暗闇を照らすのに必要なLED懐中電灯。災害時だけでなく、キャンプでもひとつは持っておきたいアイテムです。今回は、キャンプにおすすめのLED懐中電灯を紹介します。選ぶ際のポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
LED懐中電灯を選ぶ際の5つのポイント
キャンプ向けのLED懐中電灯を選ぶ際の、5つのポイントを紹介します。
①明るさ|200ルーメン以上を基準に選ぶ
キャンプで使用する場合、200ルーメン以上の明るさがおすすめです。ルーメンとは、LED懐中電灯の明るさを示す単位。
手元や足元を照らすだけであれば、50〜100ルーメン程度で十分ですが、キャンプでは野外での夜間行動がともないます。数十メートル先まで照らし、視野を確保する必要があるため、200ルーメン以上が好ましいでしょう。
②携帯性|ペン型やスリムタイプを選ぶ
LED懐中電灯は、野外で持ち歩く機会が多いため、コンパクトなものがおすすめです。ペン型のスリムなものや、手のひらに収まるサイズのものなど、さまざまなタイプがあります。
③防塵性・防水性|IP64以上を目安に選ぶ
アウトドアでの使用なら、防塵・防水機能を備えたものがおすすめです。防塵と防水の性能は、IPという等級で表されます。IP◯△と表記され、◯が防塵性、△が防水性を示し、数値が高いほど性能が高くなります。
キャンプで使用する場合は、完全な防塵構造で、水の飛沫を防げるIP64以上を選ぶとよいでしょう。
なお、防塵・防水どちらかの加工がされていない場合は、数字の部分がXと表記されます。購入前に必ずチェックしましょう。
④電池の種類|コスト面を考慮して選ぶ
電池を選ぶ際は、コスト面を考慮しましょう。LED懐中電灯の電池は主に、乾電池と充電池の2種類です。
乾電池のメリットは、充電池よりも長時間使用できる点です。また、手軽に購入できるため、電池が切れてもすぐに交換できます。ただし、コストがかかるのがやや難点といえるでしょう。
充電池は、電池を購入する必要がなく、比較的コストがかからない点がメリット。ただし、充電が切れてしまったときに備え、モバイルバッテリーを携帯するなどの対策が必要です。
⑤照射範囲の調整機能|無段階で調整できるものを選ぶ
照射範囲を無段階で調整できるものを選ぶとよいでしょう。無段階とは、自分の好みの明るさに細かく調整できること。夜間の移動では、足元だけでなく、広範囲も照らせるLED懐中電灯がおすすめです。
キャンプに持っていきたいLED懐中電灯5選
LED懐中電灯のおすすめを5つ紹介します。キャンプにぴったりなものを厳選したので、ぜひチェックしてください。
①GENTOS (ジェントス)「FLP-2305」
乾電池と充電池のどちらも使用できるうえ、防塵性・防水性に優れているLED懐中電灯です。
フォーカスヘッドを回すことで、照射範囲を無段階に調整可能。最大照射距離は121mで、暗い夜道を遠くまで照らせます。
ベルトループが付いた専用ポーチが付属しているのもうれしいポイント。コンパクトで携帯しやすい懐中電灯を探している人におすすめです。
明るさ | 320ルーメン(最大時) |
サイズ | φ29.8×147.9mm |
電池の種類 | 単3形アルカリ電池×2本 エネループ・充電式エボルタ使用可能 |
防塵・防水性能 | IP64 |
連続点灯時間 | 約11時間 |
②LEDLENSER(レッドレンザー) 「P6R Core」
防塵・防水性能に優れ、十分な明るさを有するLED懐中電灯です。最大900ルーメンの明るさと、IP68の防塵・防水性能は、キャンプで使用するのに申し分ないスペック。
また、最新の「マルチコアオプティクス」機能を搭載し、水中でも安定した照射が可能です。天候の急激な悪化が想定されるキャンプにぴったりな商品でしょう。
明るさ | 900ルーメン(最大時) |
サイズ | φ35×151mm |
電池の種類 | 専用充電池 |
防塵・防水性能 | IP68 |
連続点灯時間 | 約2~95時間(照射モードにより異なる) |
③OLIHGT(オーライト) 「Baton 3」
軽量コンパクトでありながら、非常に明るいLED懐中電灯です。重さはわずか53gにもかかわらず、最大1200ルーメンの明るさを誇ります。クリップが付いているため、バッグパックなどに留めて使用できるのもうれしいポイント。
ポケットに入れて持ち運べるほどコンパクトなので、徒歩キャンプや登山にもおすすめです。
明るさ | 1200ルーメン(最大時) |
サイズ | φ21×63mm |
電池の種類 | 充電池 |
防塵・防水性能 | IPX8 |
連続点灯時間 | 20日 |
④Goal Zero(ゴールゼロ) 「Lighthouse Micro Flash」
一時は入手困難なほど人気だったLED懐中電灯です。人気の秘密は充実した機能にあります。
3つの点灯モード切り替えと、明るさの調整が可能。また、手のひらに収まるコンパクトサイズで使いやすさ抜群です。
吊り下げ用ハンガーが付いているため、さまざまな使い方ができるのも人気の理由。デザイン性に優れ、カスタムパーツが充実しているのも魅力です。
懐中電灯だけでなく、ランタンとしても使用したい人にイチオシの商品です。
明るさ | 150ルーメン(最大時) |
サイズ | φ37.75×93mm |
電池の種類 | 充電池 |
防塵・防水性能 | - |
連続点灯時間 | 約7〜170時間(照射モードにより異なる) |
Goal Zeroについて詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。
Goal Zero(ゴールゼロ)のLEDランタンは本当に買いなのか、実際に使ってみました
⑤Energizer(エナジャイザー) 「ハイブリッドタクティカルライト」
乾電池と充電池のどちらも使えるハイブリッド仕様のLED懐中電灯です。乾電池を携帯しておけば、充電が切れてもすぐに使えるでしょう。
ハイ・ロー・ストロボの3つの照射モードに対応しているので、シーンに合わせて使い分けられます。スマホの充電も可能で、災害時にも活躍する商品です。
連泊するキャンプなどでも、電池切れの心配なく使用できるでしょう。
明るさ | 1200ルーメン(最大時) |
サイズ | φ49×198mm |
電池の種類 | 単3形乾電池×6本 リチウムイオン電池 |
防塵・防水性能 | IPX4 |
連続点灯時間 | 約4~15時間(照射モードにより異なる) |
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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