路面状況を選ばない順応性

ファットバイク 特徴

出典Pixaday

マウンテンバイクも悪路への順応性は高いですが、競技用自転車としての性能を重視して設計・開発されているので、レースで想定される路面状況を速く走る前提とした走行性能を求められています。 

ファットバイクはタイヤが太く、かつ径が小さいためマウンテンバイクのようにスピードを出して走るのは苦手ですが、悪路の走破性においてはどんなマウンテンバイクにも負けない性能を有しています。 

  • 砂地 
  • 緩いぬかるみ 
  • 雪道 

これらの路面状況ではマウンテンバイクはスタックしてしまい、ペダルを漕いで走ることは困難です。 

ファットバイクは接地面積が広いため、こういった柔らかい路面でもタイヤが埋まりにくく走行が可能です。 

タイヤパターンもそれぞれに適合するものが発売されているので、カスタマイズによりさらに走行性能を上げることもできます。 

トップスピードを犠牲にしているため競技は不向きですが、このメリットを生かして海外ではアウトドアの足としても活用されています。 

日本では神奈川県大和市消防本部に、災害時の足としてファットバイクが配備されるなど、今後ファットバイクは幅広い分野で活躍することが期待されています。

 

ファットバイクはルックスに注目されがちで、最近はファットバイクを模したルック車も登場しています。しかし本来の魅力は走行性能で、他の自転車には不可能な悪路も物ともしない走破性は画期的とも言えます。雪国ではこの性能を生かした雪上イベントも活発に行われています。もちろんかっこよさも大きな魅力ですが、もしファットバイクを手に入れる機会があれば、その走行性能を生かすカスタマイズをしてみるのもおすすめです。

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Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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