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毎年2月にスペイン南部で開催される「ブエルタ・アンダルシア」。今年はアスタナのヤコブ・フルサン選手の優勝で幕を閉じました。他のスペインのレース同様、ファンと選手の距離が非常に近いレースです。今回の記事では、今年のこのレースについて、レポートします。

セビリヤでのスタート

ブエルタ・アンダルシア2019

 

第2ステージのスタート地点は、セビリヤの名所であるスペイン広場の正面。

たくさんの観光客が見守る中、サイン台へ選手たちが集合します。

中には、一人だけサイン台に遅れてきたチームメイトに対して、無言の圧力をかけている選手もいたりして、観客も思わず笑顔になります。

好天に恵まれた今年のブエルタ・アンダルシア。

気温も高かったため、スタート時点で半そでのウエアに身を包んだ選手がたくさんいました。

 

ブエルタ・アンダルシア2019

「遅いぞー」とチームメイトに無言の圧力。

 

スタート地点も、スペイン広場の中。

セビリヤ名物の建物を背に、選手たちがスタートします。

 

ブエルタ・アンダルシア2019

 

この日のステージ優勝は、ヨーロッパ・チャンピオンのマテオ・トレンティン選手(ミチェルトン・スコット)。

ゴール前のスプリントを制しての勝利でした。
 

地球の歩き方 マドリードとアンダルシア/学研プラス
地球の歩き方 マドリードとアンダルシア/学研プラス

 

タイムトライアル

ブエルタ・アンダルシア2019

 

第3ステージは個人タイムトライアル。

距離は16㎞と短めですが、ほとんど平地のないことが特徴のこの日のコース。

前半は登り主体、中盤は下り主体、そしてゴール前にまた登り、というかなり過酷なコースです。

この日の舞台となったハエンは、世界有数のオリーブの産地。

広大なオリーブ畑を突き抜ける一本の道を選手たちが走ります。

とはいっても、レース前選手たちの表情は意外とリラックスしたもの。

チームごとに集まって、慎重に、でもどこかリラックスした空気の中で、選手たちはコースを試走します。

まだ観客の少ない、オリーブ畑の真ん中で写真を撮っていると、なぜか挨拶してくれるサイクリストがいたりします。

 

ブエルタ・アンダルシア2019

 

しかし、一旦レースが始まれば、そこはプロの勝負の世界。

限界まで自分を追い詰めて走ることができる選手たちの姿が、そこにはあります。

 

ブエルタ・アンダルシア2019

 

この日のタイムトライアルを制したのは、当時リーダージャージを着ていたティム・ウエレンス選手(ロット・スダル)。

今年のブエルタ・アンダルシアの第1ステージも制した彼の調子は、まさに絶好調。

昨年のブエルタ・アンダルシアの総合優勝者でもあるウエレンス選手。

多くの人が、彼のこのレースの2年連続制覇を考え始めた、この日のタイムトライアルのステージでした。

 

 

レースの流れが変わった、グラナダでの第4ステージ

ブエルタ・アンダルシア2019

カルロス・バルベロ選手(モービースター)が子供に自転車の見張りを依頼中。

 

第4ステージの舞台はグラナダ。

アルハンブラ宮殿のある街として日本でも有名です。

スタート地点は、そんなアルハンブラ宮殿からもほど近い、アルミーリャという町。

地元の自転車クラブに通う子供たちが、サイン台に集まります。

そんな子供たちのお目当ては、モービースターのサイクリストたち。

いつもより早めにサイン台に来て、子供たちと一緒の記念写真に写ります。

憧れのプロの選手が使っている自転車を見つめる子供たちの表情は、真剣そのものです。

 

ブエルタ・アンダルシア2019

 

この日は、まだかなりの雪が積もるシエラネバダを中心とした、山岳ステージ。

いわゆる、クイーンステージと呼ばれる、重要なステージです。

そのため、スタート前にサイン台に集まる選手の表情も若干の緊張の色が見られました

そして、この日のレースがスタートします。

すると、アスタナとミチェルトン・スコットの2チームがレースをしっかりとコントロールして、リーダージャージを着るウエレンス選手を追い詰めます。

最終的に、この日のグラナダ市内のゴールに一番最初に飛び込んできたのは、サイモン・イエッテス選手(ミチェルトン・スコット)でした。

レース終盤に集団から抜け出して逃げ切り、この日のステージ優勝をものにしました。

 

ブエルタ・アンダルシア2019

サイモン・イェッテス選手。

 

そしてリーダージャージは、ヤコブ・フルサン選手(アスタナ)の手にわたりました。

 

ブエルタ・アンダルシア2019

ヤコブ・フルサン選手

 

結局、翌日の最終ステージでもフルサン選手がこのリーダージャージを守り切り、2019年のブエルタ・アンダルシアを制覇しました。
 

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好天に恵まれた今年のブエルタ・アンダルシア。毎年、登りを得意とする選手が出走するレースです。特に今年は一番登りが厳しいステージで、総合優勝者が決まりました。また、このレースでよい結果を出した選手の多くは、春先の他のヨーロッパのレースでも好成績を残すことが多いのです。選手にとって、ブエルタ・アンダルシアは春先の重要なレースの1つなのです。そして、今年はこのレースで、ファンと選手との交流が例年よりも多く見られたのが、非常に印象的でした。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。