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ウォータースポーツの代表格にカヌーとカヤックがあります。この2つ、どちらもパドルをつかって舟をこぐというところは共通していますが、どのような違いがあるのでしょう?今回はカヌーとカヤックの違いについてくわしくご紹介したいと思います。

カヌーとカヤックの違い:カヌーとは?

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カヌーとは人や荷物をはこぶための丸木舟のことをさし、代表的なものとしてカナディアンカヌーがあります。木やポリエチレンなどの素材でできており、ボートに似ていますがカヌーはパドルで漕ぐところがちがいます。

カヌーの歴史

カヌーの歴史は古く、水辺の土地にはカヌーのような舟が人々の生活の役に立っていた、という記録があります。

そのなかでも、カナディアンカヌーは北米アメリカの先住民が、輸送手段や生活の交通手段として使用していたものがルーツと言われています。

※このページでのカヌーとは、カナディアンカヌーのことをさしています。

カヌーの魅力

カヌーは静かな湖や穏やかな流れを、のんびり進んでいくのが魅力です。静かな流れにまかせて、雄大な自然のなかに身を置くと、自然と一体になれるような不思議な充足感があります。

また、カヌーはオープンデッキで荷物を比較的多く積むことができるので、目的地までカヌーで航行、ついたらキャンプをするというキャンプツーリングをすることができます。カヌーで旅をするなんて、冒険心をくすぐられますね。

 

カヌーで遊ぶ際に用意するもの

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カヌーを楽しむ際にはカヌー本体のほかにも用意するものがいくつかあります。また、自然相手のスポーツなので安全対策はしっかりとしておきましょう。

カヌーで用意するもの①カヌー

いちばん重要なカヌー本体です。アウトドアショップで購入することができますが、体験教室であればツアー団体やショップから貸してもらえます。

カヌーで用意するもの②パドル

カヌーを漕ぐ際に必要な道具です。カヌーの場合は、水をかくブレードが一つだけのシングルブレードパドルを使用します。

カヌーで用意するもの③ウェア・シューズ

季節により服装はことなりますが、共通しているのは濡れてもすぐ乾く化学繊維のウェアが適していること。夏は長袖のラッシュガードやレギンスでもOK。

ただし、暑いからと言って水着や半袖で過ごすのは日焼けをしてしまうのでNGです。日差しの強いときは帽子やサングラスも着用しましょう。

冬はぬれた際、低体温症を防ぐため防水・保温効果の高いパドリングジャケット・パンツを着用します。厳冬期の川で行うならドライスーツというウェアが必要になります。

春~秋は気候に合わせて夏・冬のウェアを使い分け、ウィンドブレーカーやレインウェアなどの防寒着や雨具を活用しましょう。シューズはかかとのあるアクアシューズをはきましょう。

カヌーで用意するもの④ライフジャケット

水に落ちた際に、身を守るためには体を浮かせることが重要です。カヌーに限らず、ウォータースポーツではかならず、ライフジャケットをつけましょう。

流れでライフジャケットが取れないよう、ベルトでしっかりと固定しましょう。とくに、小さいお子さんは必ず確認してください。

そのほか用意しておくもの

あると便利なものには、水やお弁当や貴重品をいれておくウォーターバッグがあります。水にぬれてもなかのものがぬれないので重宝します。

涼しい水辺でも、熱中症にならないように水分補給はこまめに行いましょう。また、もしものときに救急用品や保険証のコピーがあるといざというときにあわてなくてすみます。

カヌーとカヤックの違い:カヤックとは?

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カヌーに比べて自由度がたかく、流れのはやいところ、波があるところでも航行することが可能、もしくは転覆しても浮上することができます。

楽しみかたによって、ダウンリバーカヤック・レクリエーショナルカヤック・シーカヤックなどさまざまなタイプがあります。

カヤックの歴史

カヤックは北極圏にすむ先住民族が、海でアザラシ猟をする際にもちいられた小舟がルーツと言われています。船内への浸水を防ぐために、アザラシやトナカイの皮で、乗る部分以外の甲板をすべて覆ってあります。

