マラソン大会は前夜祭から盛り上がる

出典:Via con Noi
マラソン大会Su e Zoのコースは、12.5㎞と6.5㎞の2つ。
大会には子どもたちもたくさん参加するので、前夜祭も子供向けと大人向けの2部構成になっています。
大人の部は21時から。
今年は、ヴェネチアのハードロック・カフェが会場になっていて、音楽を聞きながらお酒を飲んで楽しみます。
日本のマラソン大会の前夜祭というと、前日から体調を整えるために、お酒もほどほど。
開始も6時や7時などかなりはやい時間に開始し、パッパと終ることが多いのではないでしょうか?
イタリアの場合、夜のイベントは9時や10時はじまりが多いです。
Su e Zoにかんしては、12㎞コースも走る人ばかりでなく、歩く人も多くいます。
そういう意味でも、前夜祭から盛り上がる人が多いのでしょう。
またヴェネチアは街全体が世界遺産です。
昼間の風景も美しいですが、夜になるとガラッと雰囲気が変わり、美しいさにプラスして神秘的なところも加わわり、まるで映画のワンシーンよう。
そんな美しい夜のヴェネチアでお酒を飲みながら、翌日への英気を養うのかもしれません。
マラソン中でもお茶や食事も普通に食べちゃうヴェネチア人も?
イタリアに限らず、マラソン中の給水というと、走りながら受け取って、走りながら飲みますよね。
しかも5〜6㎞程度だと、給水所自体ないことも多いです。
でもSu e Zoの場合、6.5㎞のコースでも2ヶ所ほど休憩所がつくられていて、水やスナックなどがもらえます。
面白いのが、多くの参加者はマラソン中にもかかわらず、道などに座ってスナックと水でしっかり休憩するところです。
順位が関係するなら、休憩などほとんど取らずに走るのでしょうが、お散歩感覚で参加する人も多いので、しっかりと休憩して気持ちも新たに頑張るわけです。
またこんなにゆるいマラソン大会なので、走っているときにBarによってカフェを飲んだり、食事をしてしまうツワモノも。
地元の人に話を聞いたところ、出発時間は10時と10時半なので、短いコースならどんなに遅くても12時半には到着します。
しかし、12㎞のコースの場合お昼ぐらいにまだ歩いている人もいるわけです。
「腹が減っては戦はできぬ」ということなのか、途中のBarに寄ってヴェネチア名物のチケットと呼ばれるオープンサンドやパニーノで軽く腹ごしらえをし、マラソンに戻ると言う人も少なからずいるようです。
私たち日本人からすると、ありえないことですよね。
でもヴェネチアでは「Su e Zo あるある」らしく、とても興味深いです。
このSu e Zoの一番目的は、楽しく走ったり、歩いたりして、ヴェネチアの街を知るということです。
そのため小さな子供連れはベビーカーを持参で参加したり、高齢もいたりと、気軽に参加できるところが魅力です。
隠れ家的おすすめレストラン&ホテル「Ca’dei Dogi」

出典:Ca’dei Dogi
マラソン大会で疲れた後は、おいしい食事で締めるのがヴェネチア流。
マラソン後は人でごった返すサン・マルコ広場を避けて、ドゥカーレ宮殿の方に行ってみました。
ここで、親日家のご主人のいる隠れ家的レストランを見つけたので紹介しましょう。
場所はドゥカーレ宮殿とため息橋を通り越してすぐの、かなり細い路地で知る人ぞ知るという雰囲気。
お店の入り口には、中田英寿さんが来店したときの写真が飾ってあったり、日本が好きな様子も好感が持てます。
またレストランの内装は、古き良き時代のヴェネチアといった落ち着いた雰囲気で、なかは広々。
とはいっても人気店ということで、イタリア人のほか日本人らしき人で席はかなり埋まっていました。
3代目というご主人にお話を聞いたところ、奥様が日本人とのこと。
そのため日本人の好みをしっかりと把握しているところも人気の理由なのかもしれません。
お店一番人気メニュはヴェネチア名物の「イカスミのパスタ」や「ペスカトーレスパゲッティ」、そして「手長エビのグリル」と「カラマリフリット」だそう。
この Ca’dei Dogiは、レストランのほかにホテルもあり、1部屋、1部屋が異なった凝っている内装だそう。
ぜひ、泊まってみたいものです。
Corte santa scolastica,castello4242,30122 Venezia,Italia
Tel:+39 041 2413751