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今年初めて開催された女子のロードバイク・レースのクラシカ・ナバラ・フェミナ。翌週のクラシカ・サンセバスチャンへの出走を視野に入れる選手たちが、戦いを繰り広げました。日本の與那嶺恵理選手と萩原麻由子選手が出場したレースの様子をお伝えします。

スペイン・ナバラ地方でのレース

スタート地点に向かう萩原選手。

 

今回、初めての開催となったクラシカ・ナバラ・フェミナ。

バスク地方のおとなりのナバラ地方がこのレースの舞台です。

この地域にも、バスク人が数多く住み、またバスク語が公用語となっている地域であるため、広義の意味では「バスク」の一部ということになります。

やはり、自転車選手が数多く輩出されている土地です。

ツール・ド・フランス5連覇など輝かしい記録を持つミゲル・インドゥライン氏もこの地域の出身です。

この日、インドゥライン氏もこのレースの応援に駆け付けました。

レースは2日間にわたって開催されます。

初日のレース距離は108㎞。

1日おいた2日目のレースは120㎞。

ともに、この地域の山が舞台となる、登り主体のレースです。

今回はこのレースに100人近い女子サイクリストが参加しました。

ヨーロッパの強豪チームはもちろん、韓国のナショナルチームもこのレースに参加します。

 

 

初日のレース

與那嶺選手所属のアレ・チッポリーニ。

 

7月30日、第1ラウンドのレースが開催されました。

スタート地点は、牛追い祭りで有名なパンプローナ。

この町からレクンベリまでの108㎞がこの日のコースです。

パンプローナから一旦西に向かって走り、その後北上。

ゴール前には、標高1,200mの登りが選手たちを待ち構えます。

この日のスタート時間は午後からという変則的なスケジュール。

暑さを感じる気温のなか、選手たちが集まります。

與那嶺選手も萩原選手も元気そうな様子でスタート地点に現れました。

そして午後3時、レースがスタート。

スタートして間もなく、35㎞付近で逃げに乗ったのは、與那嶺選手。

チーム・ムービースターの選手と一緒に逃げ続け、一時はメイン集団とのタイム差が2分まで開きます。

しかし、その後メイン集団をミチェルトン・スコットがしっかりコントロール。

最後の登りの直前で、集団のペースが上がり、與那嶺選手の逃げは吸収されてしまいました。

この日、優勝したのはCCCリブ所属のアシュリー・ムールマン選手。

2位となったルーシー・ケネディ選手(ミチェルトン・スコット)からわずか2秒差の勝利でした。

この日、逃げた與那嶺選手はトップから9分遅れの28位でゴール。

萩原選手はレースの途中でリタイアの意志表示をするも、大会側の要請によりゴールまで走り、最終的にオーバータイム扱いという結果でした。

この日、レースをスタートしたのは94人。

この中で制限時間内にゴールした選手はわずか43人。

そして、この日の平均時速は32.3km/h。

この完走者の数字を見るだけでも、この日のレースがいかに過酷なものであったのか、想像することができるのではないでしょうか。

 

 

2日目のレース

萩原選手所属のエネイカット・ペカフィル。

 

翌々日の8月1日、第2ラウンドのレースが開催されました。

この日のスタート地点もパンプローナ市内。

ここから120㎞先のロドーサがこの日のゴール地点です。

ゴール前は下り基調。

そのため、最後の登りを先頭集団で登り切った選手たちによる、集団スプリントのゴールとなることが、予想されました。

この日のスタート地点は雷つきの大雨。

ちょうど選手たちが出走前サインをするときに、もっとも雨脚が強くなりました。

幸い、スタート直後に雨はやみますが、その後は横風が強く吹き、選手たちは神経質なレースをすることになりました。

この日のレースの平均時速は41km/h。

強風のなか、速いペースでレースが進みます。

この日のゴール前では、レース前の予想通りに最終的に6人の選手でのスプリントとなり、ミチェルトン・スコット所属のサラ・ロイ選手が優勝しました。

レース終盤で逃げようとした與那嶺選手は、トップから15秒差の51位。

萩原選手は2分52秒差の90位でゴールしました。

このレースに出走した選手のほとんどは、2日後のサンセバスチャンでのレースに出走を予定しています。

そのため、多くの選手がこの2日間のレースを調整のためのレースとして位置づけていました。

萩原選手も與那嶺選手も、サンセバスチャンにむけてのよい調整レースになった模様でした。

 

 

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まとめ

今年はじめて開催されたクラシカ・ナバラ・フェミナ。トップクラスの女子選手が出走し、夏の北スペインでレースを繰り広げました。主催者側は涼しい気温でのレースを期待していたようですが、実際は高気温の1日と雨風に悩まされる1日という、厳しいコンディションでのレースでした。来年以降も開催が予定されており、クラシカ・サンセバスチャンと合わせて、夏の北スペインの女子の名物レースとなることが期待されています。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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