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ダイビングでは水濡れや衝撃から守りたい器材や貴重品が意外と多くあります。そんなダイバーの悩みを解決してくれるのが、耐久性と防水性に優れたペリカンケース(米Pelican社の防水ハードケース)。カメラダイバーだけでなく、ジェットスキーやSUPなど多くのマリンレジャーで活用されています

本記事では「ペリカンケースには何を入れるのか」「ダイバーに人気のサイズはどれか」といった疑問に答えながら、失敗しない選び方を紹介します。

なぜダイバーにペリカンケースが人気なのか

diving pelican case

ダイビングショップのボートや遠征先の空港で、あの無骨で堅牢なプラスチックケースを見かけない日はありません。なぜ、これほどまでにペリカンケースはダイバーに愛されているのでしょうか。

圧倒的な防水・防塵性(IP67)

ペリカンケースの最大の特徴は、シリコン製のOリングによる完全防水構造です。水しぶきが飛び交うボート上はもちろん、万が一水中に落としてしまっても中身は無事。砂浜での細かい砂の侵入も許しません。

「戦車で踏んでも壊れない」耐衝撃性

軍隊や警察、医療現場でも採用されるほどの強度を誇ります

ダイビング器材は、シリンダー(タンク)が倒れてきたり、荷崩れが起きたりと、物理的な衝撃を受けやすい環境。ペリカンケースは中身を装甲車のように守り抜きます。

自動気圧調整弁の存在

意外と知られていないのが、ケース前面にある「自動気圧調整弁」です(型による)。

飛行機での移動中、気圧の変化でケースが密閉されすぎて開かなくなる現象を防ぎつつ、水の侵入はブロックします。海外・離島遠征が多いダイバーには必須の機能です。

ペリカンケースには何を入れる?【ダイバーの中身の例】

diving pelican case

「ケースはかっこいいけれど、実際何を入れればいいの?」という疑問を持つ方へ、スタイル別の収納を紹介します。

ケースA:フォト派ダイバー

・ハウジング(カメラ本体専用の防水ケース)
・ストロボ、ビデオライト
・レンズ(マクロ、ワイド問わず)、ポート類
・予備のOリングやグリス

ケースB:貴重品セット

・スマートフォン、財布、鍵
・水中ライト、カメラの予備バッテリー
・ログブック、Cカード

ケースC:メンテナンス&セーフティセット

・Oリングセット、レンチなどの工具
・綿棒、マイクロファイバークロス、グリス(フォト派ダイバー向け)
・予備のマウスピース、結束バンド
・酔い止め、絆創膏、消毒液

ダイバーに人気のペリカンケース【サイズ別紹介】

pelican case

ペリカンケースには数十種類のサイズがありますが、ダイバーが選ぶべきモデルは絞られます

小型サイズ:小物の整理と貴重品の保護に

【代表モデル:1020/1150】
・1010 鍵、小銭、目薬、曇り止めなど小物のみの人におすすめ
・1020 小物プラス、サングラスを入れたい人におすすめ
・1150 小物プラス、財布や日焼け止めなど小物が多い人におすすめ ※筆者10年以上愛用

中型サイズ

【代表モデル:1200/1170】
・1200 コンデジ(TGシリーズなどコンパクトデジタルカメラ)のハウジングと、水中ライト・ストロボが入るサイズ。Goproなどのアクションカメラ派にもおすすめ

・1170 コンデジ用ハウジング、ライティング機器にプラス、コンバージョンレンズが入るサイズ

大型サイズ

【代表モデル:Air(エア)ケースシリーズ】
一眼レフでワイド、マクロどちらも楽しむ本格的フォト派ダイバーにはエアケースがおすすめです。

この大型サイズだけ型番を記していない理由は、所持しているハウジングと、水中ライトやストロボの個数、レンズの種類によって大きく異なり、組み合わせによって無数に広がるためです。

