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KEEN(キーン)は、環境保護・社会貢献活動を「KEEN EFFECT(キーン・エフェクト)とよび、さまざまな活動を行っている。沖縄県八重山郡竹富町に属する、豊かな自然に恵まれた西表島の「明日」のために行動するプロジェクト『Us 4 IRIOMOTE(アス・フォー・イリオモテ)』を2019年4月15日に本格始動。
 
 

西表島の明日のために私たちができる、4つのこと。

沖縄県・西表島の環境保護・社会貢献活動プロジェクト“Us 4 IRIOMOTE”始動

「知ろう」「守ろう」「話そう」「残そう」

西表島で自然保護に取り組む人たち、文化を継承する人たちと共に「知ろう」「守ろう」「話そう」「残そう」の4つのキーワードを軸に、「明日」のために、私たちツーリスト一人ひとりができることを考え、行動してゆく、『Us 4 IRIOMOTE(アス・フォー・イリオモテ)』プロジェクトを発足し、企業、団体の枠組みを超えた展開をしていきます。

 

名前の由来

Us=明日・私たち、4=4つ。西表島の明日に私たちができる、4つのこと。

Us 4 IRIOMOTEにおける4つのキーワード「知ろう」「守ろう」「話そう」「残そう」。

西表島の自然や生態系・文化を「知る」ことからはじめ、アクションを起こして「守り」、みんなで「話し」、未来に「残し」ます。

 

豊かな自然と独自の伝統文化をもつ西表島を次世代に継承するために

沖縄県・西表島の環境保護・社会貢献活動プロジェクト“Us 4 IRIOMOTE”始動

東京から約5時間、約2,000km南西に位置する沖縄県八重山郡・西表島。

面積は約289km2(東京23区全体の約1/2)、その大部分が国立公園に指定されています。

西表島だけにわずか100頭程が生息する、絶滅危惧種「イリオモテヤマネコ」を始めとした亜熱帯の動植物が生息する原生林や、国内最大の面積を誇るマングローブ林など、稀有で豊かな自然と生態を保有しています。

また、西表島の魅力を語るとき、数百年続く伝統文化も忘れることはできません。

季節の節目に催される祭事は、500年にわたり自然と共存して生きてきた、西表島の人々の大切な文化です。

特に、節祭(シチィ)は、重要無形文化財にも登録されています。

 

私たちツーリスト一人ひとりができることを考え、行動してゆく

沖縄県・西表島の環境保護・社会貢献活動プロジェクト“Us 4 IRIOMOTE”始動

このように、魅力が詰まった西表島は、人口約2,400人程に対し、近年約30万人/年を超える観光客が訪れる人気の観光地です。

ピーク時にはオーバーツーリズム状態になり、その影響で「イリオモテヤマネコの交通事故の増加」や「植生・生態系ダメージ」なども懸念されるようになりました。

また、今、西表島は来年度の世界自然遺産の候補地としても名を連ね、登録後にはさらなる観光客の増加が見込まれ、それによるオーバーツーリズムの進行が懸念されています。

この貴重な自然の姿を次世代へ守り、伝えていくために、ツーリストである私たち一人ひとりにも、この事実を知り、学び、考え、行動することが求められています。

 

Us 4 IRIOMOTE、主な活動

1)啓蒙活動:ツーリストにむけ、「エシカル・ツーリズム」を提唱

2)動物・自然保護を展開する団体を支援

3)西表島ドキュメンタリー映画の制作

 

Us 4 IRIOMOTE基金を設立

2019年4月12日(金)に発売されるイリオモテヤマネコをモチーフとした『UNEEK EVO(ユニーク エヴォ)』の売り上げの10%を始め、協賛企業、個人寄付、クラウドファンディング、チャリティグッズの販売などを通じ、基金を集め、Us 4 IRIOMOTEの活動に活用していきます。

 

チャリティ商品の展開について

沖縄県・西表島の環境保護・社会貢献活動プロジェクト“Us 4 IRIOMOTE”始動 沖縄県・西表島の環境保護・社会貢献活動プロジェクト“Us 4 IRIOMOTE”始動 沖縄県・西表島の環境保護・社会貢献活動プロジェクト“Us 4 IRIOMOTE”始動

1)売り上げの10%がUs 4 IRIOMOTEの活動に活用されるUNEEK EVO

2本のコードと1枚のソールで編み上げられたオープンエア・スニーカー『UNEEK(ユニーク)』に、エンジニアードニットを取り入れた最新モデル。イリオモテヤマネコの柄をモチーフにしています。

