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黒島のダイビング情報をご紹介します。小さな島の周りをぐるりとサンゴ礁に囲まれた沖縄・八重山諸島にある黒島は、冬場のマンタポイントとして人気のダイビングスポットです。黒島のダイビングポイントを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
 

黒島のダイビング

黒島 ダイビング

 

黒島は石垣島と西表島との間にある小さな島で、牛の競り市やログハウス風のコテージなど、のんびりとした雰囲気があります。

小さな島の割にはダイビングポイント数やバリエーションが豊富で、ダイバーの少なさも手伝ってプライベート感覚のダイビングを満喫できるスポットです。

黒島は釣りのスポットとしても有名であるように魚影がとても濃く、沖縄好きダイバーの間では古くから人気があり、冬にはかなりの高確率でマンタにも会うことができます。

また、流れも比較的穏やかなので初心者でもリラックスして潜ることができるでしょう。

満天の星空とクオリティの高い海しかない黒島は、どっぷりとダイビング三味に浸れる贅沢な島なのです。

 

 

黒島のトラベル情報

黒島 ダイビング

 

黒島は、島の形がハートの形をしていることから「ハートアイランド」と呼ばれることもあります。

また、黒島の人口はたったの200人足らずですが、牛の数が2,500頭と人の数より10倍以上も多いのです。

そんな黒島のトラベル情報を見てみましょう。

 

黒島への行き方

黒島には空港が無いため、石垣島からの船を利用します。

石垣港から黒島港へは2社の高速艇が出ており、いずれも所要時間は約25~30分です。

【石垣-黒島運賃】※安栄観光・八重山観光フェリー共通

  • 大人:片路1,320円/往復2,530円
  • 子供(12歳未満):片路670円/往復1,280円

 

黒島のシーズナリティ―

黒島のシーズナリティ―を見てみましょう。

  • 3~6月:枝サンゴの間にはピンポン玉のようなコブシメの卵があちらこちらに見られ、夕方の時間帯にはハッチアウトする姿が見られます。
  • 7~9月:8月くらいにかけて浜ではウミガメの産卵を見ることができます。運が良ければ、ふ化したウミガメの赤ちゃんが海に戻る姿も見られます。
  • 10~11月:12月頃からはマンタシーズンが始まります。時には数十枚以上のマンタが一度に現れることもあります。
  • 12~2月:北風が吹き始めるシーズンに合わせてマンタが多数やってきます。ダイバーの数も少なく狙い目のシーズンとなるでしょう。

 

黒島のアフターダイブ

黒島ではダイビング以外はこれといってすることもなく、アフターダイブにはのんびりボーっとした時間を過ごすにはうってつけです。

夏はビール片手にスターウォッチング、秋は日本の道百選のひとつ東筋を散策、 冬はサシバはじめとするバードウォッチング、 春はウミガメの産卵と、黒島の大自然を思いっきり満喫してみましょう。

 

黒島のダイビングポイント

黒島 ダイビング

 

それでは、黒島を代表するダイビングポイントを見てみましょう。

 

仲本の沖

仲本の沖は冬場のマンタ遭遇率は80%を超えるマンタポイントです。

冷え込んだ日に水温も下がると満潮から干潮にかけて温かい水にかきまわされプランクトンが発生するため、それを食べにマンタが訪れます。

1回のダイビングで数十枚のマンタが見られることも多く、石垣島のマンタスクランブルで個体確認されたマンタが訪れることもあります。

 

ウラビシ

ウラビシは隠れ根にテーブルサンゴやエダサンゴが群生しており、ナポレオンやホワイトチップなどを見ることができます。

手前の根にある水路の水深-10mから-15mの辺りに立派なイソバナが咲いており、イソコンペイトウガニなどのマクロ生物を見ることができます。

 

海の岩戸

海の岩戸はドロップオフになっていて、水深-20m前後の棚にある大きな穴に入っていきます。

突き当たりには光が入らない横道があり、ここを進んでいくと天窓のような丸い穴からスポットライトのような光が差し込み幻想的なダイビングを演出してくれます。

 

パナリ水族館

パナリ水族館は天候の穏やかな夏の日限定のポイントです。

下地とか上地がリーフでつながってタイドプールができていて、横幅70cmくらいの小さな水路に水族館のようないろいろな魚たちが見られます。

ノコギリダイ、イスズミ、アカヒメジの群れなどが見事で初心者にも好評です。

 

パナリ北

黒島 ダイビング

 

パナリ北は水深-8m~-9mにパウダーサンドの砂地があり、いくつか点在している根を回ります。

砂地にはガーデンイールがたくさん顔を出しており、根にはスズメダイ系がたくさん見られます。

ほかにもユカタハタ、キンギョハナダイ、スカシテンジクダイ、チョウチョウウオ、イソバナに付いたクダゴンベなどが見られます。

 

パナリ3

パナリ3は下地の西側にあり、リーフから50mほど離れた水深-12m辺りに隠れ根が小山のように連なっています。

ノコギリダイやタテジマキンチャクダイなどのヤッコ系、チョウチョウウオ系などカラフルな魚たちが多く見られ、夏から秋にかけてはウミガメも登場します。

 

パナリ4

パナリ4は浅いところでは水深-8mほどですが、深いところではなだらかなドロップオフになっています。

陸に向かってクシの波状の裂け目が何本も入った岩礁があり、ホワイトチップやオオテンジクザメ、シロワニ、タイガーシャークなどのサメ類が多く見られます。

 

仲本のシェルポイント

仲本のシェルポイントは仲本海岸近くの人気ポイントで、台風の後や強風が吹いた次の日に海外にタカラガイが打ち上げられていることでこのポイント名がついています。

ここの見所は1.5m級の大きなナポレオンとアカククリで、他にもカスミチョウチョウウオやハナゴイなどがたくさん見られます。

 

黒島のダイビング情報をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?まるでプライベートアイランドのような黒島の魅力に取りつかれ常連となったダイバーの数は計り知れないものがあります。ゆっくりと流れる時間のなか、心ゆくまでダイビングを楽しみたいダイバーは、ぜひ一度、黒島に足を運んでみてください。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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