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スポーツ自転車を長持ちさせ、快適に乗るためには駆動系のお手入れは必須です。しかしチェーンやギアなどの駆動系の清掃は面倒で、なかなかこまめにやる気は起きないですよね。そこで今回は自転車の駆動系を楽に掃除するコツと、おすすめ商品をご紹介します。

駆動系の手入れを怠るとどうなるの?

チェーン洗浄 商品

 

ロードバイクやマウンテンバイクなど、スポーツ自転車の性能を維持するためには定期的なメンテナンスが必要です。

とくにスピードや自転車の軽快さにつながるのが、チェーンやギアなど駆動系のお手入れです。

もしチェーンやギアのメンテナンスを怠るとどうなってしまうのでしょうか。

 

スピードが出なくなる

オイル切れするとチェーンの回転が悪くなることは想像つくかと思いますが、じつはオイルが切れていなくても回転が悪くなることがあります。

汚れを含んだ古いオイルが固着してしまうと、チェーンの回転が悪くなり、チェーンとギアの離れが悪くなります。

チェーンがスムーズに回転しないともちろんスピードも出にくくなり、ロードバイクではロングライドで距離を伸ばしにくくなるというわけです。

 

ギアやチェーンの寿命が短くなる

オイルが巻き込む汚れは細かい砂や土ぼこりが主で、オイルと絡んでジャリジャリの泥になります。

こうなると研磨剤と同じなので、ギアやチェーンをどんどん磨耗させていきます。

ギアが削れれば変速に不備が出ることもありますし、チェーンがゆるくなると脱落のリスクもあがるので危険です。

オイルがジャリジャリになる前に洗浄してあげれば、駆動系の寿命を延ばしてあげることにもつながりますね。

 

フレームの汚れにもつながる

オイルを塗布するときにはかならず洗浄しなければなりません。

古いオイルが残っていると新しいオイルが乗らずに潤滑効果が下がるだけでなく、新しいオイルが浮いてしまい、チェーンを回したときにオイルが撒き散ってしまうこともあるからです。

そのオイルが衣服やフレームにつくと、洗い流すのはなかなか困難ですよね。

こういった事態を防ぐために、チェーンやギアに注油するときは、かならず洗浄とセットでする必要があります。

 

 

駆動系のメンテナンスを楽にするには?

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駆動系のメンテナンスを怠るとさまざまなデメリットがありますが、チェーンの洗浄はなかなか手間がかかります。

しかしちょっとしたコツを覚えておくだけで、スムーズに無駄なく作業できるようになり、定期的なメンテナンスも手軽に行えるようになります。

チェーンメンテナンスの手順とともに、お手入れのコツを解説します。

 

①一部だけでなくすべて洗おう

チェーンを洗いたいと思っても、チェーンだけを洗うのはご法度です。

なぜならギアに残った汚れがチェーンに移り、せっかくきれいにしてもすぐに汚くなってしまうからです。

チェーン回りの手入れをするなら、ギアも一緒に洗浄することで大幅に時間とメンテナンス回数を減らすことができます。

 

②パーツクリーナーで大雑把に汚れを落とそう

チェーンを洗浄する場合は、まずパーツクリーナーで大雑把に汚れを落としていきます。

チェーンクリーナーやディグリーザーをいきなり吹きかけても、分厚い汚れを溶かしきれずに、大半が無駄になってしまうからです。

パーツクリーナーを吹きかけるときは、後ろにウエスや雑巾をあてて、汚れがフレームなどに飛び散らないようにするといいでしょう。

 

③水はご法度!チェーンクリーナーでしつこい汚れを除去

おおまかに汚れを落としたら、専用クリーナーで汚れを落としましょう。

この作業が駆動系の抵抗を減らすには重要で、丁寧な作業が仕上がりを左右します。

油汚れに強い食器用洗剤でも落とすことはできますが、水を使うのが望ましくないので避けたほうがいいでしょう。

チェーン専用の洗浄機や、クランクを磨きやすいブラシがあるので、用意しておくとより効率的に、きれいに洗浄できますね。

 

AZ(エーゼット) 自転車チェーン洗浄器 KD052
AZ(エーゼット) 自転車チェーン洗浄器 KD052

仕上げに丁寧に注油しよう

洗浄が終わったら、かならずチェーンに注油しましょう。

注油はチェーンリンク1つ1つ丁寧に薄くオイルを塗布します。

最後に、回したときに飛び散らないよう余分なオイルを拭き取り、クランクを空回しさせてチェーンとギアにオイルをなじませたら完了です!

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ほこりや乾燥した天候下でのより良いシフティングのために。
自転車チェーンに使うことで、摩擦係数を下げるスプレーです。

ディグリーザーを使うべき理由とは?

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チェーンやギアの洗浄は、油汚れに強い食器用洗剤でも十分ぴかぴかになります。

プロチームや実業団のメカニックも、水をジャブジャブかけて洗浄しています。

しかしその方法はリスクがあり、自転車のチェーンの洗浄方法としてはおすすめしません。

そのリスクの原因は「水」です。

 

オイルの乗りが悪くなりサビを誘発

水を使ってチェーンやギアを洗浄すると、どうしても隙間に残った拭き残しで水分を残してしまいます。

水は駆動系の大敵で、最後にオイルを塗ったときにはじかれてしまいムラができます。

オイルは回転をよくするだけでなく防サビの効果もあるので、ムラがあるとサビを誘発してしまうことがあるんです。

プロの場合は予備のマシンがあるので問題になりませんが、アマチュアレーサーだと洗ってしまったあと乾くまで乗れないのは大きなデメリットですよね。

このためなるべく駆動系の洗浄には水と洗剤を使わず、揮発するパーツクリーナーと専用のディグリーザーをおすすめします。

 

2in1の強力洗浄!『SWIX BIKE DEGREASE』がおすすめ!

水を使わず洗浄する場合、パーツクリーナーとチェーンクリーナーが必要になりますが、2つ使い分けるのは手間ですよね。

そんな方におすすめなのが、SWIX BIKE DEGREASEです。

SWIX BIKE DEGREASEはパーツクリーナーを使わなくても強力に油汚れを溶かして落とすので、紹介した工程の②と③を一回で済ませることができます。

時短にもなりますし、手間がかからないので定期的に駆動系のメンテナンスをして自転車の性能を維持したい方にぴったりですね。

 

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SWIX BIKE DEGREASER 250ML BA120

 

SWIX BIKE DEGREASEの使い方

SWIX BIKE DEGREASEの使い方は難しいことはなく、紹介した工程の②と③を一緒にするだけでOKです。

まずは大雑把に汚れを落とし、仕上げにブラシを使いながら洗浄していきます。

チェーン洗浄機にも使えるロングノズルが標準装備なのもうれしいですね。

筆者も試しに使用してみましたが、いつも使っていたパーツクリーナーよりもはるかに強力に、頑固なチェーン汚れを落としてくれました。

パーツクリーナーよりもやや揮発が遅いので、吹き付けてしばらく置いて汚れを溶かしてから洗浄できるのも好印象でした。

 

チェーンやギアは自転車の根幹で、メンテナンスは必須です。スピードが出なくなるだけでなく愛車の寿命にもつながります。手間はかかりますが、最近は便利な専用クリーナーもあり、かなり楽に作業できるようになりました。お気に入りの自転車をいい状態で乗ってあげるためにも、定期的にメンテナンスしてあげてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。