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日本海に浮かぶ佐渡島は巨大コブダイと接近遭遇できる海として世界的にも有名なダイビングエリア。佐渡が誇るクリアブルーの海には、海中温泉や沈船スポットなど見どころが満載です。この夏は佐渡のコブダイに逢いに行ってみませんか?
 

佐渡は日本海屈指のダイビングスポット

ダイビング 佐渡
 
新潟県の沖合に浮かぶ佐渡島は、南のリゾートとはまた違った魅力のある海です。

ダイバーなら、佐渡を代表する巨大コブダイは一見の価値あり。

2010年に公開された、海の生物をテーマにしたフランスのドキュメンタリー映画「オーシャンズ」でも紹介されたほど。

ほかにも、水中から温泉が噴き出す海中温泉や、2隻の船が沈んでいる沈船ポイントなど、多彩なダイビングスポットが点在しています。

また、初夏から夏にかけてミズクラゲが大量発生することもあり、幻想的な「クラゲの海」を楽しむこともできます。

まさに佐渡は、日本海屈指のダイビングスポットなのです。

 

 

佐渡島への行き方

ダイビング 佐渡

 

佐渡島へ行くには、新潟から出航しているフェリーを利用するのが一般的です。

新潟からは、新潟港~両津港(約2時間30分)と直江津港~小木港(約1時間40分)の2つルートがあります。

高速フェリーとカーフェリーがありますが、島内は広く車で移動するのが一般的。

佐渡観光も楽しみたい時はカーフェリーを利用して、自家用車と一緒に佐渡に渡るのがおすすめです。

ただし、港まで送迎に来てくれるダイビングサービスも多いので、何も持たずに佐渡に渡っても大丈夫です。

フェリーの運航状況は季節によって変わりますので、詳しくは佐渡汽船のホームページをチェックしてください。

 

 

佐渡汽船公式サイト

 

 

佐渡のダイビングスタイル

ダイビング 佐渡
 
佐渡島は日本の島の中で沖縄本島に次いで2番目の大きさがあり、ダイビングエリアも大きく4つのエリアに分かれています。

  • 内海府エリア(北部)…コブダイで有名な「北小浦・赤岩」など。
  • 外海府エリア(北西部)…海中温泉など。
  • 前浜エリア(東部)…「竜宮」など。
  • 小木エリア(南部)…水中にお地蔵様がいる「幸福地蔵」など。

エリアからエリアでは車で移動しますが結構時間がかかるので、1日1エリアのスポットで潜るのが基本パターンです。

ダイビングスタイルは、ほとんどがボートダイビングになりますが、ダイビングスポットまでの移動時間は5~10分とかなり近いため、船酔いの心配もありません。

また、潜行ロープが設置されているスポットも多く、ビギナーダイバーでも潜降浮上時のストレスが軽減され安心して潜ることができます。

 

佐渡のコブダイ

佐渡島のダイビングの顔になっているのが、北小浦・赤岩の隠れ根に居着いているコブダイのボス「ヤマト」です。

体長は1m近くもあり、額のこぶと突き出た顎が特徴的なオスの巨大ベラで、この顎と歯でサザエやエビ・カニなどもたやすく噛み砕いてしまいます。

以前のボスたちは、代々「弁慶」と呼ばれていました。

現在は「ヤマト」がボスとなり、複数のメスとライバルのオスたちと暮らしています。

運が良ければオス同士が威嚇しあう迫力あるナワバリ争いも見られ、小ぶりなメスでさえダイバーをさほど恐れる気配もなく目の前を悠々と泳ぐ姿は圧巻です。

また最近では、見立・沈船スポットでもコブダイを見かけるようになり、 コブダイたちが勢力範囲を広げているようです。

 

佐渡の主なダイビングスポット

ダイビング 佐渡

 

佐渡の主なダイビングスポットを見てみましょう。
 

北小浦・赤岩

コブダイが見られるスポットとして世界的にも知られている人気のスポット。

赤岩という巨大な隠れ根の周囲には白く美しいヤギやカサゴの群れが見られるほか、根の亀裂や岩棚で卵を守るタコやウミウシ、コケギンポなどのマクロ系生物も豊富に見られます。

海底まで降りると30メートルを超えるので深度に注意をしましょう。

  • 水深:15~30メートル
  • 北小浦漁港からボートで約5分

 

見立・沈船

佐渡唯一の沈船スポットです。

「不動丸」 と「ゆうなぎ」という2隻の船が沈められており、夏から秋にかけて魚影が濃くなります。

最近はコブダイも多く目撃され、第2のコブダイスポットになっています。

  • 水深:18~27メートル
  • 北小浦漁港からボートで約10分

 

平根崎・海中温泉

数ヵ所の海底から90度近い温泉が噴き出している海中温泉を見ることができます。

  • 水深:5~20メートル
  • ビーチエントリーで、エントリー口まで徒歩5分

 

姫津・虎ケ瀬

切り立ったクレバスにイソバナなどが綺麗なポイントです。

ウミウシも多く見られます。

  • 水深:10~30メートル
  • 姫津漁港からボートで約5分

 

小木・水中地蔵

水中にお地蔵様がいるスポット。

ジョーフィッシュやウミウシなどのマクロ系生物が豊富です。

 

佐渡のアフターダイブ

ダイビング 佐渡

 

佐渡は 「流人の島」であり、「金山の島」でもあります。

それゆえ、古くから京都から優雅な文化が流入し、由緒ある神社仏閣も数多く残っています。

砂金採り体験ができる施設もあるので、アフターダイブで佐渡の文化にも触れてみてはどうでしょうか?

また、初夏から秋は海が穏やかになることが多く、海岸線をドライブするとの美しい景観が楽しめます。

もちろん新鮮な日本海の海鮮料理もおすすめです。

 

日本海にある佐渡島のダイビング情報をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?巨大コブダイにこれほど接近遭遇できるダイビングスポットは世界広しといえど佐渡島だけでしょう。佐渡のベストシーズンは7~9月です。ぜひ、この夏は佐渡島に足を運んでみませんか?

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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