体験ダイビングとライセンス取得コースの違い
体験ダイビングとは、その名の通りスキューバダイビングを「体験」できるコースです。
本来であればダイビングは講習を終えて、認定を受けた人だけができるレジャースポーツですが、インストラクターに徹底的にサポートしてもらうことができるお試しコースが体験ダイビングなのです。
一方、ライセンス取得コースはダイビングに必要なCカード（認定証）が取得できる講習です。
Cカードを持っていれば、世界中どこの国でもダイビングに参加でき、サービスを利用することができます。
2つのコースを徹底比較
体験ダイビングとライセンス取得コースを「手軽さ」「スケジュール」「お金」「できること」「コース終了後」の5つの観点から徹底比較してみましょう。
手軽さで比較
体験ダイビングは電話やネットで簡単に予約することができ、海では楽に潜れるようにインストラクターがサポートしてくれるので、何も気にせず「楽しんでいるうちにあっという間に終わってしまった」という感覚です。
一方、ライセンス取得コースは習い事のように数回通う必要がありますが、はるかに手軽にはじめることができます。
一般的にはコースの説明を聞いてから申し込み、その後、スケジュールを決めたら講習スタートとなります。
また、いずれのコースも基本的に当日の飛び込みではスタートできないことが多いので、まずは電話やネットから問い合わせてみることから始めましょう。
スケジュールで比較
体験ダイビングはダイビングショップに到着後、準備～ダイビング～後片付けを含めても半日程で終了します。
旅行先で体験ダイビングを行う場合は残りの半日は別のアクティビティに参加することも可能です。
ライセンス取得コースは多くのお店では3～4日ほどで終了し、講習生のスケジュールに合わせて受講できるお店がほとんどです。
講習内容は、ダイビングに必要な知識を学ぶ学科講習、買いに行く前の予行練習をするルール講習、プールで学んだスキルを海で実践する海洋実習の3ステップで進められ、「3日間連続」や「週末だけ1日ずつ」など、希望のスケジュールで受講することができます。
かかるお金で比較
体験ダイビングの費用は10,000円～15,000円ほどが目安で、個々に用意するものは水着とタオルだけです。
一方、ライセンス取得コースの費用はお店によって異なりますが、50,000円～70,000円ほどが目安になります。
お金の面だけを見ると体験ダイビングの方が安くて魅力的に感じる人も多いと思いますが、ダイビングの世界を一番楽しめるのはやはり講習を受けたダイバーです。
高い金額を払う分だけどメリットはたくさんありますが、いきなり講習はハードルが高いとと感じる人は体験ダイビングから初めてみるのがおすすめです。
できることで比較
体験ダイビングでは限定されたエリアに限り、インストラクター付き添いのもと水深12mまで潜ることができます。
水中ではすぐ隣でインストラクターが手取り足取りサポートしてくれます。
ライセンス取得コースでは、自分で一通り対処ができるようにレクチャーを受けていますので、インストラクターと一緒に水深18mまで潜ることができます。
不安なことがあっても講習期間中にしっかりと解決できますし、講習後は晴れてダイバーデビューが可能です。
体験、講習ともに穏やかで流れのないコンディションの中で行われますので安心です。
コース終了後で比較
体験ダイビングは何回でも繰り返し参加ができ、面白かったらおかわり体験も可能ですがステップアップはありません。
また、一部のお店ではライセンスコースを受講する際に一部の講習内容が免除となることもあります。
ライセンス取得コースを修了すると、ダイバーの証明である「Cカード」がもらえます。
Cカードは1度取得すれば、更新の必要がない認定証なので、これを提示すれば半永久的に世界中のダイビングスポットで潜ることができます。
自分に合った方法でダイビングではじめよう！
自分に合った方法でダイニングをはじめましょう。
・試しにちょっとだけやってみたい
・旅行の思い出作りがしたい
・講習を受ける時間がない
・ライセンス講習を受ける前の練習に
という人には「体験ダイビング」がおすすめです。
・会ってみたい生物がいる
・旅行が好きで世界中の海を潜ってみたい
・この海を潜ってみたいという夢がある
・やるからには本気で取り組みたい
という人は「ライセンス取得コース」でCカード取得を目指しましょう ！
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。
