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ロードバイクを保管する台風対策のポイント
まずは、台風対策においてロードバイクを保管するポイントを紹介します。
ポイント①:屋内で保管する
台風が予報されている場合は、家や車庫など屋根のある場所で保管するのが望ましいでしょう。屋内であれば、雨風による自転車のサビやタイヤの空気圧の大幅な変化を避けられるため、ロードバイクを良好な状態で保てます。また、防犯面においても屋内保管がおすすめです。
風の強さが与える影響については、気象庁による「風の強さと吹き方」からまとめましたので、参考にしてください。
風の強さ | 平均風速(m/s) | 影響 |
やや強い風 | 10~15未満 | ・風に向かって歩きにくい ・傘がさせない |
強い風 | 15~20未満 | ・風に向かって歩けない ・転倒する人もいる ・雨戸やシャッターがゆれる |
非常に強い風 | 20~30未満 | ・何かにつかまらないと立てない ・飛来物によってけがのおそれ ・看板が落下・飛散する ・道路標識が傾く |
猛烈な風 | 30以上 | ・何かにつかまらないと立てない ・飛来物によってけがのおそれ ・電柱や街灯が倒れる可能性あり |
平均風速20m/sを超える台風は、非常に強い風が予想されるため、そのときだけでも屋内に入れると、破損などの心配が軽減できるでしょう。
以下の記事では、屋内で保管するメリットを詳しく紹介しています。
ポイント②:自転車カバーをかけて重り・ロープで固定する
自宅に車庫がなく、屋外で保管する場合には、自転車カバーを使用した保管方法が簡単です。自転車カバーには数多くの素材や形の商品があります。雨風をしのぐ目的であれば、自転車が全部覆えるフルカバー型を選びましょう。
また素材は、耐久性の高いナイロンや、撥水加工に優れたポリエステルがおすすめです。防水や紫外線カット加工がされているタイプであれば、より自転車の劣化が防げるでしょう。
ただし風が強い場合は、重りやロープで自転車が倒れないように対策する必要があります。可能であれば、はじめから倒した状態で保管するのがおすすめです。なお、自転車用品などは別で保管してください。
ロードバイクを安定して駐輪するためには、バイクスタンドが活躍します。以下の記事では、バイクスタンドを詳しく紹介しています。
ポイント③:ガレージテントを活用する
「毎回自転車カバーをかけるのが大変」「物置用の車庫がほしいけれど自宅にスペースがない」という人はガレージテントを活用しましょう。
なお、台風に適したガレージテントを選ぶ際は、素材や設置環境に注意が必要です。それぞれ説明しますので参考にしてください。
素材
ガレージテントの屋根となるシート(幕)の素材はとても重要です。耐久性や耐水性、UVカットなどの性能は、シートの素材によって異なります。
なかでも、ポリエステル系の素材は耐久性や耐水性が高いといわれています。さらにUVカットや防水といった、機能面を補う加工がされている商品もあるため、ぜひチェックしてください。
また、シートを支えるフレームには、スチールやアルミが使用されています。アルミはサビにくいのが特徴ですが、スチールよりも強度が劣るため、台風対策としてはスチール素材がおすすめです。
設置環境
ガレージテントは、設置環境にあったものを選ぶ必要があります。一般的には土や砂利に、ペグや杭を用いて固定します。地面がコンクリートの場合は、アンカーやペグ、専用の工具が必要になるでしょう。
地面への直接的な固定が難しい場合は、重りを利用する方法もあります。設置したい場所をあらかじめ確認してから検討してください。
なお、注文してから届くまで日数がかかる場合があるため、ロードバイクを購入する際にはガレージテントも早めに注文しましょう。ガレージテントを試しに設置してみたい人は、レンタルサービスの利用がおすすめです。
また設置作業を無料で行うサービスもあります。詳細を知りたい人は、レンタル会社の公式ホームページを検索し、無料見積もりをお願いしてみましょう。
ロードバイクのガレージテントと自転車カバーの耐久性比較
ガレージテントと自転車カバーの耐久性の違いを紹介します。
自転車カバーの耐久年数
自転車カバーは、ママチャリなどを屋外で保管する方法としてポピュラーなアイテムです。一般的な耐久年数は、薄手タイプで約半年〜1年、厚手タイプで約1〜2年といわれています。手頃なものが多く、駐輪場などで簡単に使用可能ですが、長時間日が当たったり潮風にさらされたりすると、劣化が早くなってしまいます。
ガレージテントの耐久年数
ガレージテントの耐久年数は自転車カバーより高く、約4〜5年ともいわれています。素材や設置環境によって耐久年数に差が生まれるようですが、耐水性や防風性においてはどちらもガレージテントのほうが優れています。さらに積雪対策にもなるため、雪の降る地域で利用する際はガレージテントがおすすめです。
台風に強いガレージテントおすすめ2選
ここからは、多用なおすすめガレージテントを8つ紹介します。まずは、台風に強いガレージテントです。
