フリーダイビングに資格は必要?
フリーダイビングをするために特別な資格は必要ありませんが、基礎知識やトレーニングをプロの方から指導してもらうことをオススメします。
自然のなかで楽しむフリーダイビングの危険性を、十分に理解しておくことが必要だからです。
さらにフリーダイビングの資格を取得することで、スキルや知識が身に付くだけではなく、フリーダイビングに欠かせないメンタル面も強化できます。
フリーダイビングの資格を発行する指導団体はいくつかありますが、ここではフリーダイビング専用の2つの指導団体をご紹介します。
フリーダイビング指導団体「Apnea Academy Asia」
アプネア・アカデミー(AA)は、映画「グラン・ブルー」の実在モデルになったジャック・マイヨールの愛弟子であるウンベルト・ペリッツァーリが主催する、世界初のフリーダイビング専門の教育団体。
アジア8カ国を中心に活動する団体はアプネア・アカデミー・アジア(AAA)といいます。
アプネア・アカデミーの認定コース
認定コースは以下の3つです。
- スキンダイビングコース
- フリーダイビングコース
- モノフィンオープンウォーターコース
この3つのコースから、レベルに合わせていくつかの資格にわかれています。
スキンダイビングコースは、まったくの初心者からはじめるコースで2つのレベルがあり、フリーダイビングコースを受講するのに必要な知識やスキルが学べます。
モノフィンオープンウォーターコースは、フリーダイビング競技に使われる大きなフィンを使った講習を受けることができます。
フリーダイビングコースに含まれる資格
資格①FIRST LEVEL(初級)
ファーストレベルの初級では、フリーダイビングの基礎知識、基礎技術、安全管理を学び水深5〜6mの潜水、リラクゼーションや呼吸法、レスキューテクニックなどを身に付けます。
検定を含む座学、プール、海洋の講習日数の目安は、4日間からです。講習費用は含まれる内容によりますが、だいたい8万円〜となります。
資格②SECOND LEVEL(中級)
セカンドレベルの中級では、初級で学だ基礎を応用して、リラクゼーションや呼吸技術のレベルを本格的に上げるトレーニングをします。
認定項目には平行潜水35mや水深10mからのマスクなし浮上などがあり、初級よりも難しい内容になっています。一人前のダイバーを目指している方にオススメです。
検定を含む座学、プール、海洋の講習日数の目安は3日間からとなり、費用は内容やスクールによって異なりますがだいたい6万円〜となります。
資格③THIRD LEVEL(上級)
サードレベルの上級では、フリーダイビングに重要なメンタル面や、身体技術のコントロールができるようになることを目指します。
認定項目には、スタティック(水面に浮いて息を止める)時間が3分、垂直潜水5m→平行潜水25m→垂直浮上5mなどがあり難易度があがります。講習日数や費用は、スクールやレベルによって異なります。
フリーダイビング指導団体「AIDA」
アプネア国際神鏡振興協会(AIDA)は世界最大のフリーダイビング団体で、このブランチには日本フリーダイビング協会(JAS)があります。
フリーダイビングのワールドチャンピオンシップなどの各種競技会の開催や、安全なフリーダイビング普及のために活動しています。
フリーダイビングコースに含まれる資格
資格①AIDA2(初級〜中級)
ADIA2の初級〜中級コースでは、正しいフォームや呼吸法など基本的な技術を習得します。
10m前後の潜水ができる方が対象ですが、スキンダイビングやスキューバダイビングを経験したことのない初心者さんは、AIDA1の初心者コースがあります。
プールと海洋講習は約2日間で、認定費込みで費用の目安は6万円〜となります。
資格②AIDA3(中級)
ADIA3の中級コースでは、スタティック、コンスタント、ダイナミックなどの技術を習得。
バディー同士のトレーニングやメンタル面、技術応用のトレーニングを行います。プールと海洋講習は約3日間で、認定費込みで費用の目安は75,000円〜となります。
資格③AIDA4(上級)
AIDA5の上級コースでは、中級コースの内容をさらに追求した応用トレーニングをします。
最大深度40mまでのトレーニング枠でより高度な技術、知識、練習方法を身に付けます。プールと海洋、学科講習は約4日間で、認定費込みで費用の目安は86,000円〜となります。
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】 私たちは日本のアウトドア、レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的とした総合ウェブメディアです。 これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者向けの様々な情報を中心に配信しております。 また、アウトドア関連のイベント情報やフィールドで活躍するスペシャリストの方、遊びを豊かにするアイテムを創造し形にするクリエイターの方をクローズアップいたします。