<UNEEK EVO“IRIOMOTE”パック(13,000円/税別)>

2)Us 4 IRIOMOTEオリジナル・マイボトル、Tシャツ

長場 雄氏が手がけるキービジュアルロゴを配したチャリティグッズを制作。売上の一部がUs 4 IRIOMOTEの活動に活用されます。

≪補足資料:活動詳細≫

1)啓蒙活動:ツーリストにむけ、「エシカル・ツーリズム」を提唱

 

エシカル・ツーリスト」になろう

近年、浸透してきている考え方「エシカル消費」。私たちが享受する、モノやコト。

それらを作っている人にも、自然環境にも配慮されているかを見極め、選択すること。

そうすることで、私たち一人ひとりが、社会的課題の解決に貢献していくという考え方です。

その考え方を“旅”に当てはめたとき、観光によって地域に起こる課題に目を向け、現地の自然環境や文化にリスペクトを持って観光するスタイルを「エシカル・ツーリズム」と呼び、Us 4 IRIOMOTEは提唱していきます。

 

全国を巡って各地で環境教育を

沖縄県・西表島の環境保護・社会貢献活動プロジェクト“Us 4 IRIOMOTE”始動

YMCAやボーイスカウトも採用しているグローバルな環境配慮プログラム『LNT(Leave No Trace)』の普及活動を行う野外指導者養成団体『WEAJ』のインストラクターが、軽トラックに乗って、日本全国をめぐります。(大手自動車メーカーと協議中)

みんなで拾ってみんなでつくる 530(ごみゼロ)アート・プロジェクト。

旅先へ行き、ただ楽しんで帰ってくる“旅のカタチ”。

もし、一人ひとりが意識を高く持ち、現地でなにかひとつ「いいこと」をして帰ってきたらどうでしょう?

西表島にある、一見すると美しく見える砂浜にも、小さなゴミがたくさん混じっています。

「530アート」とは、観光で訪れる私たちが「できる範囲」でゴミを少しずつ持ち帰り、石垣港離島ターミナルに設置するアートスタンドに入れていくことでゴミを“アート”にしよう!というプロジェクト。

アート展示には多言語で西表島の漂着ゴミについての解説版を設け、この問題について知ってもらう訴求を行います。

2)動物・自然保護を展開する団体を支援

【パートナー団体との活動】

▼絶滅危惧種イリオモテヤマネコを守る「JTEF トラ・ゾウ保護基金 やまねこパトロール」

【Us 4 IRIOMOTEの活動:パトロール隊員を増員、地域住民への啓蒙活動を実施。交通事故防止対策をパワーアップします】

国の天然記念物で、絶滅危惧種に指定され、世界で西表島だけに生息する希少種イリオモテヤマネコは、種の存続ぎりぎりの100頭ほどと推測されています。

入島者の増加に伴い、交通量が増え、それと比例するようにヤマネコの交通事故も増加しています。2018年は事故件数9件と、過去最悪を更新してしまいました。

「やまねこパトロール」は、野生動物保護のために活動するNPO「JTEF トラ・ゾウ保護基金」の西表島支部とし活動を展開。

ヤマネコを事故から守るため 夜間パトロールを実施し、ドライバーへの注意喚起やヤマネコが路上に餌付く原因となる小動物の死骸除去など、地道な活動を行っています。

▼人と自然が共生する島を目指して活動を展開「NPO法人西表島エコツーリズム協会」

【Us 4 IRIOMOTE の活動:環境保全の啓蒙活動を展開します】

自然環境や文化的資源を地域住民とともに保全することで、観光業を始めとする産業が活発化し、地域経済にとっても良い循環がうまれ、それが住民に還元されていく。

守り受け継ぐべき事を守り、時代と共に進化をしながら、環境問題や文化継承に取り組む団体です。

地域住民への自然環境保全、文化伝承などの啓蒙活動や、ビーチクリーンを定期的に開催。

ビーチクリーンでは、多くの地域住民と共に、海流に乗って漂着した多くのペットボトルや発泡スチロールなどのゴミを「八重山環境ネットワーク西表エコプロジェクト」と協働で回収。

ビーチの環境整備を行っています。

▼環境配慮プログラム『LNT』を展開「NPO法人Wilderness Education Association Japan」

【Us 4 IRIOMOTE の活動:環境配慮プログラム“LNT”の普及を通じて「エシカル・ツーリスト」を増やします】

WEAJ(Wilderness Education Association Japan)が日本で広める野外活動の環境配慮プログラム『LNT(Leave No Trace)』は、北米で生まれた環境配慮プログラムです。