南榮工業株式会社/サイクルハウス3台用 | Creer/バイクガレージ | |
シート | ・ポリエチレン ・ターポリン |
・ポリエステル |
フレーム | 鉄 | 鉄 |
サイズ | 幅:1560mm 奥行:2200mm 高さ:1650mm |
幅:1600mm 奥行:2300mm 高さ:1750mm |
重量 | 18.6kg | 15kg |
防水性や耐久性に優れたタイプをピックアップしました。
南榮工業株式会社/サイクルハウス3台用
創業60年の歴史をもつ南榮工業株式会社。その代表的な製品がサイクルハウスです。耐久性・防水性の高いターポリン生地を採用しており、雨風をしのぐ効果が見込めます。天幕・前幕・後幕の3構造になっていて、組み立てが簡単なのがうれしいポイントです。不慣れな人が1人で取り組んでも約2時間ほどで完成します。
また各部の幕や部品が破損した際には、部分的に買い替えられるので、メンテナンス次第では長期間、使用できるでしょう。丈夫で耐水性のよいガレージテントを探している人におすすめです。
Creer(クレエ)/バイクガレージ
耐水機能に優れたガレージテントです。ポリエステル素材で耐水圧3500mmをほこる幕には、裏側に止水テープが使用されていて隙間からの雨水も防げます。また、2つのペグと重石による固定方法が選択でき、幅広い設置環境に対応可能です。6本のペグと重石カバー、さらに固定するゴムバンドも付属しているので、風の強い日に飛ばされる心配が軽減できるでしょう。
自転車が2台入るサイズなので、ツーリングを楽しみたいご家庭にもぴったり。複数あるロードバイクの台風対策として検討してみてください。
盗難防止機能付きガレージテントおすすめ2選
盗難防止機能付きのガレージテントを紹介します。
DOPPEL GANGER/ストレージバイクガレージDCC330LーGY | GAREASY/WIDE | |
シート | ポリエステル | ポリエステル |
フレーム | スチール | パウダーコーティングパイプ |
サイズ | 幅:1600mm 奥行:2250mm 高さ:1700mm |
幅:2000mm 奥行:2570mm 高さ:1830mm |
重量 | 14.7kg | 34kg |
お気に入りのロードバイクの保管や、大切な自転車用品の物置を探している人は参考にしてください。
DOPPEL GANGER(ドッペルギャンガー)/ストレージバイクガレージ DCC330LーGY
ロードバイクのメンテナンスがしやすく、外から施錠が確認できるガレージテントです。内装にメッシュポケットやランタン用のフックを配置しており、自転車置き場としてだけでなく、メンテナンスや改造などの趣味を楽しむ場所としても活躍します。
防水性に優れたポリエステル素材の幕と、カバーの裏側に施されたPUコーティングによって水の侵入を防ぎます。両サイドを開閉して換気すれば、水滴や湿気によるサビを抑制できるのも魅力のひとつでしょう。
外から車体をロックしているのが見えるため、盗難しにくい環境だと視覚的にアピールできて防犯面もばっちりです。大切なロードバイクの保管場所として使いたい人は、選択肢に加えてみてください。
GAREASY(ガレイジー)/WIDE(ワイド)
チェーンなどでロック可能な盗難防止バーがついたガレージテントです。入り口は自転車の出し入れがしやすいワイドなタイプですが、閉じる際にはチェーンなどを使用してしっかりとロック。盗難の心配が減るでしょう。
シートは丈夫なポリ塩化ビニル(PVC)とパウダー加工されたパイプの組み合わせのため、耐久性も抜群です。雨風対策だけでなく、大切なロードバイクの盗難防止対策にもおすすめです。
設置が簡単なガレージテントおすすめ2選
とにかく簡単に設置したい人におすすめのガレージテントを紹介します。
MOEM/自転車テント サイクルハウス | KOMINE/AK-103 モーターサイクルドーム(Lサイズ) | |
シート | オックスフォード210 | ポリエステル |
フレーム | - | スチール |
サイズ | 幅:830mm 奥行:2000mm 高さ:1580mm |
幅:1040mm 奥行:2690mm 高さ:1540mm |
重量 | 8.6kg | 22.1kg |
設置が簡単な分、風への耐久性が低いため、簡易的に使用したい人はぜひ参考にしてください。
MOEM/自転車テント サイクルハウス
省スペースの設置に適したコンパクトなガレージテントです。横幅200cm、奥行き83cm、重量は2.49kgとスマートで軽量なため、庭や駐車場、ベランダなど狭いスペースに設置できます。コンパクトながら自転車が2台入るサイズで、ツーリングを楽しむ人にも向いています。
また、組み立てが4ステップと比較的簡単なため、15分ほどで完成するのがうれしいポイントです。ドーム型形状により、雪が降っても上に積もりにくい構造も魅力といえます。簡易な組み立てタイプで、積雪からも守りたい人はご一考ください。
KOMINE(コミネ)/AK-103 モーターサイクルドーム(Lサイズ)
