男子サーフィンオリンピック代表候補
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東京オリンピックの新競技、サーフィンでは日本代表選手が男女3名ずつ選ばれます。
男子サーフィン代表選手3名のうち1名は、すでに数々の好成績を記録している五十嵐カノア選手に内定されました。
残り2枠の内定を決めるために強化指定選手が選ばれ、なかでも強化指定クラスで成績が高い「A指定」の選手はとくに期待されています。
ここではオリンピック日本代表に内定した五十嵐カノア選手を含む、残りの枠を狙ってサーフィンの技を磨き続ける強化A指定の男子選手のみどころをピックアップ。
日本を代表するサーフィン選手に詳しくなれば、さらに応援に力が入ると思うので、注目選手についてや、その選手ならではのサーフィンの見どころと一緒にご紹介します。
(記事は2020年4月現在の内容になります)
男子サーフィン強化指定A選手
五十嵐カノア(いがらし カノア)選手

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五十嵐カノア選手は、1997年10月1日生まれのアメリカのカルフォルニア州出身。
元プロサーファーの両親に影響を受け、3歳からサーフィンをはじめて才能が開花し数々の優勝経験があります。
オリンピックの有力候補でもある五十嵐カノア選手のサーフィンは、安定感のあるダイナミックなテクニックでサーフィンに詳しくない人でも魅了させられます。
持ち前のスピードを活かして、波の割れる直前のパワーゾーンのうえを滑るようにフローターをきめたり、空中で回転してカッコよく着地するエアリアルの姿は高得点にもつながるので見逃せません!
村上舜(むらかみ しゅん)選手

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村上舜選手は、1997年3月3日生まれの神奈川県出身。
サーフィンを小学2年生にはじめ、10歳にはコンテストに出場するようになり、2015年〜2018年の間には大会で優勝連覇してきました。
2020年1月世界のプロサーファー による試合のQS5,000『Corona Open China hosted by Wanning』ではトッププロサーファーを倒し優勝。
暫定的に東京オリンピックのサーフィン男子代表選手のアジア枠のひとつを取得しており、期待の星になっています。
サーフィンの勝負を左右する、どんなプレッシャーや環境でもすぐさま適応し、堂々とした力強い技を確実にきめていく姿には釘付けです。
大原洋人(おおはら ひろと)選手

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大原洋人選手は1996年11月24日生まれで、東京オリンピックでサーフィンの競技会場となる千葉県長生郡一宮町出身。
サーフィン一色に染まっていると言えるほどサーフィンが盛んな街で育った大原洋人選手は、8歳からサーフィンをはじめて、13歳の若さで全日本選手権優勝。
その後はアメリカで練習を積み、今では一宮町の地元を代表するスターになっています。
サーフィンでは大きなしぶきのスプレーを上げながら、体を大きく使って華麗なターンを次々にキメるので見栄えがあります。スピードをつけて波から飛び出すように舞う難易度の高いエアリアルにも注目ですよ!
稲葉玲王(いなば れお)選手

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稲葉玲王選手は、1997年3月24日生まれの千葉県出身。一宮町に移住して6歳からサーフィンをスタート。
幼少期から大原洋人選手と日本のトップに登り続け、9歳からオーストラリアやハワイでも練習を積んだのちに、13歳でJPSA(日本プロサーフィン)でプロサーファーデビューしました。
稲葉玲王選手の注目したいテクニックは波の上に高く飛んで回転しながら着地をキメるエアリバース。緊張感を感じさせず、スタイリッシュに力強くしぶきをあげるカットバックがかっこいいんです。
オリンピックのサーフィン開催地である一宮はホームポイントでもあるので普段通りのパフォーマンスができれば世界に負けない高得点も夢じゃないです!
安室丈(あづち じょう)選手

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安室丈選手は、2001年2月20日生まれの徳島県出身。
14歳でJPSA(日本プロサーフィン)でプロサーファーデビュー。若くて小柄な体格とは裏腹にサーフィンで好成績をたくさん記録していて、若手のなかでもオリンピックに期待される注目サーファーです。
2017年には『ISA世界ジュニアサーフィン選手権』16歳以下の日本人男子として初金メダル獲得しましたが、大逆転の快進撃には大興奮でした。
難易度の高い割れていく波の中をチューブライディングする、その大きな波でもものともしない姿はトッププロサーファーも顔負けです。
藤沼佳太郎(ふじぬま けいたろう)選手

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藤沼佳太郎選手は2000年3月25日生まれの神奈川県出身。
WSL Japanが主催するジュニア大会でたくさんの栄光を掴み、さらなる実力をつけるためオーストラリアへ移ります。
2015年の全日本サーフィン選手権大会では全日本チャンプに輝き、2019年の同大会では見事優勝を果たしました。
恐れ知らずなカットバックはもちろん、濡れたロングヘアーがなびく姿もかっこいい!今後の活躍から目が離せない注目の選手です。
(記事は2020年4月現在の内容になります)