アメリカのNational ParkやForest Serviceをはじめ、アウトドアサービスを提供する多くの公的機関や大学、野外教育団体、環境教育団体などで実施されているプログラムで、自然を利用するすべての人が環境に対する責任をもち、楽しく利用するためのアウトドアを楽しむ7つの原則を学ぶことができます。

▼Us 4 IRIOMOTE×パートナー団体、パートナー企業との今後の活動予定

1.シンポジウム「これからのヤマネコ保護にもとめられること」を開催(4月14-15日/やまねこパトロール)

2.ヤマネコパトロール隊員を増員(順次実施/やまねこパトロール)

3.西表島で活動するガイド向けの講習会を実施(5月29日、30日/西表島エコツーリズム協会×WEAJ)

4.ツーリスト向けのLNTをワークショップ開催(KEEN直営店および、フェス会場など/WEAJ)

5.子供向け環境ワークショップの開催(夏実施予定/西表島エコツーリズム協会)

6.エシカルツアーの展開(今秋スタート予定/平田観光)

▼パートナーシップで明日の西表島をつくろう

SDGsとは、2015年9月に国連加盟国193ヶ国によって採択された「持続可能な開発目標」です。

人間、地球および繁栄のために2030年までの行動計画として、17の目標と169のターゲットから構成され、「誰ひとり取り残さない(no one will be left behind.)」ことを誓っています。

Us 4 IRIOMOTEは、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて行動していきます。

3)西表島ドキュメンタリー映画の制作(2020年公開予定 ドキュメンタリー映画)

▼仲程 長治氏が切りとる、うつくしい西表島の景色

土が香り、自然の生命を感じる力強いこれらの写真は、写真家・仲程 長治(なかほど ちょうじ)氏の作品。

現在、同監督によるドキュメンタリー映画を制作中。美しい西表島の四季を通し、島の文化を継承する石垣 金星・昭子夫妻をはじめ、島の文化や自然を守る人びとを追うドキュメンタリー映画です。

2020年公開予定

●仲程 長治 Choji Nakahodo|シネマトグラファー

1959、沖縄県八重山郡石垣市字石垣(石垣島)生まれ。

島生まれ、島育ちならではの視点と独特の美的感覚が高く評価され、国内外で写真展覧会を開催。

2017年冬より開催されている「やんばるアートフェスティバル」では総合ディレクターに就任。2018年4月に開催された「第10回沖縄国際映画祭」では、初監督作品「Nyaha! Part#0」が上映された。

多岐に渡る活動のテーマは「琉球・沖縄の陰翳美」。

島独特の「色」と、身近な自然から得るインスピレーションを、グラフィックデザイン、カリグラフ、写真、映像等で表現し続けている。

オフィシャルサイト: https://www.choji.net/

●石垣 金星 Kinsei Ishigaki|郷土史家・伝統芸能継承者

1946年、西表島・祖納生まれ。

1968年より中学校教師として勤務し、1975年に退職。

島興し運動の中心的存在として自然を汚さない完全無農薬米の稲作に力を注ぐ一方、石垣 昭子と共に「紅露工房」を開設。

日本でいち早くエコツーリズム協会を立ち上げ、環境を重視した島の在り方を提唱。

島に伝わる昔話、古謡、歴史、手仕事の技術などの数少ない継承者でもあり、2006年、西表に伝わる古謡を収録した『西表民謡誌と工工四』を出版。西表島エコツーリズム協会」顧問。

「西表の未来を創る会」会長。

●石垣 昭子 Akiko Ishigaki|染織家

夫の石垣 金星と供に西

表島に紅露工房(くーるこうぼう)を開設。

島の植物による伝統的な染織の復興に取り組む。伝統行事「節祭」の衣装を復活させ制作を続けるなど、島の伝統文化、技術継承の為に尽力する。

98年、テキスタイルデザイナー真木 千秋、真砂 三千代とブランド「真南風(まーぱい)」を発表。99年、MOMAのジャパンテキスタイル展に出品。

紅露工房: http://kuurukoubou.wixsite.com/iriomote/about

4)WEBサイト制作

「知ろう」「守ろう」「話そう」「残そう」の4つのキーワードを軸に、情報発信を行います。

Us 4 IRIOMOTE: https://www.us4iriomote.org/

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。