2025年3月2日に「春の自然を巡り味わおう!里山体験イベント in 千葉県長南町」が開催されます。2月16日(日)まで一般参加者を募集しているので、気になる方は早めにチェックしてみてください。
「春の自然を巡り味わおう!里山体験イベント in 千葉県長南町」とは
今回行われるイベントは、森林や里山の新たな価値を作り届けることをミッションに、自社ブランドの運営や環境経営支援を行う株式会社プノントイと、千葉県長南(ちょうなん)町を中心に森林整備や間伐に取り組む一般社団法人もりびとのコラボレーションによるものです。
参加者それぞれに対し、「里山への関わり方を探るきっかけ作りを提供したい」という願いが込められています。
里山の課題
里山とは、自然と都市の中間的な存在であり、人の働きかけを通して維持された自然環境のことです。
近年では、人々のライフスタイルや人口減少などにより、里山の活用が減り手入れ不足に陥っています。それにより、生物多様性の低下や農作物の鳥獣害、土砂災害、不法投棄の増加などが全国的な問題となっているのです。
里山整備の大きな課題として、担い手の世代交代が進まず、活動団体の継続が困難であることが挙げられます。このような現状を知ってもらい、興味や考えを深めてもらうために、第1弾として今回の「里山体験イベント」が企画されました。
今回の取り組みは、森林整備作業の見学や体験などを通して、都市で働く人や企業が里山に関わるきっかけを生み出すことを目的としています。将来的には、里山の維持管理の担い手となる法人や個人を増やしていく試みを構想しているそうです。
当日のプログラム
オリエンテーション後は「もりびと」のガイドのもと、まずは1時間30分ほどグループに別れて森歩き。季節の野草や花、里山の自然の成り立ちなどについて、解説してもらいながら散策を楽しめます。歩きながら里山への理解が自然と深まるでしょう。
森歩きのあとは、ピザ窯や焚火を使用した昼食作り。また、ハチミツの試食も行われる予定です。
その後、間伐作業見学と活動体験を行います。「もりびと」レクチャーのもと、希望者3~4人が木を倒す最後の一撃を体験できます。丸太搬出の体験は全員参加です。参加者で力を合わせて取り組みましょう。
最後に、熊野上コミュニティーセンターで交流や意見交換を行います。グループに別れて、これからの里山への「関わり方」へのアイデアを深めます。地域の方も参加するので、実際に里山に携わる方の貴重な意見を聞きながら里山について考えるきっかけになりそうです。
雨天決行なので、濡れたり汚れたりしてもいい服装で参加するのがおすすめです。小学生以上であれば、子どもの参加もOK。家族で体験できるのもうれしいですね。
「千葉県長南町」について
千葉県長南町は人口が約8,000人で、県内の過疎地域の一つ。豊かな自然環境が残る町で都心から約1時間半という近さでありなら、気軽に訪れることができます。
長南町の佐坪(さつぼ)地域には、環境省が選定した名水100選の千葉県第1号「熊野の清水」があり、清流にも恵まれています。
昔のままの上総の生態系や、山菜・果実を収穫できる環境を保全しつつ、災害に強い里山の維持を目指していく取り組みがなされています。
日時:2025年3月2日(日) 10:00~15:30 ※雨天決行
場所:熊野の清水周辺の里山・熊野上コミュニティーセンター(千葉県長生郡長南町佐坪240)
料金:大人(中学生以上)5,500円、子ども(小学生)3,300円
対象年齢:小学生以上
申し込み締め切り:2月16日(日) 23:59
「春の自然を巡り味わおう!里山体験イベント in 千葉県長南町」の詳細はこちら
「キャンプや登山とは違った自然体験に参加してみたい」「里山や森林の保全に興味がある」という方は、ぜひチェックしてみてください。
ライター
Greenfieldニュース編集部
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