組み立てが簡単なシェルタータイプのテントです。サビ塗装が施してある丈夫なスチール製フレームが特徴で、付属の説明書にしたがって組み立てるだけと手軽に設置できます。
また、フレームを覆う形のポリエステル製カバーには防水加工が施されており、高い耐水性が期待できます。また、カバーのスペアが別売りで販売されているため、傷んだ際には買い替えができ長く使用可能です。
ドーム型のシェルターは自転車置き場にも置いておけるので、自転車カバーよりも丈夫な保管方法を探している人におすすめです。
床に固定できるガレージテントおすすめ2選
床に固定できるガレージテントを紹介します。
SIS/ガレージテント0606 | Daytona/MC HOUSE | |
シート | ポリエチレン | ポリエステル |
フレーム | カーボンスチール | 鉄 |
サイズ | 幅:1820mm 奥行:1820mm 高さ:1820mm |
幅:1300mm 奥行:2600mm 高さ:1300mm |
重量 | 21.5kg | 42.5kg |
床への固定は台風対策に有効なため、ぜひ参考にしてください。
SIS(エスアイエス)/ガレージテント0606
地面に固定できる大型のガレージテントです。ロードバイクの改造やメンテナンスをする車庫としても活用できます。固定用の杭がセットになっているため、別途購入の必要がないのもうれしいところです。
ポリエチレン製の幕はファスナー式の大きな入口になっており、雨風からの防護性が高いのが魅力。直径3.5cmのスチールパイプを使用しているため、作りも頑丈です。地面に設置できる大型ガレージテントで、ロードバイクのメンテナンスやカスタマイズを楽しみたい人に適しています。
Daytona(デイトナ)/MC HOUSE
砂利や土に固定できる、インテリアとしてもおしゃれなガレージテントです。MC HOUSEのデイトナは、砂利のない土に適しているスパイラルアンカーと、砂利に適しているU字アンカーが用意されているため、設置環境にあわせたアンカーが選べます。また、幕の前後にはエアベンチレーションが設けられており、通気性もばっちりです。
また、庭のインテリアとしても映えそうな素敵なロゴもポイントです。機能面だけでなく、デザイン性も高いおしゃれな固定式ガレージテントを探している人におすすめです。
ロードバイク用ガレージテントの正しい設置方法・組み立て方
最後に、ガレージテントの設置方法や組み立て方を説明します。
ガレージテントの設置方法
ガレージテントの設置方法は主に3種類あります。
- アンカーボルトでコンクリートに設置
- U字ペグで土に設置
- 水や砂、重石を使って設置
以下でそれぞれの設置方法を紹介します。
アンカーボルトでコンクリートに設置
アンカーボルトで地面(コンクリート)に穴を開けてテントを設置する方法です。穴を開ける専用工具やアンカーボルトを別途購入する必要がありますが、最も強固なため、風の強い地域におすすめです。ただし、設置すると外しにくいデメリットもあります。
U字ペグで土に設置
ご家庭の庭など、土の部分にU字ペグで設置する方法です。ポピュラーな設置方法のため、はじめから商品にペグが付属していることもありますが、そうでなければホームセンター等で購入できます。
設置のポイントはハンマーなどを用いて、しっかり固定すること。設置する地盤が弱い場合は、上から重りやロープで補強するとよいでしょう。
水や砂、重石を使って設置
駐車場など、地盤に穴を開けられない場所におすすめなのが、重りを使って設置する方法です。重りには、サイクルガレージ専用の重石や、注水式のウォーターウェイト、砂を入れる砂袋(ウェイトバッグ)などを用います。
ただし、ウォーターウェイトは凍結する恐れがあるため、冬場の使用は避けましょう。通年使用する場合は、砂や石を使って設置してください。
ガレージテントの組み立て方法
組み立て方は商品によって異なります。ここでは、台風に強いガレージテントで紹介した、南榮工業株式会社から販売されている「サイクルハウス3台用」を例に組み立ての手順を説明します。主なステップは以下です。
- ベース用前後パイプを2本組み立てる
- ベース用横パイプを2本組み立てる
- 先に組み立てたパイプをパイプジョイントで組む
- 脚用パイプをパイプジョイントに差し込む
- 横通し用パイプを脚用パイプに差し込む
- アーチ用パイプ・天井通し用パイプをパイプジョイントに差し込み天井部を組み立てる
- 天井部をパイプジョイントに差し込み組み立てる
- 前後幕を張る
- 天幕を広げ、向きを確認して骨組みにかぶせる
- 天幕を張る
- 天幕を絞り、固定する
- U字クイで固定する
間違った組み立て方法だと、性能を十分に発揮できなかったり、倒壊したりする恐れがあるため、それぞれの説明書を事前に確認してから設置しましょう。組み立て方法の詳細については、公式ホームページの情報をもとに実施してください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。