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最近オーガニックという言葉をよく耳にするようになりました。オーガニックは、食べ物だけでなく、服や下着、化粧品などにもつかわれていて、なんとなく健康によさそうなイメージがあります。でも実際どういう意味なの?と聞かれると、知らないという人も少なくのでは?ここでは、オーガニックについてくわしくご説明しましょう。

オーガニックの意味とは?

オーガニック なに

 

まずオーガニックという言葉を調べると、「化学肥料をつかわずに有機肥料によって生産された農産物のこと」と書かれています。

もともとオーガニックという言葉は、有機物からできた肥料による栽培方法に使われていました。

しかし、最近ではそれ以外にも農産物やその成分を使ってつくられた化粧品や生地もオーガニックと呼ばれています。

オーガニックは有機肥料によって生産されたものといいますが、この有機肥料とはなんでしょう?

 

有機肥料とは自然由来の原料だから体にやさしい

植物を育てるときに必要な肥料には、有機肥料と化学肥料の2種類があります。

有機肥料は油粕、米ぬか、鶏ふん、カキ殻といった自然由来の有機物をつかった肥料のことを指します。

化学肥料は鉱石、窒素、リン酸、カリウムなどの無機質を原料とし、化学的に加工して作られたものを指します。

この2つの肥料の大きな違いは、もちろん原料ですが、そのほかにもそれぞれに特徴があります。

 

有機肥料と化学肥料の特徴

有機肥料と化学肥料の特徴はこちらです。

有機肥料

  • 即効性は低いが、持続性がある
  • 微生物が増えて土壌が改良される
  • 肥料ができる間ガスが発生したり、臭いが強いこともある
  • 肥料ができるまでに時間がかかる

化学肥料

  • 即効性が高いが、持続性は低い
  • 肥料ができる間、ガスや臭いが発生しない
  • 肥料によって土壌が改良しない
  • 多くつかいすぎると肥料やけをおこす
  • 大量に工場でつくることができるので安い
  • このように肥有機肥料と化学肥料では、大きな違いがあります。

そして1つ注意しなくてはならないことは、有機肥料も無農薬ではないということ。

有機肥料というと、「無農薬」と思っている人が多いでしょう。

確かに化学的につくられた農薬はつかわれていませんが、自然由来の原料からつくられた農薬は使用しても問題ないのです。

そのため有機肥料でも、なんらかの農薬が使われていることもあります。
 

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なぜオーガニックがこれほど人気なのか

オーガニック なに

 

オーガニックは、なぜこれほどまで人気や関心が高いのでしょうか?

1つ目の理由として、私たちの健康意識が高まったことがあげられます。

最近は、野菜だけに限らず、あらゆる食品が輸入されて、私たちの食卓にあがります。

輸入された食べ物は船など輸送中に腐らないように防腐剤や防虫剤などがつかわれています。

国内でつくられた食べ物も、化学肥料をつかってつくられた食材には、少なからず化学的な成分が付着しています。

そのなかには、殺虫や除草成分なども含まれていると考えると、毎日それを食べるのには少し不安を覚えるのではないでしょうか。

もちろん、化学肥料によってつくられたものが、悪いというわけではありません。

しかし、オーガニックは有機肥料をつかって育てられるので、化学肥料で育てられたものよりも「より安全性が高く、体に優しい」のです。

また、オーガニック食品は「とてもおいしい」といわれています。

学校給食で野菜が嫌いな子どもたちが、オーガニック野菜なら食べられたという話は有名です。

また栄養価も、普通のものよりも高いのも、オーガニックが人気な理由といえます。
 

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オーガニックを買うなら有機JASマークをチェック

オーガニック なに

 

スーパーなどでは、オーガニックや有機やさいなど書かれたものが売られています。

しかし、そのすべてがオーガニックと認定されたものではありません。

 

有機JASマークとは?

そんなときにチェックしたいのが、有機JASマークです。

有機JASマークというのは、農林水産省の登録認定機関によって、「有機食品の基準にあった生産が行われたと認証されたもの」のみがこのマークをつけることができます。

この有機JASマークの基準は以下のようになっています。

  • 化学的につくられた肥料や農薬がつかわれていない
  • 遺伝子組み換えはされていない
  • 有機栽培で2〜3年つかわれた田畑でつくられたもの

日本では有機JASマークがつかわれていますが、海外ではEcocert(フランス)、BDIH(ドイツ)、ICEA(イタリア)、ACO(オーストラリア)など、それぞれの国にオーガニック認定機関があります。

認定の基準は、各国によって多少違っていますが、厳しい基準をみたしたものだけがオーガニックと明記することが許されているのです。

 

オーガニックの目的は良好な食物連鎖

オーガニックの目的は、安全性の高い食べ物をつくることではありません。

安全性の高い食べ物は最終的な結果にすぎず、本来の目的は自然を壊さない良好な食物連鎖をつくることです。

微生物がゆっくりと有機物を分解することでできる有機肥料を使って植物をつくり、田畑もそれによって潤うといった循環は、環境を壊さない良好な食物連鎖といえます。

そうすることで、自分の土地だけでなく、地球の生存環境を整えることにつながるわけです。
 

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オーガニックのものは、どれも値段が高めなので、食事のすべてをオーガニックにするのは、むずかしいかもしれません。しかし、少しずつでもオーガニックを生活にとりいれることで、健康へのリスクを減らしたり、しいては良い環境を保つ、手助けができるかもしれませんよ。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。