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国際環境認証である『ブルーフラッグ』を2019年4月に取得した、兵庫県神戸市須磨区の「須磨海水浴場」が、海開きにより本格的な海水浴シーズンを迎えました。

須磨海水浴場

須磨海水浴場

須磨海水浴場は、神戸市の中心地三宮から電車で15分ほどの場所に位置する、東西約1,800メートルに広がる阪神間に残る唯一の自然海岸です。

最寄り駅である「JR須磨駅」は、目の前が海水浴場のため、そのアクセスの良さから、毎年夏季期間には多くの海水浴客が訪れます。

2019年の市の調査でも、須磨海水浴場の水質は水浴に十分適していると判定されており、海水浴の他に漁業も行われています。

関西を代表する海水浴場として人気がある一方、過去には、マナーの悪い若者も目立つようになったことから、神戸市は誰もが安心して快適に過ごせる須磨海岸を目指した条例を制定。

騒音や花火の規制をはじめ、喫煙、入れ墨の露出を禁止し、さらに根本的な問題解決をするために海岸の再整備にも取り組みました。

その中でも家族連れが安心して楽しめるように砂浜の遠浅化工事も行いました。

また、海岸に下水道を整備することで、海の家のシャワーやトイレの排水も下水処理できるようになりました。

さらに、海岸に沿ってフットライト付きの広い遊歩道を整備したことも大きなポイントで、夜間照明によって夕方以降も訪れる人が増えています。

これまでの取り組みを踏まえて、ブルーフラッグの認証を申請し、今年4月に「環境に関する教育と情報公開」「水質」「環境マネジメント」「安全とサービス」の4つのカテゴリーにおいて、33項目すべての基準を満たしたことから、ブルーフラッグを取得しました。

このことは、今までの取り組みや安全で快適な海水浴場であることが、国際環境認証の視点としても認められたことでもあり、地域の皆様はもとより、国内外から多くのお客様にお越しいただきたいと考えています。

2019年の須磨海水浴場は、お酒の持ち込みや飲酒を禁止する「ファミリーエリア」の拡大を行い、「ユニバーサル対応トイレ」も設置しております。

海開きから8月25日(日)までの46日間で約70万人の来場を見込んでいます。
 

須磨海水浴場

遊歩道の設置

須磨海水浴場

ユニバーサル対応トイレの設置(2019年)

須磨海水浴場

ファミリーエリアの設置

 

 

『ブルーフラッグ』とは

http://www.feejapan.org/blueflag/

国際環境教育基金(FEE)が実施する環境認証で、ビーチ・マリーナ・観光船舶を対象として、世界45の国・4,559カ所で取得されています。

取得にあたっては「環境に関する教育と情報公開」「水質」「環境マネジメント」「安全とサービス」の4つのカテゴリーにおいて、33項目の認証基準を満たす必要があります。

1987年フランスで生まれた概念で、日本では須磨海浜浴場以外にも、神奈川県鎌倉市 由比ヶ浜海水浴場・福井県高浜町 若狭和田海水浴場・千葉県山武市 本須賀海水浴場の4ヶ所が取得しています。(2019年4月現在)

須磨海水浴場

ライター

Greenfield編集部

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