GoToトラベルで柏島へダイビングに行こう!
高知県幡多郡大月町にある柏島は、四国本土と2本の橋で結ばれた周囲4kmほどの小さな島です。
その気になれば島を一周できる距離ですが周遊道路などは無く、港周辺にダイビングサービスや宿泊先、売店などが集まっています。
四国のほぼ南西端に位置する柏島は、九州との間を流れる豊後水道にも面しており、すぐ南が太平洋のため黒潮が頻繁に近づきます。
そのため柏島のダイビングスポットには驚くほど水中生物の種類が多く、潜れば潜るほど、さまざまな種類の生物に会うことができます。
黒潮がもたらす透明で温かい海水が南方系の魚達を連れてきて生活しやすい環境を作りだしていること、さらに緑豊かな四国の陸地からもたらされる栄養分が豊富なことなど、さまざまな要素がプラスに働いているからです。
柏島のダイビングスタイル
柏島のダイビングはすべてボートダイビングになります。ただし、ポイントまで5~15分と近いため1ダイブずつ港に帰ってきて、ランチはダイビングサービスなどで食べることになります。
基本的には1日3ダイブで、スポットにもよりますが1ダイブが40分程度。また、サンセットダイブやナイトダイビングをすることも可能です。
柏島へのアクセス
柏島への行き方は、松山空港または高知龍馬空港からレンタカーを利用する方法、あるいは岡山駅または高知龍馬空港からバスや在来線を使って宿毛駅まで行き、駅からダイビングショップの送迎を利用する方法などがあります。
ほかにも、京都・大阪・神戸から深夜バスを利用して宿毛駅まで行く方法もあります。
いずれも都市圏からだと飛行機や新幹線、電車、バス、車を乗り継ぐ必要があり、アクセスが良いとは言い難いので、しっかりと旅行プランを立てることが肝心です。
また、柏島の宿泊先は民宿が一般的ですが、宿泊施設を所有しているダイビングサービスもあるので確認しておくと良いでしょう。
クーポンやキャッシュバックの各種旅行キャンペーンを活用しよう
GoToトラブルキャンペーンとは別に、高知県は「交通費最大5,000円補助」、大月町は5,000円分の「ENJOY!はた旅クーポン」と独自の旅行キャンペーンを行っています。
GoToキャンペーンとの併用も可能ですし、ダイビングサービスでも利用できるので、GoToトラベルで柏島に行くときは、ぜひチェックしておきましょう。
柏島のダイビングスポット
柏島のおすすめダイビングスポットを見てみましょう。
後浜(うしろのはま)
後浜はボートでアクセスする集落の後ろにある浜で、柏島を代表するもっともメジャーなスポットです。ブイが全部で10本あるため、他のダイビングサービスとかぶることはほとんどありません。
それぞれのブイで水深等は変わりますが、浅瀬のサンゴ礁からスロープ、砂地に点在する根といった地形になっており、ピグミーシーホース、ハナヒゲウツボからアオリイカの産卵や季節回遊魚など、四季折々の水中生物を見ることができます。
- 最大水深:30m
- レベル:初心者~
- 流れ:ときに流れる
民家下(みんかした)
民家下は四国本土側にあるスポットで、ジャングルジムと呼ばれる養殖の生簀が沈んでいるエリアなどもあり、南と北に分けて潜ることもあります。
アナモリチュウコシオリエビ、イエロージョーフィッシュなど、フォト派ダイバーに人気のマクロ生物が多く、深場にはレアなイトヒキベラの仲間なども見られます。
- 最大水深:30m
- レベル:初心者~
- 流れ:ときに流れる
勤崎(つとめざき)
勤崎も四国本土側のスポットで、浅瀬からゆるやかに深場に落ちていくスロープにたくさんの根が点在しています。
魚影が豊富で、アケボノハゼやサクラダイ、アサヒハナゴイなどカラフルな魚が多数見られます。
運が良ければ大きなコブダイやマダラトビエイなどが現われることもあり、回遊魚が回ってくることもあるので中層もしっかりとウォッチングしましょう。
- 最大水深:30m
- レベル:初心者~
- 流れ:ときに流れる
サルガウド
サルガウドは、ゴロタから砂地のスロープに大小の根が点在し、浅場のサンゴ礁も美しい魚影の濃いスポットです。
浅いところではアケボノハゼが見られるほか、ヤシャハゼ、ネジリンボウなどが見られます。
また、ハゼだけでなくジョーフィッシュやカエルアンコウ、エビ・カニ類も豊富でじっくりフィッシュウォッチングが楽しめます。人気のニシキフウライウオが流れ込んでくることもあります。
- 最大水深:25m
- レベル:初心者~
- 流れ:ときに流れる
コロナ禍のダイビング
コロナ禍のダイビングでは、十分な感染対策が不可欠です。
現地の感染状況を確認しよう
ダイビングの計画を立てるときは、必ず行き先の感染状況を確認しましょう。
とくに柏島の集落には医療機関が少ないため「旅行に来てもらいたいけど、感染者が増えたら困る」という複雑な事情があります。
必ず大月町の公式サイトをチェックして、現地の新型コロナ感染状況や要請事項を確認するようにしましょう。
マイ器材を持参しよう
コロナ禍でのダイビングは、マイ器材を使用することを強く推奨しています。
ダイビングショップでもレンタル器材を消毒するなどして感染対策をしていますが、ダイビング器材は体に密着するものが多く、なかでも口に咥えるレギュレーターやスノーケルはマイ器材のほうが安心できます。
ダイビングはレンタル器材だったという人も、これからはマイ器材を揃えて持参するようにしましょう。
2週間前から感染予防対策を
出発の2週間前から感染予防対策を始めましょう。毎日の検温や健康チェックはもちろん、大勢での会食など三密になりやすい行動や場所は避けましょう。
体調が優れない時や身近に感染者が出た場合は、ツアーを延期することも大切です。
ダイビング中もソーシャルディスタンス
マスク、手洗い、消毒など基本的な感染対策は怠らず、ダイビング中も三密を避けソーシャルディスタンスを心がけましょう。
ダイビングサービスでは独自の感染対策を行っている場合もあるので、必ずお店のルールに従いましょう。
ダイビングのコロナ対策についてはこちらの記事も参考にしてください。