミ袋は行政指定のものが破れにくく使いやすいです。

手袋はホームセンターなどで売っているものですが、トングを使用するのもおすすめです。ゴミ拾いでは危険物に触れることもあるため、くれぐれも注意して扱いましょう。

長袖長ズボンに長靴があると便利

移住先でビーチクリーンの社会貢献

ときには藪のなかへ入ったり、岩場を歩いたりすることもあります。その際にケガしやすいので、肌を守るためにも長袖長ズボンがいいでしょう。

靴は長靴があるとかなり捗りますよ。ちなみに、私は厨房用の長靴を使っています。

実は、厨房用長靴は足首のところがよく曲がり、動きやすくてとても便利なのです。畑仕事からビーチクリーンまでこの長靴を使っています。

海と心が浄化されるビーチクリーンの効能

ここからは、ビーチクリーンがメンタルにもいい影響を与えているという体験談をお話をしたいと思います。

海だけじゃなく心もすっきりゴミ拾い

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ゴミを拾う行動そのものには充実感があり、気持ちがとてもスッキリします。私の場合は、気分が落ちたときやメンタルが落ち着かないときに、よくビーチクリーンに行って心を整えています。

また、私の友人は「ゴミ拾いは運拾い」と言って、日常的にゴミ拾いをしています。私も実際に1,000円を拾った経験があり、上の写真がその時の1,000円です。

悟りが開けそうなビーチクリーン・アフター瞑想

移住先でビーチクリーンの社会貢献

私はビーチクリーンと瞑想をセットで行なっています。

ビーチクリーンを終えたあとに海に向かって目を閉じていると、より深い瞑想に入れます。海を綺麗にした充実感のなかで行う瞑想は格別です。皆さんもぜひ試してみてください。

好きなときに、好きな海を綺麗にしてみよう

ビーチクリーンは誰にでもできるお手軽な環境活動。私のように個人で活動する場合は、好きなときに、好きなだけやれるので始めやすいですよ。

移住しなくてもOK、好きな場所から始めてみる

例えば、海へ遊びに行ったときにゴミ袋を持って、できる範囲のゴミを拾うというのもおすすめです。

その場合、ゴミの処理は自分で行うことになります。ですが、持ち帰れそうなゴミだけを選んで、拾って帰れば立派なビーチクリーンです。

身近なところを探すのもおすすめ

ビーチクリーンを習慣にしたい場合は、まずは近場で行うのがいいでしょう。私の場合はバイクで5分の場所なので、思い立ったらすぐに行けます。

距離が遠いと、それだけで気後れしやすくなってしまいますよね。近場で手軽に気負わずやるのが長続きのコツです。

今回は、突発移住した私が、突発的に始めたビーチクリーンについてお伝えしました。始めるまでは気後れしたりといろいろと考えていましたが、始めてみると思ったより手軽でした。また、メンタルにもいい影響があったのは思わぬ収穫でした。ビーチクリーンは地球のためにできる手軽なお手伝いです。皆さんも、身近な場所からでもぜひ始めてみてみませんか。

ライター

いしいあきら

茨城の田舎町からギター片手に上京。特に音楽をやるわけでもなく出版業へ。読書ばかりしていた暗い青春時代が生きる。それなりに本を作ったり雑誌を作ったり楽しくすごす。しかし、その素性は田舎っぺ。年々、自然への憧れが強くなり、3年前にうっかり移住。海と猫と老人に囲まれ、幸せな毎日を送る。好きな果物はいちご。