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今年こそダイビングデビューしたいという方のために、スキューバダイビングのライセンス取得方法をご紹介します。ダイビングがまったく初めてという人はオープンウォーターダイバーのライセンス取得が最初の一歩です。ぜひ参考にしてください。

 

スキューバダイビングのライセンスとは?

スキューバ ライセンス

 

スキューバダイビングのライセンスは、自動車免許のように公共の機関が定めた資格や免許ではありません。

日本では昔からライセンスという呼び名が定着してしまっていますが、正確には「Cカード=Certification Card」と呼ばれ民間のダイビング教育指導団体が発行する「認定証」になります。

そのため一度取得してしまえば更新などの必要はなく、生涯利用できる認定証になります。

 

潜水士は国家資格

いわゆるダイビングライセンスとは別に「潜水士」という厚生労働省が認定する国家資格があります。

潜水士はダイビングインストラクターや潜水作業員といった、仕事として水中作業を行うために必要な資格です。

そのためレジャーダイバーが潜水士の資格を取得する必要はありません。

 

 

スキューバダイビング教育指導団体

スキューバ ライセンス

 

スキューバダイビング教育指導団体とは、レジャーダイバーの教育と指導、インストラクターの育成を目的としている民間企業です。

日本国内だけでも30以上のダイビングライセンスの発行をしている指導団体があり、団体によって講習プログラムや理念が異なります。

1994年には、日本国内のダイビング教育指導団体13社によってCカード協議会という協会が設立されました。

これは、世界標準となっているRSTC基準に基づいて、最低指導基準が定められてます。

Cカード協議会に所属する主なダイビング教育指導団体を見てみましょう。

 

PADI

 PADI(パディ)は、カリフォルニアに本部がある世界で最も有名なダイビング教育指導団体です。

世界共通の講習プログラムを実施しており、日本で取得したPADIのCカードも世界のダイビングスポットで共通のサービスを受けることができます。

 

NAUI

 NAUI(ナウイ)は、世界で初めて設立されたアメリカに本部があるダイビング教育指導団体です。

NAUIの講習プログラムは体育大学でも取り入れられるなど体育会系のイメージが強く、ダイビング講習では相応の泳力を重視する傾向があります。

 

BSAC

 BSAC(ビーエスエーシー)はイギリスのダイビングクラブから発足したスキューバダイビング教育指導団体です。

イギリス王室と関係が深い団体で、2014年にはウィリアム王子がBSACの新たな総裁に就任しています。

 

その他

 ほかにもSSIやCMASといった国際的な指導団体、JP、JUDF、ADSなど日本の指導団体など、たくさんのダイビング教育指導団体があります。

ですが、なかには海外ではまったく認知されていない特定のスポーツクラブやスイミングクラブのダイビング指導団体もあります。

そのため、海外でダイビングを楽しみたい場合は、インターナショナルな団体が発行するCカードを取得しておいたほうが安心です。

 

 

オープンウォーターダイバー

スキューバ ライセンス

 

スキューバダイビングを始めるために最初に取得しなければいけない資格が「オープンウォーターダイバー」です。

オープンウォーターダイバーに認定されると、バディと一緒に潜水計画を立てることになります。

そして、自己責任の範囲でバディと一緒に、水深18m以浅のスキューバダイビングを楽しむことができます。

とはいえ、日本では安全のために認定ダイバーであってもインストラクターや水中ガイトと一緒に潜るスタイルが一般的です。

とくにダイビングスキルが十分に備わっていない初心者ダイバー、ダイビングショップのガイド付きツアーに参加するのが良いでしょう。

 

オープンウォーターダイバーコース

 オープンウォーターダイバー資格を取得するためのダイビング講習が「オープンウォーターダイバーコース」です。

指導団体やダイビングショップによって講習プログラムの進め方に違いはありますが、基本的には「学科講習」「プールまたは限定水域講習」「海洋実習」の三段階で構成されています。

学科講習

学科講習では陸上と水中環境との違いやダイビング器材、潜水計画の立て方などをビデオやテキストを使って学んでいきます。

約6時間程度の講習になりますが、PADIが提供している「eラーニング」などの自宅学習を修了していれば1~2時間程度で済みます。

プールまたは限定水域講習

ダイビング器材を身につけて、足のつくプールか浅瀬の海でダイビングの基本テクニックを学びます。

水中での呼吸の仕方やマスククリア、浮力コントロールなどの練習をします。

合計で約6~8時間の講習になりますが、二日間以上に分けて実施することも可能です。

海洋実習

海洋実習では、学科講習で学んだ知識とプール講習で身につけたスキルを実際の海で実践してみます。

合計4ダイブの実習となり、1日2ダイブを2日間で行うのが一般的です。

講習が終わるとオープンウォーターダイバーに認定され、数週間後、自宅にCカードが届きます。

ただし、講習の全工程が終了した時点で仮ライセンスが発行されるので、翌日から認定ダイバーとしてダイビングを楽しむことが可能です。

 

 

ダイビングライセンスの種類

スキューバ ライセンス
 
ダイビングライセンスはダイバーのレベルに合わせてさまざまな種類のCカードがあります。

スキー検定のようにスキルによって合否が決まるものではなく、レベルに合った定められたコースを受講することで取得することが可能です。

主なダイビングライセンスの種類が以下のとおりです。

  • アドヴァンスド・オープンウォーターダイバー:オープンウォーターダイバーにある最大深度規制が無くなり、レジャーダイビングにおける最大深度40mまでのダイビングが可能になります。また、ナイトダイビングやボートダイビングなど、さまざまなダイビングを楽しめるようになります。
  • レスキューダイバー:ダイビング中に起こりうるトラブルに対処するための知識とスキルをマスターできます。
  • 各種スペシャリティーダイバー:さまざまな条件下でのダイビングを楽しむためのスキルをマスターします。
  • ダイブマスター:プロフェショナルダイバーの第一歩がダイブマスターです。認定後はダイビング講習のアシスタントや単独で水中ツアーを開催できるようになります。

ダイビングの経験値やスキルに合わせて、少しずつステップアップできるようになっています。

 

スキューバダイビングのライセンス取得方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?今年こそダイビングデビューしたいという人は、まずはオープンウォーターダイバーコースに挑戦してみましょう。今まで経験したことのない新しい世界が待っています!

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。