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ボートダイビングは岸から泳いで行けないポイントまで楽に移動ができるので、ダイビングの楽しみが広がります。ボートダイビング初心者が覚えておきたいボート上のマナーや持ち物、エントリーやエキジット時の注意点をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
 

ボートダイビングとは

ボートダイビング

ボートで沖までいき、ダイビングを楽しむ方法がボートダイビングです。

大物が現れるダイビングスポットは、潮の流れがあるチャネルや岸から離れたリーフエッジ、沖の隠れ根など、ボートでしか行けない場所がほとんど。浜から歩いてエントリーするビーチダイビングでは、なかなかたどり着けません。

ボートダイビングなら、ビーチから泳いでいけないエリアまで範囲を広げられるので、ダイビングの世界が大きくひろがります。国内でも海外でも人気のあるスポーツです。

 

ボートダイビングの魅力

ボートダイビング

ボートはベストのポイントに停泊するのが一般的です。

ポイントによってはボートをアンカリングして、ビーチエントリーと同様にその場所に戻ってくる場合もありますが、ほとんどはエントリーした直下が根の真上であったり、魚群が渦を巻くコーナーの入口だったりと、遠くまで泳ぎ回る必要はありません。

また、流れがあるポイントではドリフトダイブといって、流れに乗って潜り、浮上したら船に拾ってもらうダイビングスタイルもあります。

つまり、かんたんにクオリティの高いポイントに行けて、無駄に泳ぎ回ることなくも潜れるのがボートダイビングの一番の魅力なのです!

 

ボートダイビングで知っておきたいこと

ボートダイビング ルール

ルールとマナー

ボートダイビングにおけるルールやマナーは、ボートのタイプによって変わります。

大型のダイビング専用ボートでは、あらかじめタンク置き場が設けられおり、そこで器材をセッティングできます。小物もまとめておけるようになっており、ダイバーがくつろげるキャビンもあります。

 機動力が良い小さなボートなどでは乗船前に港で器材をセッティングし、器材を背負って乗船したり、船のデッキの中央や船縁に置いておいたりします。

いずれの場合もボートのタイプによってルールが異なりますので、インストラクターやガイド、ボートキャプテンの指示に従い、それぞれのボートに合わせて行動することが大切です。

ボートダイビングでの持ち物

いざ、潜ろうと思ったら「マスクがない」「ダイブコンピューターを忘れた」なんて経験はあるのではないでしょうか?

そうならないよう、ボート乗船前に必要な器材をしっかりと準備して、メッシュバックに入れてひとまとめにしておきましょう。

加えて、マスクやフィンのストラップ類、レギュレーターのマウスピースや中圧ホースのひび割れなどがないかも事前にチェックしておきましょう。

また、デイトリップなど1日中ボートの上にいる場合は、タオルやウィンドブレーカー、着替えなども準備しておくと良いでしょう。濡れたまま風に吹かれるとけっこう寒いので防寒が必要になることもあります。

下記で紹介するボート乗船前の持ち物チェックリストを参考に、必要な器材を準備しておきましょう。

ボート乗船前の持ち物チェックリスト

☑マスク、スノーケル、フィンの3点セット ☑水中スレート
☑レギュレーター、BCDの重器材 ☑カレントフック
☑ブーツ、グローブ(※必要であれば) ☑酔い止め薬
☑ダイブコンピューター ☑防水バッグ
☑セーフティーブイ ☑タオル
☑メッシュバック ☑ウィンドブレーカー
☑マスク曇り止め ☑着替え

ボートダイビングの手順

ボートダイビング

ボートダイビングの出発からエキジットまでの流れと、楽しむためのポイントを見てみましょう。

セッティングとブリーフィング

器材のセッティングは港あるいは出港前の船上で行うケースが多くなります。海上で揺られながらセッティングにするより安全ですし、忘れ物にも気づきやすいメリットもあるからです。

ポイントまで時間がかかる大型船の場合、Tシャツ+短パンなど楽な服装で乗船し、ポイントに着いたらブリーフィングを聞いて、潜る直前にウエットスーツに着替えて器材を装着といったケースが多くなります。

また、ポイントまで数分と近い場合、到着後すぐエントリーできるように乗船前にブリーフィングと器材の装着を済ませてから乗船するケースもあります。

このように器材のセッティングとブリーフィングは、船のタイプやポイントまでの距離によって変わるので臨機応変に対応しましょう。

ボートからのエントリー方法と潜降方法

ボートからのエントリー方法は、シッティングバックロールエントリーまたはジャイアントストライドエントリーのいずれかになりますが、これも船のタイプにより対応する必要があります。

小型船やディンギーなど船縁が低いボートは、シッティングバックロールエントリーが一般的です。この場合、船が傾かないようになるべく左右均等にエントリーするようにしましょう。

また、船から水面まで距離があるボートや、後部にタラップがあるダイビング専用船は、ジャイアントストライドエントリーが一般的になります。

ボートダイビングでの潜降方法

ボートダイビングはエントリー後、いきなり足のつかない深度になります。

潜降に慣れていない初心者ダイバーはアンカーロープやブイのロープにつかまり、耳抜きをしながらロープ伝いに潜降しましょう。

グループ全員が水底に到着したらガイドの周りに集合し、いよいよダイビングスタート!

通常のボートダイビングでは、エントリー直後に体が沈み込まないようBCDに少しだけエアを入れて浮力を確保します。

また、ドリフトダイビングですぐに潜降する必要がある場合は、BCDのエアを抜いてエントリーし、すぐに潜降を開始するケースもあります。

安全停止とボートへのエキジット方法

安全停止

ボートダイビングの場合、 目印のない水中を泳いで浮上をしていくことが多くなるので、浮上速度には十分に注意が必要です。水深5m付近で必ず安全停止を行いましょう。

初心者の場合、ロープにつかまりながら安全停止をするのがおすすめです。また、浮力コントロールができるダイバーはダイブコンピューターを確認しながら水深をキープするようにしましょう。

エキジット

ボートが来たらラダーに近い人から順番にエキジットします。ラダーとタラップがあり上がりやすいボートでは、フィンだけを脱いで船上スタッフに渡し、重器材を装着したままエキジットします。

上がるのに力が必要なボートは、重器材とフィンを手渡してから上がるケースもあります。

いずれの場合もラダーは離さないようにしっかり捕まえておきます。とくにフィンを脱いだ後にボートから離れると、ラダーに戻れなくなることがあるので十分に注意しましょう。



ボートダイビングの時は、忘れ物のないよう持ち物をしっかりチェックし、 ブリーフィングの際にボートに合わせたエントリーとエキジット方法などのルールをしっかり確認しておきましょう。ボートダイビングのスキルとマナーをマスターしてダイビングの幅を広げましょう!

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。