これは現在のカヤックでも見られる特徴です。

カヤックの魅力

カヤックは遊ぶフィールドの種類が多いのが魅力です。瀬と言われる白く波打つ流れを、小型のカヤックで攻めていくダウンリバーカヤックや、海でのツーリングやフィッシングを行うシーカヤックやシットオントップカヤック、競技用のカヤックなど多岐にわたります。

 

カヤックで遊ぶ際に用意するもの

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カヤックを楽しむ際に必要なものをご紹介します。前述したカヌーに必要なものでライフジャケット・あると便利なものは共通の部分になりますので説明は割愛します。

カヤックで用意するもの①カヤック

カヤックにはいくつか種類があり、代表的なものには以下のようなものがあります。初心者はまずは体験教室やツアーなどで借りることができます。

カヤック ダウンリバー 小型で小回りがきき、転覆してもテクニックで浮上することが可能。ポリエチレン製で軽く丈夫。クローズドデッキタイプです。
ダッキー ビニール製でエアーで膨らませます。コンパクトになり持ち運びに便利で比較的安価。インフレ―ダブルカヤックとも呼ばれます。
ファルト 布とフレームで組み立てて使います。折りたためるのでコンパクト。安定性が高く乗り心地が良く、フォールディングカヤックとも呼ばれます。クローズドデッキタイプです。
レクリエーションカヤック 体験教室やツアーなどで使われることの多いカヤック。安定性が高くひっくり返ることが少ない初心者用。

カヤックで用意するもの②パドル

カヤックを漕ぐ際に必要な道具です。カヤックの場合は、水をかくブレードが二つのダブルブレードパドルを使用します。

カヤックで用意するもの③スプレースカート・ヘルメット

クローズドデッキタイプ(甲板を覆うタイプのもの)カヤックは、カヤックと人を一体化させるスプレースカートというものが必要です。スプレースカートをつけることで浸水をふせぎます。

また、カヤックでは水のなかでひっくり返った際に、岩などから頭を守るため、カヤック用ヘルメットは必需品です。

カヤックで用意するもの④ウェア

カヌーで説明したものとだいたい一緒ですが、カヤックはカヌーよりも水にぬれる確率が多いので、カヤックをする際には体を冷やさないようにウェットスーツ・パドリングジャケットを着ることをおすすめします。

 

カヌーとカヤックの関係とちがい

カヌー カヤック 違いこれまで、カヌーとカヤックの特徴をおはなししてきましたが、カヌーはカナディアンカヌーやカヤックのような舟をパドルで漕ぐスポーツの総称です。そのため、カヤックはカヌーの一種ということになります。

分類すると下記のようになります。

カヌー カヤック ダウンリバー
ダッキー
ファルト
レクリエーションカヤック
カナディアンカヌー
アウトリガーカヌー(南太平洋で使用されるカヌーの一種)

カヌー・カヤックには、上記以外にもたくさんの種類があります。

カナディアンカヌーとカヤックの明確な違いは、カナディアンカヌーの方が大型で、カヤックは中型~小型ということと、カナディアンカヌーはシングルブレードパドルを用い、カヤックはダブルブレードパドルを使うという点です。

カヌーとカヤックどちらがおすすめ?

一般的にはカヌーは穏やかな湖水や海を進んでいくのんびりとしたアクティビティです。カヌーから自然の景観をゆっくり楽しんだり、フィッシングを楽ししみたいというかたにおすすめです。

いっぽうでカヤックは、急流や瀬にアタック、ときにはカヤックが転覆、といったアグレッシブなアクティビティです。スリリングなので自然のなかで水とワイルドにたわむれたいというかたにおすすめです。

まずは体験教室からはじめてみよう

ここまでの紹介で、カヌーとカヤックに興味をもちはじめたら、体験教室やツアーがおすすめです。

必要なものはレンタルでき、きちんとインストラクターさんから操作方法や安全講習もしてもらえます。有名なところでは、アウトドアショップ大手のモンベルで体験ツアーを行っています。

モンベル

いかがでしたか?カヌーもカヤックもどちらも魅力的なウォータースポーツです。楽しみ方は無限大にあります。今年はカヌーやカヤックで冒険の旅に出かけるのはいかがでしょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。