そもそもスポーツとは何か?
スポーツといえば、体育の授業、部活、プロチーム・・・思い浮かべるのはそれぞれです。
あまりスポーツには興味がないとか、縁がないなんていう人も多いかもしれません。そもそも、スポーツとは何でしょうか?
スポーツの語源はラテン語の「deportare(デポルターレ)=運ぶ」という意味の言葉で、
・精神的な次元の転換
・日常の義務からの気分転換
・気晴らしや遊びや楽しみ
こんな意味合いを持ちます。
つまり、スポーツとは人生を楽しむための遊びであり、頑張ってもいいし頑張らなくてもいい、私たちひとりひとり、みんなのものなのです。
競技スポーツのようにルールを理解し、練習を繰り返して楽しむのもスポーツ。気分転換に散歩に出たりサイクリングをしたり、晴れた日に出かけるハイキングや海水浴もスポーツなのです。
スポーツと自分は無縁だと考えている人も、子どものサッカーや野球の大会の準備を手伝ったり、オリンピックやワールドカップに感動したり、といった経験があるのではないでしょうか?
そうです、スポーツは「する」だけではなく「ささえる」や「みる」という立場からも参加できるものなのです。だからこそ、スポーツはみんなのもの!と、いえるのです。
仕事や家事など、日常にある義務が私たちの生活に欠かせないように、日常の義務からの転換という意味ではスポーツは日常に欠かせない私たちの生活の一部なのです。
スポーツは心と体の健康のために
新型コロナウイルス感染症の流行により、多くの人が外出を自粛し、在宅生活を余儀なくされました。
通勤や通学、買い物などの日常生活で行われていた基本的な運動である「歩く」という動きが減り、運動不足を実感しているという人も多いことでしょう。
家にずっといることで全身活動量が減ると、体力が低下するだけでなく、生活習慣病や生活機能の低下といったリスクが高まります。
とくに中高年以上の人にとっては、骨や筋肉、関節などの機能が衰えるフレイルや認知症、ロコモティブシンドロームなどの危険性が高まり、将来の健康状態にまで影響を及ぼすといわれています。
今、感染症対策として手洗いやマスク着用、消毒などは盛んに行われていますが、心身の健康状態を良好に保ち、免疫力を高めることも大事な感染症対策の1つなのです。
そのためには健康的な食事や睡眠に加え、適度な運動が欠かせません。世の中が自粛ムードだからといった理由で、運動そのものを諦める必要はありません。
外に出たら感染しそう、感染させちゃいそうで怖い、と感じるのも仕方がないことですが、感染症対策と健康維持のための運動は両立させることができます。
運動しなければという義務感からハードな運動を頑張って行う必要はなく、各々ができる範囲で楽しく気軽に体を動かせばいいのです。
体がすっきりするだけでなく、気分もさっぱりするので、鬱々としがちなおうち時間も余裕を持って過ごすことができるようになります。
閉塞感に押しつぶされそうなときには、ラジオ体操などでもいいので少し体を動かしてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。