約7万円代からと安くはないため、何をどのように入れるのか、しっかりとシミュレーションし、必ずサイズを計測して購入しましょう。なお、カメラ器材を入れるため、しっかりと固定されるウレタンフォームのインナーをおすすめします。

用途別|おすすめサイズ早見表

diving pelican case

用途別でおすすめのサイズを紹介します。

用途 おすすめモデル 特徴
貴重品 1010/1020 コンパクトで場所を取らない
貴重品、サングラス 1060 サングラスやメガネ利用者に重宝されるサイズ
貴重品、日焼け止め、目薬
もしくはGopro用
1150 小さすぎず、大きすぎず、一番人気
コンデジ一式
(ハウジング、コンバージョンレンズ、水中ライト)
1170 初心者から上級者まで多くのダイバーが持つTGシリーズの保管に重宝されるサイズ
一眼レフ一式
(ハウジング、ポート、水中ライト・ストロボ)
Airシリーズ 軽くて大容量

ちなみに、筆者は1150(ウレタンフォームなし)を10年以上愛用中です。ヘアゴム、目薬、リップ、日焼け止め、除菌ウェットシート、小銭入れ、酔い止め、絆創膏、曇り止め、六角レンチ、綿棒などを入れています。

PELICAN(ペリカン)プロテクターケース 1150 フォームなし BLACK

上手なペリカンケース選びのコツ

diving pelican case

サイズ以外にも、購入前にチェックすべき重要なポイントが2つあります。

①インナー・ウレタンフォームの有無

ハウジングやレンズなどカメラ用に購入する際は必ずインナー入りのケースを選びます

特にウレタンフォームはカメラ本体やレンズ、ストロボ・ライトなど取り扱いに注意が必要な器材をしっかりと固定してくれるためおすすめです。

ペリカンケースのウレタンフォームには升目状の切れ目が入っており、器材の形に合わせてくり抜くことができます。一度くり抜くと元には戻せないので、どのように入れるのかを決めてから、くり抜きましょう。

②型によって条件が異なる

蓋側が透明のモデル、ウレタンフォームの有無を選択できるモデル、カラー展開が多いモデルなど、型番によって条件が様々です。

外観が類似しているので、希望のサイズにウレタンフォームやキャスターは付いているのかなど、細かく確認するようにしてください。

ダイビングでペリカンケースを使う際の注意点

diving pelican case

最強に見えるペリカンケースにも、運用上の注意点があります。

Oリングの潮噛みに注意

ダイビング器材と同じく、ケースの防水性を担保しているのもゴム製のOリングです。開閉時に砂や潮の結晶が噛んでしまうと、そこから浸水します。時々Oリングの状態を確認し、汚れは拭き取るようにしましょう。

なお、Oリングは別途販売されています。劣化が見られる場合は交換してください。

湿気の高い環境での開閉を避ける

自動気圧調整弁はケースの膨張や収縮以外にも、結露を防止する役目があります。

ただ、湿度が高い状態で閉じると湿気も閉じ込めてしまい、ハウジングやレンズに結露がたまります。湿気の高い環境での開閉が考えられる場合は、シリカゲル(乾燥剤)などで、湿気対策をしてください

「重さ」の罠

エアーシリーズ以外の大型ペリカンケースは空の状態でもかなりの重量があります。詰め込みすぎには注意し、事前にトータルの重さを計量する習慣をつけましょう。

ペリカンケースは、ダイバーにとって大切な器材や貴重品を守る信頼性の高いアイテムです。「何を入れるか」「どのサイズが人気なのか」を理解した上で選べば、ダイビングの快適さと安心感は大きく向上します。自分のスタイルに合ったペリカンケースを選び、ストレスのないダイビング環境を整えていきましょう。

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ライター

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マリンスポーツのジャンルを得意としたwebライター。海遊びの楽しみ方やコツを初心者にも伝わるよう日々執筆活動中。スキューバダイビング歴約20年、マリンスポーツ専門量販店にて約13年勤務。海とお酒と九州を愛する博多女です。