Nature Needs Heroes (ネイチャー・ニーズ・ヒーローズ)
よりグリーンな未来がより良い未来であり、ひとり一人による行動が大きな影響を及ぼし、多くの人々による行動が大きなムーブメントへとつながり、そのムーブメントがより良い明日となるよう世界を変えていくことができる、というティンバーランドが提唱しているテーマです。
世界規模でポジティブな変化をもたらすためには、草の根レベルでの個人にパワーを与える必要があるとの認識から、ティンバーランドは、自分たちが暮らすコミュニティをより良いものへと変化させようと、その生活の中で多大なインパクトをもたらすことに取り組んでいる世界で12人の“エコヒーロー”を選ぶことにより、「Nature Needs Heroes (ネイチャー・ニーズ・ヒーローズ) 」キャンペーンを展開します。
こうした強い影響力を持つ多彩なエコヒーローとして、サステナブルで半透明な木材を発明し、パリを拠点に活躍するティモシー・ブトワゼ (Timothée Boitouzet)、ファッションモデルであり、環境活動家でもあるサマー・レイン・オークス (Summer Rayne Oakes)、そしてホルチン砂漠緑化プロジェクトにも参加した、数々の賞に輝く俳優であり歌手でもあるウィルバー・パンなどが含まれています。
イベントでは、クリストファー・レイバーンが、責任を持って製品づくりに取り組み、時間をかけて着実にROR (リサイクルオーガニック・再生可能) 素材の使用比率を高めていくという、ティンバーランドの長年の取り組みをさらに推進していくプロセスと、自身のエココンシャスなデザイン哲学について説明いたしました。ファッションデザイナーとして国際的に高い評価を得ているイギリス出身のクリストファー・レイバーンは、2018年末にティンバーランドのグローバル クリエイティブ ディレクターに就任して以来、業界をリードする環境に配慮したコレクションを指揮しています。
この役割は、ミリタリーファブリックを再生し、自らの名を冠したブランドを2009年に立ち上げて以来、ファッションに対してサステナブルなアプローチを取ることで知られる、彼のREMADE (リメイク) 哲学から自然な流れでつながるものです。レイバーンは次のように語っています。
「私は、ティンバーランドが、責任ある、革新的なデザインをブランドのクリエイティブ戦略の中心に置く素晴らしいチャンスを手にしたと認識しています。デザイナーとして、私たちには自分たちが何をしているのか、どうしてそれをやるのかを考える義務があると思っています。そして、最終的には、コミュニティに唯一無二の望ましい商品を提供する、サステナブルな選択肢になりたいと強く望んでいます。」
責任あるデザインアプローチをファッション業界にもたらしてきたクリストファー・レイバーンによって、今回のイベントで発表されたのは、ティンバーランドと彼自身のブランドがコラボレーションした「Timberland x RÆBURNコレクション」、ReBOTL™ 素材 (リサイクルPET素材) のアッパーとリサイクルラバーのアウトソールが特徴の「ブルックリン リブート コレクション」、そして、ReBOTL™ 素材とリサイクルPET素材を様々な部分に使った、ファッション性がありながら、着心地の良い、「M.T.C.R. ブーツ」と「エコリジナル アノラック」です。
一般に開放されたイベント会場では、ティンバーランドの哲学を体験してもらうべく、2種類のREMADEワークショップを有料で実施いたしました。ワークショップのひとつ「DIY Tee カート」は、実際に環境保護のメッセージが書かれたティンバーランドならではのパッチでTシャツのカスタマイズが体験できるスペース。
もうひとつの「スリング バッグ ワークショップ」では、廃棄されたミリタリーパラシュートを分解・再生した素材を使ったスリングバッグの制作を、来場いただいた方々にお楽しみ頂きました。
このワークショップでの収益金の全額は、中国・内モンゴル自治区に位置するホルチン砂漠で、2001年から実施しているティンバーランドの緑化活動に寄付されます。
毎日の生活の中でどのようにすれば、「Nature Needs Heroes (ネイチャー・ニーズ・ヒーローズ) 」の哲学を実践することができるかの問いに対して、ウィルバー・パンは次のように述べています。
「先ずは自分自身のことから始めるのです。捨てられたものをリサイクルしたり、食べ残したごみを堆肥化したりする、といったちょっとした行動が、より大きなムーブメントにつながることがあります。ですから、地元にあるグループに参加して、経験を共有してみてください。エコヒーローとしての私の役割は、そうした問題を提起することにあります。私は自分の行動を通して、人々に自分も行動してみようというやる気を起こしてもらえるようにしたいと思っています。」
ティンバーランドは2020年の企業の社会的責任 (CSR) 目標達成に一歩ずつ近づいています。
この目標は、「より良い製品」「よりグリーンな世界」「よりパワフルなコミュニティ」の3つの核となる柱に基づいて立てられた具体的、かつ、測定可能ないくつもの項目で構成されています。2018年に達成したマイルストーンのいくつかとしては、ROR (リサイクルオーガニック・再生可能) 素材の少なくとも1種類を含むフットウェアの割合が69%、2001年からの植樹総本数が1,020万本、コミュニティのための社員によるボランティア活動の総時間数120万時間などが挙げられます。
より大規模なものとしては、気候変動と世界規模で急速に広がる森林破壊に対抗するために、2025年までに世界で5千万本もの植樹に取り組むという大胆な新しいコミットメントを、今回のイベント開催と同時に、発表しています。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。