ダイビングナイフの必要性
滅多に起こることではありませんが、絶対にないとは言い切れないのが水中拘束です。
もし、ダイバーが水中でネットや海藻などに絡んで身動きがとれなくなってしまった場合、そこから脱出するための道具が必要。それがダイビングナイフです。
もしかするとダイビングナイフは水中でサメなどの危険とされる魚と戦ったり、魚を捕ったりするための道具と思っている人がいるかもしれません。
しかし、それはまったく違います。ダイビングナイフは、水中拘束という緊急事態に備えて携行が推奨されているのです。
また、ダイビングナイフにはさまざまな付加価値の付いたものがあり、水中拘束以外での使い道があります。
たとえば、ハンドルの柄尻にハンマーがついたダイビングナイフでタンクを叩いて音のサインを出したり、ブレードに目盛りがついたダイビングナイフで長さを測ったりすることができます。
また、刃先がマイナスドライバーのようなデザインになっているものなら、ダイビング器材の簡単なメンテナンスにも利用できます。
このようにダイビングナイフは緊急事態はもちろん、さまざまなシーンで必要になるダイビングツールのひとつなのです。
ダイビングナイフのサイズと装着方法
ダイビングナイフにはさまざまな形状やサイズがあります。
BCDのポケットやホース、コンソール裏側などに装着できる小型タイプから、ふくらはぎなどにゴムバンドで装着するハンティングナイフのような大型タイプのものまで豊富です。
また、ほとんどのダイビングナイフは腐食に強いステンレススチールやチタニウムなどの素材でつくられていることも特徴のひとつ。
ただし、毎ダイブごとに水洗いしないとすぐに錆びてしまいますので、使い終わった後のメンテナンスはしっかりと行いましょう。
この記事を書いた人
Greenfield編集部
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