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第5回親子登山インタビューは、ほっこり写真が印象的な@_yurigon_さんにお話を伺います。息子さんが1歳と小さいながらも自然を楽しんでいるのが感じられ、親子でお出かけしたくなりますよ。

憧れのベビキャリ登山!

親子登山インタビューvol.5

-自己紹介をお願いします。

母ゆりごん、息子こだま1歳です。

私は2018年から登山をはじめて、6年目になります。岩場歩きや北アルプスの縦走が好きでしたが、出産してからはのんびりハイキングが中心になりました。

-お子さまはまだ1歳なんですね。登山デビューは何歳だったのですか?

生後半年くらいです。美ヶ原に初めて連れていきました。

-半年とは早いデビューですね。

そうですね。夫も登山が好きなので、子どもが生まれてすぐにベビーキャリアを購入していたんです。

-もともと親子登山をしたいと思っていたんですか?

そうなんです。登山を始めて間もない頃、雲取山でベビーキャリアの親子とすれ違って。そのときに「赤ちゃんと山に登れるんだ!」と衝撃を受けたんです。その頃から漠然と親子登山に憧れを抱いていました。

-憧れを実現させたのですね。今はどのくらいの頻度で登っているのでしょう?

春〜秋シーズンで、1ヶ月に1回ぐらいです。

小さい子どもと一緒に登山するコツ

親子登山インタビューvol.5

-山選びはどのようにしていますか?

まずはコースタイムが片道1時間半以内で、急登がないところ。レジャーシートを広げたり子どもを遊ばせたりでき、ひらけた場所があるのかも重視しています。

また、山行記録があまりない場所へ行った際、ベビーキャリアでは歩きづらい経験をしたことがあって。倒木があったり、木の枝が登山道まではみ出していたり…それからは情報の少ない山は避けるようにしています

山行記録のチェックが大切なんですね。ベビーキャリアの大変さもあるのではないでしょうか。

男女兼用の作りだからか、私にはウエストベルトが大きくて腰荷重できず、肩と首に負担がかかってけっこうきついです。

悩んでいたところ、ある方のブログで100均の滑り止めマットをベルトと身体の間に挟むというアイデアが紹介されていて。それから私も実践しているのですが、ちゃんと腰で止まってくれるようになりました。肩首の負担は少し軽減されましたね。

ただ、ウエストベルトを触るたびに落ちてしまうので、なにかしら改良していきたいです。

いろいろと工夫されているんですね。

あと「大変だな」と思うことは、やっぱり背負うときですね。普通の登山ザックと違って極力傾けないようにしながら背負わないといけないので、毎度緊張します。ほかに誰かがいるときはサポートをお願いするのですが、息子と私2人だけのときはベンチなど少し高いところを探して、そこにベビーキャリアを置いて担ぐことが多いです。

そういった大変さもあるんですね。逆にあってよかったと思うことはありますか?

ベビーキャリアは、砂利道や階段などベビーカーで通りづらいところにも行けるので、普段のお散歩でも大活躍してくれます!息子がハイハイの頃はとくに、ベビーキャリアのおかげで行き先の選択肢がぐんと広がりました。友人はベビーキャリアで動物園に行ったそうです。ほんとに買ってよかったアイテムです。

親子登山インタビューvol.5

親子登山をしていて、困ったことやアクシデントはありましたか?

下山しようと抱っこしたところ、大癇癪を起こされて参ったことがあります。なにをしても泣きやんでくれず途方に暮れました…(笑)

ダメ元でベビーキャリアに座らせてみたらスンと大人しくなってくれて。ただ眠かったようで、その後はスムーズに下山できました。

-これは必ず持っていく!みたいなアイテムはありますか?

バナナは子どもに食べさせやすいし大人の行動食にもなるので、毎回持っていきますよ。

写真に楽しさを詰め込んで

親子登山インタビューvol.5

-親子登山をどのように楽しんでいるのでしょう?

息子と出かけるのって、それだけで楽しいんですよね。山じゃなくても、買い物や病院でも楽しくて。登山は、ただただ私の趣味に付き合ってもらっているという感覚です。一緒に来てくれるだけでうれしくなります。

大変ではないですか?

もちろん大変だし疲れます(笑)。登山中は肩と首がつらいし、ご飯やオムツ替えも必死だし、無理させてるかなしんどくないかな、といつも心配になるし。大変なことばかりですが、あとから写真を見返して笑顔を見つけたときは、なんとも言えない喜びがあります。

親子登山インタビューvol.5

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インスタの写真も素敵ですよね。写真を撮るコツなどがあれば教えてください。

撮るときのポイントというほどでもないですが、一瞬の動きや表情を見逃さないようにとにかく連写してます!

あとは子どもの注意を惹きつけられるように、お気に入りの手遊びはいくつかストックしてますね。

途中で飽きてしまったらどうされますか?

今は『棒ブーム』なので、トレッキングポールやカメラの三脚に触らせて誤魔化してます(笑)。それでもダメなときは、おやつとお気に入りのYouTubeで凌ぎます。

-親子登山を始めてよかったことはありますか?

つい先日の登山で、最後のひとのぼりを息子が自分で歩いたんです。足場の悪い坂道を自力で歩けるようになった姿を見て、感慨深い気持ちになりました。

普段の生活では見えない、山だからこそ発見できる子どもの成長があるなと感じられますよ。

親子登山インタビューvol.5

-登山以外でやりたいアウトドアなどがあれば教えてください。

子どもが生まれてから、少しずつキャンプ道具を集めているんですよ。今は庭キャンプがメインですが、子どもがもう少し大きくなったらキャンプ場へ泊まりにいきたいです。

-今後親子登山での目標などがあれば教えてください

いつかテント泊で、朝日と雲海を見せたいですね!

-これから親子登山を始める方へアドバイスをお願いします。

子どもが山で走り回る姿は、本当にかわいいです!担いで登るのはしんどいですが、一緒にがんばりましょう!

第5回親子登山インタビューは、1歳の息子さんと登山をされている@_yurigonさんにお話を伺いました。憧れだった親子登山を実現し、のびのびと自然を楽しむ姿は微笑ましいですね。写真からもよく伝わってきます。小さい子どもと一緒に登山するのは大変さもありますが、それ以上に普段見られない姿や成長を感じられることでしょう。まずは近くの里山から、親子でその一歩を踏み出してみましょう。

ライター

yuki

幼少期からキャンプや釣り、スキーなどを楽しむアウトドアファミリーで育つ。10代後半は1人旅にハマりヨーロッパや北米を中心としたトラベラー期となる。現在もスキー、スノーボード、ダイビングなど海や山で活動中。「愛する登山」は低山から厳冬期の雪山まで季節問わず楽しむhike&snowrideなスタイル。お気に入りの山は立山連峰!Greenfield登山部/部長の任命を受け部活動と執筆活動に奮闘中。